カメラの三脚っていろんな種類がありすぎて、一体どれを選んだら良いのかとすごく悩みますよね。
今回はミラーレス一眼に絞って、コンパクトなミラーレス機にピッタリのおすすめ三脚を8つほど選んでみました。
どうやって自分にピッタリの三脚を見つけたらいい?
おすすめの三脚選びのポイントは?
ミラーレス一眼レフカメラの三脚選びのコツは?
① ミラーレスの重さに耐えれるか?
三脚選びの際に、まず初めに考えなければいけないのが、「耐荷重」です。耐荷重とは、その三脚が一体何キロのカメラまで支えることが出来るのかということを表す数値です。
あまりにも耐荷重の軽い三脚に、ミラーレス一眼レフカメラを付けて使うと、頭でっかちの子供のようになり、転倒しやすくなります。確かに耐荷重の軽い三脚はかなり安くで売られていますが、三脚の値段をケチったためにカメラの高い修理代を払うことになってしまったらとても悲しいですよね。
三脚を買う際には、必ず手持ちのミラーレス一眼の重さと取り付けるレンズの重さを調べ、それを載せても十分に安定性のある三脚を選ぶようにしましょう。
② 高さはどれほど欲しいか?
三脚を選ぶ際に次に考えるのは、三脚の背の高さです。これは高ければ高い方がいいのかというと一概にそうは言えません。
これは、使い方によって変わってきます。
花火などの撮影の時には、前の人に被らないように、ある程度の高さの三脚が必要になります。
一方、みんなで集合写真を撮ったり、雑貨などのテーブルフォトを撮ったりといった使い方の場合は、そこまで高さのないテーブル三脚の方がコンパクトで便利かもしれません。
自分が三脚を使う目的は何か?というのを考えて、自分の撮影スタイルに合わせて三脚の種類を選びましょう。
③ 三脚自体が軽いか?
撮影スタイルに合わせて欲しい三脚の高さが決まったら、次は三脚の軽さを考えましょう。
三脚は持ち運ぶものなので、軽いに越したことはありません。でも、あまりにも軽すぎると安定性に欠けてしまいます。
不安定な三脚だと、倒れやすいので、転倒により大事なミラーレスカメラが壊れてしまうということにもなりかねません。
なので、安定感のためにある程度の重さがあり、持ち運びのためにある程度軽いという絶妙なバランスの三脚を見つける必要があります。
④ たたんだ時のサイズがどれくらいか?
三脚のたたんだ時のサイズのことを縮長と言います。三脚を持ち歩くのに縮長は出来るだけ短い方がいいですよね。短ければ手持ちのカバンの中にもすっぽり入りスマートに持ち歩くことも出来ます。
あまりにも縮長の大きい三脚だと普段使いになかなか持ち出さなくなり、せっかく買ったのにクローゼットの片隅に置かれっぱなしという事態になりかねません。
ミラーレスにおすすめの三脚
ある程度の高さが欲しい場合
SLIK | Manfrotto | Amazon | VelbonULTREK | VelbonCUBE | |
高さ | 101cm | 143cm | 130cm | 149cm | 94cm |
縮長 | 30cm | 32cm | 31cm | 27.8cm | 24cm |
耐荷重 | 1.5kg | 4.0kg | 3.6kg | 3.0kg | 400g |
自重 | 750g | 1.15kg | 1.11kg | 1.37kg | 390g |
価格 | ¥ 13,135 | ¥ 7,926 | ¥ 9,980 | ¥ 17,280 | ¥ 4,271 |
*自己責任で |
① SLIK 三脚 エアリー S100
画像:SLIK公式
まず最初におすすめするのは、日本の三脚メーカーSLIKが去年の夏に新しく発表した旅行用トラベル三脚エアリーです。
この三脚は、まさにミラーレスのために作られているようなピッタリな三脚です。
何と言っても、自重750gの軽さは持ち運び三脚としてずば抜けています。この軽さで1m越えの高さを実現しています。
また、たたんだ時の縮長も30cmとコンパクトですし、たたんだ時の幅も500mlのペットボトルと同じほどの大きさですので、持ち出すのにも非常に便利な三脚です。
雲台は自由雲台を採用しています。自由雲台は接続部がボールみたいになってて、くるくるどの方向にも動かすことができるというメリットがあります。
耐荷重は1.5kgと他の三脚に比べ軽いですが、ミラーレス一眼の場合よっぽど重たいズームレンズなどを付けない限り十分です。
軽くて安定感があり、コンパクトで使いやすい!一眼レフにはちょっと性能が足りず不安ですが、ミラーレスにはおすすめの三脚です。
② Manfrotto トラベル三脚 Element スモール アルミ 5段
次にご紹介するのは、イタリアの三脚メーカー「Manfrotto(マンフロット)」のElementというシリーズの三脚です。プロも多く愛用している三脚メーカーです。
「Manfrotto」は、Befreeという三脚で非常に有名ですが、Befreeよりももっと軽くコンパクトに持ち運べる三脚として、このElementシリーズが発売されました。
私もManfrottoの三脚を愛用していますが、とても使いやすく作り込みがしっかりしてて安定感もあります。
ミラーレスでは十分すぎるくらいの安定感です。足場の悪いところでもしっかり支えてくれます。
また自由雲台を採用しているので、角度調整・水平調整などしやすいです。イタリアのメーカーということで、デザインがとてもカッコイイのもオススメポイントです。
そして何よりも安いのがポイント!初めての三脚に迷ったらこれおすすめですよ!
③ Amazonベーシック トラベル三脚 130cm 5段
画像:Amazon
次にご紹介するのは、Amazonのトラベル三脚です。
この三脚はアマゾンのオリジナル商品なんですが、この価格でカーボンを使っているというのが本当にすごいところです。カーボンはアルミよりも軽いので長時間持ち運ぶ場合楽ですね。
たたむ時は足が180°回転しコンパクトになります。こちらも自由雲台なので角度調整がしやすくとても便利です。
④ Velbon 三脚 ウルトラロック ULTREK UT-43Q
画像:Velbon公式
次にご紹介するのは、Velbonのウルトラロックという三脚です。こちらの三脚は山登りをされる方などがよく使っている三脚です。
Velbonのウルトラロックは、いままでご紹介した三脚の中で最もコンパクトになる三脚です。縮長27.8cmと小さいながらも伸ばした時の高さは149cmとかなりのハイスペックです。アイレベルまで高くなるのでコンパクトながらも高さを求めている方にはおすすめの三脚です。
このウルトラロックは一瞬にして足を伸ばすことが出来る独自の方式を採用しています。慣れるとサッと取り出してサッと三脚を立てれるのでとても便利です。
値段が他の三脚と比べて少し高いですが、高さ・安定感・コンパクトさを求める方にはおすすめの三脚です。
⑤ Velbon トラベル三脚 CUBE
最後におすすめするのは Velbon社製のCUBEという三脚です。「世界最速 |1秒で伸ばして5秒でセット」というフレーズで売り出している三脚です。
こちらの三脚の推奨耐荷重は400gとなっています。400gがどれくらいかというと、人気のミラーレス一眼 Canon EOS M10 の本体は301g 付属の単焦点レンズ EF-M22mm 105g なので、ちょうど400gくらいです。(若干オーバーですが・・)
軽量ミラーレスカメラ+パンケーキレンズという組み合わせなら、VelbonCUBEという選択肢もありかもしれません。
※ あくまでもミラーレス一眼で使われる場合は必ず自己責任でお願いします。
続いて高さですが、94cmまで伸びます。それでいてたたんだ時の縮長は24cm(高さ)×9cm(幅)×3.2cm(厚さ)と超コンパクト。カバンの中に入れても全然邪魔になりませんね。また三脚の重量も390gとものすごく軽いので全然疲れません。旅に持っていくにはピッタリの三脚です。
欲を言えば、もう少し重くてもいいので、耐荷重を増やしてミラーレス一眼対応!と自信を持って言えるくらいになればいいのになと思います。後継モデルに期待しましょう。
高さのあまり無いテーブル三脚でいいよという場合
SLIK | PIXI | POCKET L | |
高さ | 5.2cm | 5.2cm | 4.0cm |
縮長 | 13.8cm | 13.5cm | 1.0cm |
耐荷重 | 2.0kg | 1.0kg | 1.5kg |
自重 | 125g | 190g | 70g |
価格 | ¥ 2,327 | ¥ 2,218 | ¥ 2,945 |
① SLIK ミニ三脚 MEMOIRE ミニ T2
まず最初におすすめするテーブル三脚は SLIK のスタイリッシュ三脚 MEMOIRE です。こちらの三脚はなんといってもスタイリッシュ!カラーリングもとてもおしゃれです。
でも、この三脚は見た目だけじゃないんです。性能もかなり良いんです。
まず作り込みがかなりしっかりしています。脚部はアルミダイキャストを使っており、とても頑丈です。アルミダイキャストのメリットは、寸分違わぬ寸法で製品を仕上げることができるところ。つまり三脚に必要な安定性をもたらしてくれます。
この小ささ・薄さで2kgまでの耐荷重性能を実現しています。ミラーレス一眼レフカメラならしっかりとホールドしてくれます。
取り付けたときも、おしゃれでスタイリッシュなので、ミラーレスとの相性も抜群ですね。
② Manfrotto ミニ三脚 PIXI ブラック MTPIXI-B
画像:Manfrotto公式
次に紹介するのは、Manfrottoのミニ三脚 PIXI シリーズです。SLIKと違って、脚部の付け根にボールが付いており、左右上下ある程度自由な角度でカメラをセットすることができます。
ボールヘッドが動く分、耐荷重が 1.0kg とやや少なめになっています。でもミラーレスなら十分に安定して支えることができます。
マットなブラックな質感もとてもかっこいいです。
③ Manfrotto ミニ三脚 POCKET L ブラック MP3-BK
画像:Manfrotto公式
次にご紹介するのも、Manfrottoのミニ三脚です。POCKETというシリーズです。この三脚の一番のメリットは、カメラに付けっぱなしでも全然邪魔にならないところです。
僕は、オリンパスのペンに、POCKETシリーズのSを取り付けて使っています。たたむと付けていることを忘れるくらい小さいので、全く持ち歩きの邪魔になりません。それでいて、必要な時には脚を立ててテーブル三脚としてしっかり実力を発揮してくれます。
さらに詳しいレビューはこちらに書いています。↓↓
旅行用つけっぱなしOKのおすすめミニ三脚Manfrotto POCKET|ミラーレスやデジカメに!
まとめ
いかがでしたか?今回はミラーレス一眼レフカメラにぴったりな三脚を8つほどご紹介しました。手持ちのカメラの重さと自分の撮影スタイルに合わせてお気に入りの三脚を見つけてみてくださいね。
※ 価格は 2017年5月25日現在の価格です。カラーによっても価格が大幅に変わりますので十分ご注意ください。