カッコイイ写真が撮りたくてカメラを手に入れたものの、思い描いていたような写真が撮れない・・。子供の成長を写真に収めたいと思って一眼レフカメラを買ったものの、なかなか上手に撮れない。誰かに教えてもらいたいな。このように思っている方も多いのではないでしょうか?
今回の記事は、このような人におすすめです。
- 写真の勉強法がわからない・・。
- やっぱり上達するには、カメラ講座を受けた方がいいの?
- とりあえず写真の撮り方についての雑誌とか買った方がいい?
- 簡単に着実に上達できる方法を教えて!
結論から申し上げます。カメラの教室や教材などを買わずとも良い写真は撮れます!僕自身、今まで写真の学校に通って勉強したこともなければ、教材本などを買ったこともありません。
では具体的にどうすれば上達できるのでしょうか。ずばり上達への鍵は4つのステップにあります。
カメラ上達に欠かせない4つステップ。
① 良い写真の真似をする。
写真上達のためのコツを書いたサイトを見ていると、上達のコツは「撮ること」「見ること」「見せること」と書かれていました。
確かにこの3つのコツは上達への大切なポイントです。
でも、僕は最も重要かつ大切なステップが抜け落ちていると思います。
それは、「他の人の写真を見ること」です。
上手な写真を撮りたいと思うならば、まずは他の人が撮った写真を見て学ぶことが大切です。
今のネット時代、お手本となる写真はいくらでも見つけることができます。特にSNSが普及してからというもの、クオリティーの高い写真を目にする機会がかなり増えました。特にInstagramは、クオリティーの高い写真がたくさん上がっています。
では、お手本になる良い写真とは一体何でしょうか?
それは、自分が「良いな!」と思った写真です。
一見答えになっていないように思えますが、そもそも写真に良し悪しなんて存在しません。世の中にはいろんな感性を持った人がいます。センスも感じ方も千差万別です。
例えば、コンテストに入賞している写真を見て、「何でこの写真が入賞なんだろう?」と思ったことありませんか?写真は選ぶ人の感性によって全然判断基準が変わってくるのです。
「自分の撮りたい写真を究める」
これこそが、写真上達の大事なポイントです!
他の人の良い写真を見ると言っても、ただ漠然と見るだけでは上達しません。自分が惹かれた写真がどのような構図で撮られているのかとか、どんな設定で撮られているのか勉強しながら見ることが大切です。
僕が写真のスキルアップにとても役立ったサイトが2つあります。
一つは「PHOTOHITO」もう一つは「Flickr」というサイトです。どちらも無料で利用できる写真共有サイトです。日々クオリティーの高い写真がアップロードされています。
この2つのサイトの共通点は写真の設定を見ることが出来ることです。(写真によっては一部公開されてない場合もあります。)
Exif情報というのが掲載されており、絞りや露出、ISO感度などの設定をすべて見ることができます。
PHOTOHITOの場合は、カメラとレンズごとに写真を見ることが出来るので、自分の持っているカメラとレンズでどんな写真が撮られているのか検索することができます。その中で「この写真上手だな。」「この人の写真好きだな。」というのを見つけ、設定を見ながら、写真上達のコツを勉強することができます。
そしたら今度はその設定を自分のカメラで試してみましょう。
良い写真を見つける → 設定や構図などを勉強する → 自分のカメラでやってみる
このサイクルを繰り返すことで、どんどん自分の写真が上達していきます。僕自身カメラを始めて8年近く経過しますが、今でも上手な人の写真をたくさん見て、スキルアップを目指して日々勉強しています。
② 写真のモチベーションを保つこと。
写真上達のもう一つの大事な鍵は、「モチベーション」です。
「いい写真が撮りたい!」と思って、気合を入れて撮り出すと、一眼レフカメラを手にした最初の頃にいだいていたワクワクや、楽しさがだんだんと失われていく自分に気づくことがあります。
いわば、スランプや停滞期と呼ばれる時期にさしかかっているのかもしれません。
ここで挫折して写真をやめてしまう人もとても多いです。でも、この時期を乗り越えるともっともっと写真が楽しくなります。
では、どうすれば「上達をめざすこと」と、「モチベーションを保つこと」を両立させることができるのでしょうか?
僕がモチベーションを保つのに役立った方法が2つあります。
1. 写真仲間を作る。
写真仲間と一緒に撮影に出かけると、一人で撮るよりも撮影を楽しむことができます。また自分には無い感性やセンスを楽しく学び合えるのは大きいですね。
2. SNSにアップする。
SNSにアップして、「いいね!」をもらったり、コメントをもらったりすると嬉しい気持ちになりますよね。写真上達の近道はいっぱい褒めてもらうことです。
Instagram や twitter などのSNSにアップするのも楽しいですが、より写真に特化したSNSサイトにアップしてみるのも勉強になります。
僕が写真を始めた頃、写真好きな人たちにいろいろコメントをもらってモチベーションを高めれたサイトがあります。それは「フォト蔵」という写真共有サイトなんですが、このサイトを使っている人はみんな写真を愛してるのでお互いに高め合うことができます。他のサイトに比べて批判的なコメントをする人もほとんどおらず、写真を通じてゆるりとした交流を楽しむことができます。
ピックアップやランキングなどもあるので、モチベーションを上げるのに最適です。初めてピックアップに選ばれた時は、それはそれは飛び上がるほど嬉しかったです。
「フォト蔵」も写真のExif情報を見ることができるので、他の人の写真を見て勉強することが出来ます。楽しみながら学べるのでとても良いサイトです。
③ 同じ被写体をいろんなアングル・設定で撮ってみる。
どんなに上手な経験の長いカメラマンであっても、撮る写真すべてがレベルの高い満点写真というわけではありません。1枚の素晴らしい写真の裏には、何百枚もの「ボツ写真」があるのです。
僕自身、ウェディングの撮影などでは2000枚から多い時では3000枚ほど撮ります。でもその中で満足できる写真は20〜30点ほどといった感じです。わずか1%の成功を狙ってひたすら撮りまくっているのです。
これはちょっと極端な例かもしれませんが、自分の思い描いたイメージになるように、同じ被写体を絞りを変えたり、露出をいじってみたり、シャッタースピードを遅くしてみたりと、いろんな設定で撮ってみましょう。これを繰り返していくと、自分のイメージと実際に撮れる写真とのギャップがだんだんと埋まっていきます。
またアングルを変えて撮ることも大切です。ときには下から撮ってみたり、上から撮ってみたりといろいろな角度で撮影してみましょう。そうすると、ファインダーの中にいままでにない世界を見つけることができます。
④ 現像のスキルアップを目指す。
「この写真良いな!」と思う写真の多くは、カメラで撮ったままの写真ではなく現像している写真が多いです。
現像とは、簡単に言うと「写真の編集」のことです。
なぜ、この現像が写真の上達において大切なのでしょうか?次の写真をご覧ください。
この写真の左側は、カメラで撮ったままの編集なしの写真です。右側は編集ソフトを使って編集した後の写真です。
同じ写真でも 明るさ・鮮やかさ・シャープ などを調整することによって、インパクトのある美しい魅せる写真にすることが出来るんです。
僕は、現像ソフトに Lightroom と Photoshop というソフトを使っています。
現像も、数をこなしていくことでどんどん上達していきます。YouTubeなどで現像のやり方の動画がたくさんあがっているので見て学ぶこともできます。
編集ソフトは「見せる写真を魅せる写真へと変える魔法」です。
まとめ
今回は、カメラレッスンや教材などを用いなくても自分で出来るカメラの上達方法について書いてみました。いかがでしたか?
もう一度おさらいしてみましょう。
・良い写真の真似をする。
・写真のモチベーションを高める。
・設定を変えながらたくさん撮る。
・現像のスキルアップを目指す。
当たびハックでも、カメラの設定やシーンごとに上手に撮るコツなど、写真のスキルアップに繋がる記事を増やしていきたいと思いますのでどうぞご活用ください。