最近、Youtube などでサイクリング動画あげる人増えましたね。
Vlogやってる人も増えてますし、トラブル防止のため「ドラレコ」代わりに自転車にアクションカメラを付ける人も。
「自分も自転車にカメラ取り付けて動画撮ってみたい!」
そうは思うものの・・
マウントとかアダプタの種類が多すぎて実際どれが良いのか分かりませんよね。
どうやって取り付けたらいいの?簡単に取り付けれる自転車用カメラマウントはどれ?
と迷っておられる方も多いはず。
実際僕もそうでした。
散々迷いに迷って調べた挙句、「MINOURA(ミノウラ)カメラマウント VC-100」というカメラマウントを購入したのでレビューしてみます。
結論から言うと、「自転車の振動にも緩みなくしっかり取り付けられてワンタッチで着脱できる優れもの」。
これから自転車カメラデビューしようと考えている人におすすめのアイテムです。
【レビュー】MINOURAカメラマウント VC-100
僕は自転車の動画を撮る際、今までヘッドストラップ(クリップ)を使用していました。
実際に乗っている視点で撮影できるので臨場感があるという利点はあるものの・・安全確認などのため首を振ると、映像も振れてしまうという。
それなら自転車本体に取り付けてみようと思って、自転車用カメラマウントを探していました。
求める条件は2つ!
❶ ブレないこと
❷ 耐久性があること
この2つの条件をクリアするマウントを探して見つけたのがこちら。
「MINOURA(ミノウラ)カメラマウント VC-100」です。
軽く説明すると、箕浦(ミノウラ)は岐阜県にある1933年創業の老舗自転車部品メーカー。
《Made in JAPAN》のクオリティーで世界中のサイクリストに愛されています。
こちらのカメラマウントは、サイズが2種類あります。
品番 | ||
---|---|---|
装備クランプサイズ | S(φ22-29に対応) | M(φ28-35に対応) |
重量(g) | 74 | 75 |
対応 | 一般のハンドルバー | オーバーサイズのハンドルバーや丸断面のステム |
クランプ側面のロゴ印刷色 | 赤 | 黒 |
価格 | 1,547円 | 1,575円 |
※ 価格は2020年7月21日現在
取り付けるバー(パイプ)の径によって選ぶ必要があります。
側面の文字の色によって見分けることができます。
一般的な自転車の場合「赤(S)」、ロードバイクやクロスバイクなど太めのハンドルバーなら「黒(M)」を選ぶと良いでしょう。
僕は今回、折りたたみ自転車に取り付けようと考えているので、Sサイズ(VC-100S)を購入しました。
こちらが実際に届いた「MINOURA カメラマウント VC-100S」です。
では早速使ってみましょう!
【レビュー動画】実際にいろんなカメラ付けて使ってみた
「MINOURA カメラマウント VC-100S」 で、どんな動画が撮れるのか実際に撮影してきました。
アクションカメラ「GoPro HERO7」、360度カメラ「insta 360 0NE X」、そしてジンバル搭載小型カメラ「Osmo Action」、それぞれ取り付けて撮影してきましたのでご覧ください。
・GoPro HERO7
ブレが少なく非常に見やすい動画が撮れました。
GoProの手振れ補正が優秀というのもありますが、カメラマウントの取り付けによるガタつきも一切なくかなり滑らかです。
ただ画角的にタイヤを入れての撮影は無理でした。
臨場感のある動画を撮りたいなら、ヘッドストラップやチェストハーネスなどの方が良さそうです。
・insta 360 ONE X
360°カメラの動画も非常に滑らか。
しかも、アクションカメラ「GoPro」では厳しかった、画角の狭さを見事に解消!
360度撮影出来ているので、後から自由に画角調整できるのが良いですね。
ハンドルバーに取り付けるなら、アクションカメラより360度カメラの方が相性が良いのでは?とも思わせてくれる動画になりました。
・GoPro MAX
【2020年10月10日追記】
MINOURAのマウントがあまりに便利だったので、もう一つ大きめのサイズ「VC-100M」を購入し、草原(牧場)サイクリングに行ってきました!
(※ Mサイズは、クロスバイクやロードバイクなど大きな自転車用です)
天気も良く、めちゃくちゃ迫力のある映像が撮れて大満足です。
ちなみに取り付ける際、少し斜めに倒して撮影することで、より臨場感のある動画になりました。
これだけ倒しても固定できるのを見ると、「MINOURA」のホールド力がいかに凄いかがお分かりいただけると思います。
※ 草原(牧場)サイクリングは、ガイド同伴で許可を得て撮影しています。
・Osmo Pocket
最後に「Osmo Pocket」で挑戦。
アクションカムや360度カメラと違い、どちらかというと街撮り用カメラ。
流石に「Osmo Pocket」は厳しかったです。手振れ補正の限界を超えているためカクカクした映像になってしまいました。
これはナシだな・・。
※ 「MINOURA カメラマウント」の性能ではなく純粋にカメラ側の性能の問題です。
では、実際に使用してみて感じたことを書いてみます。
MINOIRAカメラマウントのおすすめポイント
① 「アルミ製」でしっかりホールド!
「MINOURA カメラマウント VC-100」は、アルミ製です。(ロックリング部はステンレス製)
Amazonで【自転車・カメラマウント】で検索すると強化プラスティック製のものがたくさん出てきます。
価格もそれなりに安いのですが、やはり「自転車用」は頑丈なアルミ製を選びたいところ。
その理由は・・
⒈ 安全面
アルミ製だとガッチリ締め上げることができるのでカメラを落下させる心配がありません。
グラグラして落下してしまったら、そっちに注意を取られ事故を起こす危険性が。
また後ろを走っている人が落ちたカメラを避けようとして転倒する恐れもあります。
⒉ ブレない
自転車に直付けするということは、路面の振動をダイレクトに拾ってしまうということ。
しっかりした保持力がないと、いくら手振れ補正が優秀なアクションカメラだったとしても、ブレブレの映像になってしまいます。
そのためにはキツく締め上げる必要があります。
材質がプラスチックだとこの締め上げる力に耐えることができません。最初のうちはしっかり締まっているように感じてもしばらく走ると緩んできます。
あるいは負荷がかかって割れてくることも。
その点、金属製(アルミ)だと思いっきり締め上げることができます。
「GoPro」や「Osmo Action」を取り付けるにはマウントアダプターが必要です。
僕が使っているのは「HSU」のアダプター。(写真の赤い部分)
MINOURAと同じアルミ製なので、緩みを抑えガッチリホールドすることができます。
振動の激しい自転車にアクションカムを取り付ける際は、アルミ製のアダプターおすすめです。
② 工具不要ワンタッチで着脱
「MINOURA カメラマウント VC-100」は工具不要で取り付けできます。
分かりやすい図付きの説明書もあるので、取り付けはとても簡単!
⒈ あらかじめ調整ボルトを回して、クランプの開きをある程度ハンドルバーの径に合わせておく。
⒉ 傷防止の樹脂をハンドルバーに巻く。
⒊ ロックリングを反対側のフックにかけレバーを倒し締まり具体を確認する。
⒋ 緩いようであればフックを一度外して調整ボルトを締める。硬すぎるなら逆に緩め再度フックをかけレバーを倒し締める。
これだけの手順で取り付けは完了!ドライバーも必要ありません。
一度、径のサイズにピッタリ合う位置を見つけたら、以後使う際はフックをかけレバーを倒すだけでOK。
複数台自転車を持っている人や、自転車とバイク両方で使いたいという方など、着脱の手間がないのでおすすめです。
MINOURAカメラマウントの惜しいところ
❶ 角度調整ができない
「MINOURA カメラマウント VC-100」は、構造的にバーに対して垂直にしか取り付けできません。
あとはアクションカム用のマウントを使ったとしても前後に軽く振るくらい。
ハンドルが水平なら問題ないのですが、そうでないと画角を水平に調整することができません。
私の自転車はハンドルバーが割と水平なので問題ありませんでしたが・・
もしハンドルバーが水平でない場合は、自由雲台をあいだに入れることで解決できます。
ただ振動を考慮し、こちらも作りのしっかりしたものを選ぶようにしましょう。
まとめ
自転車カメラマウント「MINOURA カメラマウント VC-100」をレビューしました。
箕浦のカメラマウントは、材質・構造ともに頑丈で、非常に安定感があるので、自信を持っておすすめできる自転車用カメラマウントです。
ただ公式の見解では、あくまでも停車中に使用するマウントとのこと。
※VC-100シリーズはあくまでも停車時に三脚代わりにカメラをセットするためのマウントです。
走行中の使用は推奨しておりません。
万一それが原因での事故、破損、トラブルなどが発生したとしても
メーカー及び販売店は一切の責任を負いません。引用:Amazon
ご使用の際は自己責任でお願いします。
最後に。
ガッチリ締まってブレないので、「自撮り棒もイケるんじゃね?」と調子乗った図。
流石にこの長さの自撮り棒は無理でした・・。安全面も考えて常識の範囲内で使用しましょう。
これからもいろんなカメラアクセサリーを試してレビューしていきますのでお楽しみに。
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