中国国内を移動には高速鉄道がとても便利です。中国の主要都市は高速鉄道で繋がっています。
今回は中国高速鉄道のチケット予約の方法、乗り方を紹介します。チケットは事前購入が断然便利です。
日本で新幹線にも乗ったことのないわたしが、初めて中国の高速鉄道に乗った話。
中国高速鉄道のチケットを購入
窓口でチケットを購入する場合も、事前予約の場合も、ある程度時間に余裕をみておいてください。中国の高速鉄道に乗るまでには、あらゆるところで順番待ちの行列ができます。
チケットを窓口で購入する場合は出発の2時間前には駅に着いておいたほうがいいでしょう。事前予約なら、チケット発券だけで済むので出発1時間ほど前に到着すれば全く問題ないでしょう。
窓口で購入の方法
チケットは、各駅の構内の窓口で購入、発券することができます。中国語でチケット売り場は「售票处」と言います。探してみるとすぐ見つかるはずです。
大抵、チケット売り場はこんな感じ。人だらけです。(写真は土曜日)
チケット売り場の窓口に並び自分の順番が来るのを待ちます。自分の順番が来たら、窓口で自分が購入したいチケット情報を伝えます。下記は一例です。
- 乗車駅 ::从深圳北
- 降車駅 ::到广州南站
- 日時 ::5月1号 12:00
- 人数 ::2人
- 座席クラス ::一等席
窓口の人に、こんな感じで伝えましょう。もし言語能力的に難しければ、紙に書いて渡すといいでしょう。パスポートと現金が必要なので忘れずにもって行きましょう。窓口で購入の場合、その場でチケットを発券してもらうことができます。
当日のチケットを購入するなら、満席の場合もあります。その場合「立席」と言って立って乗ることもできます。長距離は疲れるので事前に予約し座席をゲットしておくことをオススメします。
事前予約の方法
他にも、中国の高速鉄道は事前にチケット購入予約を行うこともできます。それはCtripを使う方法です。
Ctripを使って予約するのはこんな感じ。
CtripのHPへ行き、鉄道を選択し、乗車駅と行き先、出発日を選択する。
「検索」を押すと、次の画面へ飛ぶ。
ここで出発時間と、座席のクラスを選んで「予約」をクリックする。
その後、パスポート情報と氏名を記入し、受け取り方法を選択する。
チケットの受け取りは、窓口で受けとる方法と配送してもらう方法が選べる。配送の場合、中国国内の住所や電話番号の情報を記入し支払いへと進む。
支払いは、クレジットカード番号を記入し支払い完了です。
支払い完了後、予約完了のメールが来ます。このメールは大切に残しておきましょう。
事前予約したチケットを受け取る
さてチケットの購入は完了しましたが、中国の高速鉄道に乗るには紙のチケットを用意する必要があります。Ctripで配送を選択した場合、24時間から28時間以内に記入した住所に配送されます。
では窓口受け取りの場合はどうすればいいのでしょうか?
調べてみると、窓口で受け取りの方法は二つあります。
①市内にある正規のチケット販売店へ行き発券してもらう
②各駅構内のチケット売り場の窓口へ行き発券してもらう
わたしは②の駅構内のチケット売り場で受け取る方法にしました。先ほどの人だらけのチケット売り場に行きます。
窓口に行き、人の多さをみた途端、「こんなに人がいる・・・・せっかく予約したのに並ばなければいけないのか・・・」と思ってため息とともに、素直に並びます。でもよくよく考えるとおかしな話です。それでCtripから来た予約番号付きのメールを見せながら、駅員さんに尋ねます。「予約してるんだけど、どこいけばいい?」。するとわたしの予想に反し、一番端の空いている窓口へ案内されました。あらかじめ予約していれば並ばなくていいみたいです!そこで予約番号とパスポートを見せると、すぐにチケットが発券されました。長く並ばなくてもよかったのは嬉しい誤算でした!
ということで、事前予約で支払いも済ませていると、簡単にチケットを発券してもらえます。チケット発券が時間にして10分以内くらいでした。
中国の高速鉄道のチケット購入は事前予約が断然便利です!
高速鉄道に乗るまでの流れ
高速鉄道に乗るまでの流れは、国際線の飛行機に乗る流れとほぼ同じです。
こんな感じ。
- 身分証とチケット確認
- 手荷物検査
- 待合室
- 改札
- 乗車
では始めは身分証検査場です。チケットとパスポートを手にいざ!
わたしが行った時は空いていて、そこまで待たされず、すんなり通ることができました。身分証検査場でだいたい15分ほどでしょうか。
次の、手荷物検査は結構時間がかかりました。というか、並ぶレーンをミスしてしまいました。隣のレーンはスイスイ進むのに、わたしが並んだレーンはトロトロです。おまけに後ろのガタイのいいにーちゃんが、急いでいるのか鼻息荒く小突いて来ます。そんなのされても前にはいけません。
結局、手荷物検査で20分ほどかかりました。
観光シーズンや時間帯によっては、身分証検査も手荷物検査も、人が並んで時間がかかるので時間に余裕を持っておいて損はないでしょう。
待合室に到着したなら、自分の乗る汽車はどの改札を通っていけば良いかを確認しておきましょう。待合室の大きな電光掲示板で確認できます。ちなみに電光掲示板には、最終の目的地しか表示されておらず、途中で停車する駅名はいちいち記載されていません。わたしの目的地は广州南まででしたが、電光掲示板では武漢行きの列車に乗って途中下車というルートでした。
改札の番号はチケットにも記されています。ここで簡単にチケットを解説。
改札は20分ほど前に開き、5分前には閉じられます。駆け込み乗車はできません。出発時刻の30分前には待合室に着いておくと良いでしょう。
改札はチケットをかざすか、駅員に見せると通ることができます。その後、駅のホームに降りて行きます。ホームはこんな感じです。
すでに鉄道が来ているので自分の乗る車両を見つけましょう。車両番号が各車両の横に振られているので、見つけやすいでしょう。
各座席はこんな感じです。二等席でも十分なスペースがあります。 二等席は3列シートと2列シートが通路を挟んで並んでいます。
一等席は、2列シートと一人用シートが通路を挟んで並んでいます。
さてあとは、目的地に到着するのを待つだけです。目的地に到着すると、あとは改札を潜り抜けるだけです。
計算してみると、駅に到着し、手続きなどに費やした時間は約45分ほどでした。参考にしてみてください。
余談:高速鉄道のコーヒーはバカ高い!
さてここからは余談です。わたしが座席に座り、ホッと一息着いているとアテンダントさんがコーヒを持って来ました。サービスかな?と思い手を伸ばすと、蓋のところに「35元」と・・・。
高いわ!!!高いと言われるスタバのコーヒーでも27元。とんでもなく高いです。横に座ったおっちゃんは「むっちゃ高い!!」と連呼していました。そこまで言わなくても、と思いながらも高いのに変わりありません。
そんなバカ高いコーヒーを手に取ってしまい、引くに引けず35元を支払ってしまったわたしを反面教師とし、みなさんはどうぞお気をつけください。
まとめ
中国の高速鉄道のチケット購入と乗り方の解説でした。
わたしは初めて中国の高速鉄道に乗りましたが、ある程度準備しておくと難なく乗車することができました。
どこもかしこも人だらけで、乗るまでは疲れますが、中国国内を素早く移動できるのでおすすめです。