ミャンマーに仕事や旅行で来られる方のほとんどが、ヤンゴン国際空港を利用すると思います。
今回は、ヤンゴン国際空港から市内中心部への行き方について徹底解説します。
このページでは「シャトルバス、タクシー、Grab・Uber」の3つの移動方法とそのメリットとデメリットについて紹介したいと思います。
- 旅行者はどれを選んだらいい?おすすめは?
- 使う際の注意点は?
ヤンゴン国際空港から市内中心部への移動方法
① シャトルバスYBS(エアポートバス)
- 旅行者に一番おすすめ
- 料金は一律500チャット!(約35円)
- スーツケース置き場が無いのがデメリット。
最初に紹介するのは、「シャトルバスYBS」です。
これ今年2018年の夏からスタートした新サービスなのでネット上にもまだあまり情報が載っていません。ぜひこのページを参考になさってください。
いままで空港から出るバスは、小さなローカルバスしかなく、近くの町に出てから乗り換えと大変だったのですが・・
このシャトルバスのおかげで、ヤンゴン中心部への移動がすごく楽になりました。
YBSというのはヤンゴンの公共バス会社の名前です。以前は複数のバス会社があったのですが、2017年にこのYBSという新会社に統合されました。空港から市内へのシャトルバスを運行しているのももちろんこのYBSです。
YBSシャトルバス乗り場
乗り場ですが、これが若干分かりにくいんです・・。
まず到着ゲートから近いドアから外に出ます。そしてひたすら左の方に歩きます。左手に見えるケンタッキーを通り過ぎ、右の方に目を移すとバス乗り場が見えます。道路を渡る際は車に十分気をつけてくださいね。
料金
運賃は驚きの500チャット!日本円で35円(2018年10月現在)ほどです。
チケットは購入するというようなシステムではなく、乗るときに専用の運賃箱に入れるアナログ式。
乗るときは運転手のいる前方の扉から、降りるときは後方の扉からなのでお間違いなく。
シャトルバスの路線・バス停
運行時間は朝4時から夜10時までです。
シャトルバスは5分間隔での運行なので、あまり待たずにすぐ乗れます。
停留所はヤンゴン空港を含めて18か所あり、ヤンゴン国際空港からダウンタウンのある南へ向かい、終点はヤンゴン中央駅です。有名なホテルやショッピングセンター、観光名所のシュエダゴン・パゴダなどを通ります。以下に詳細を掲載します。
① ヤンゴン国際空港(YGN International Airport)
② 8マイル・ジャンクション(8 Mile Junction)
③ ホテルヤンゴン(Yangon Hotel)
④ ナワディ・シネマ(Nawaday Cinema)
⑤ カバーエー・パゴダ(Kabar Aye Pagoda)
⑥ セドナホテル(Sedona Hotel)
⑦ ミャンマープラザ(Myanmar Plaza)
⑧ メリアホテル(Melia Hotel)
⑨ エクセルホテル(Excel Hotel)
⑩ シュウェ・ゴーン・ダイン(Shwe Gone Dine)
⑪ シュエダゴン・パゴダ(Shwedagone Pagoda)
⑫ ヤンゴン動物園(Zoological Garden)
⑬ パークロイヤルホテル(Park Royal Hotel)
⑭ タマダ・シネマ(Thamada Cinema)
⑮ シャングリラホテル(Shangrila Hotel)
⑯ スーレー・スクエア(Sule Square) → ボージョーマーケット(有名なお土産スポット)
⑰ スーレー・パゴダ(Sule Pagoda) → ヤンゴンの観光スポット(仏塔)
⑱ ヤンゴン中央駅(YGN Railway Station)
観光客がよく利用するバス停は、黒太字で書いているところです。
もちろん空港からではなく、これらの停留所から空港へ向けてバスに乗ることも可能です。
注意点は?
ヤンゴン空港からダウンタウンのあるスーレー・パゴダの辺りまでは早くて約1時間ほどですが、朝夕のラッシュの時間帯は倍の2時間はかかると思っていた方がよいでしょう。
とても安く市内の中心部まで行けるシャトルバスですが、デメリットもあります。
それは空港からのシャトルバスなのにスーツケースなど大きな荷物の専用置場がないということです。なので自分の座っている席の横にスーツケースを置いて抑えとかないといけません。これが結構大変。運転もけっこう荒いので・・。旅行者の声が届くといいなぁ。
あとは車内のエアコンが寒いです。効きすぎ…。私は薄いカーディガンを着ていましたが、それでも寒かったですね。冷え性の人は対策をしていった方がいいでしょう!
② タクシー
- 料金交渉が面倒
- チケットカウンターでもぼったくられるので注意!
ヤンゴン空港から外に出ると、すぐにタクシーの客引きおじさんたちが寄ってきます。でも、ミャンマーのタクシーおじさんたちは一度断るとすぐに去っていきます。私が中国やモンゴルに行った時は何度断っても腕を掴まれて連れていかれそうになったこともありましたが…。
基本ミャンマーのタクシーはメーター料金制ではなく、交渉制です。なので、外国人はたいていぼったくられます。
じゃあ、タクシーチケットなら安心なんじゃ?!そう思いますよね。それがタクシーチケットカウンターこそぼったくりなのです。
つい先日のタクシーカウンターでのやりとり・・。
「ダウンタウンまで幾らですか」と聞いてみました。すると、まず「何人乗るんだ?」と聞いてきます。
「何人乗るとか関係ないでしょ?」と言うと、苦虫を噛みつぶしたような顔でモゴモゴ…。
「それで幾らですか?」と聞くと、なんと30000チャットだと言うのです!シャトルバスだとたったの500チャットですから、その60倍です。
いやいやぼったくり過ぎでしょ!!というわけで、タクシーチケットはヤンゴン空港ではおすすめしません。
③ Grab / UBER
- 面倒な料金交渉なし!
- 英語が必要。旅慣れした人におすすめ。
交渉制のタクシーは乗りたくないけど、荷物も多いしシャトルバスには乗りたくないという場合は、タクシー(配車)アプリがおすすめ。
面倒な料金交渉なしに乗れるのが最大のメリットです。
世界的に有名なタクシーアプリがアメリカ発のUBERです。ヤンゴンでもこのUBERを使えます。
ですが、私のおすすめは、シンガポール発のGrabというタクシーアプリ。ミャンマーを含め東南アジアではUBERよりGrabの利用者の方が多いと思います。
UBERは走行距離に応じて料金が決まるのに対して、Grabは乗車する時点で料金が確定されます。なので、知らない地でタクシー運転手に遠回りされてお金を多く払わされるといったトラブルが起こりません。また、これらタクシーアプリには運転手への評価システムがあるため、運転手の質も高いので安心です。
ちなみに、タクシーチケットカウンターではダウンタウンまで30000チャットと言われましたが、Grabだと7000チャットで行けました。ただし、Grabはラッシュの時間など時間帯に応じて値段が少し変動します。
タクシーアプリのデメリットは、運転手からミャンマー語で電話がかかってくることが多いという点です。英語が話せる運転手も比較的多いですがカタコト英語の場合が多いです。それでこちらがあまりに流暢な英語で話すと通じない場合があり、こちらもカタコト英語で話した方が通じます。近くにミャンマー人がいれば電話を渡すと、運転手にミャンマー語で場所を親切に説明してくれます。
Grabの登録はこちら。
まとめ
ヤンゴン国際空港から市内の中心部へ移動する3つの方法とそのメリットとデメリットをご紹介しました。
とにかく「安さ重視ならシャトルバス」がおすすめです。タクシーを使いたい場合は、UBERやGrabといった「タクシーアプリ」を使って安く快適に移動しましょう。
料金、荷物の多さ、そして自分の体調を総合的に考慮して、自分に合った方法を選んでくださいね。
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