中国国内のネットが遅いことに、仕方ないと片付けていませんか?
でも、もし誰かがあなたのWi-Fiを勝手に使っているとしたら?そのせいでネットが遅くなっているとすれば?
これは実際に有り得る話なんです。というわけで、自分のWi-Fiが盗まれていないかチェックする方法と、対策についてご紹介します。
「アプリを使えば簡単だよ?」
最近、急にネットが遅くなったという話をしていました。
すると、
友達「それってさあ、Wi-Fi使われてるんじゃない?別の人に。」
ぼく「え?なにそれ。そんなんあるん?」
友達「うん。アプリを使えば簡単だよ?パスワードを解読して繋げられるんだよ。」
ぼく「え?え!?どゆこと?なんですかその違法感たっぷりのアプリは(・・?」
そうなんです。中国国内では、パスワードで保護されているWi-Fiに接続できるアプリがあるようなんです。
さすが、中国。しかもこの情報はITに強いオタク男子から聞いたわけではなく、むしろインターネットに疎い女性からの情報です。
つまりそのアプリの存在はすでに一般的に広く知られているということ。
もちろん違法です。
実際にこのアプリを使って、人のWi-Fiにただ乗りしている輩が存在する様子。
んな、あほな!最近急にネットが遅くなったのはそれが原因?というわけで調べてみました。
Wi-Fiを使われていないか確認する方法
自分の家のルーターに接続してみましょう。
「は?ルーター?意味ワカんね」の方もご安心ください。
「ルーターってどれ?(・・?」とiPadの設定画面を見せてきた妻に、優しく教えた私が丁寧にご説明いたします。
1.パソコンでインターネットブラウザを開きましょう。
SafariとかChromeとかですね。
2.URL欄にルーターのIPアドレスを打ち込みます。
URL欄は、上の方にある虫眼鏡のマークがあるところです。
ルーターの裏にIPアドレスが書いています。初期設定だと「192.168.1.1」か「192.168.0.1」となっている場合が多いでしょう。これをURL欄に入力して(もしくはコピペして)探します。
3.ユーザー名とパスワードを入れます。
すぐに、ユーザー名とパスワードを入力するように求められます。
大抵の場合、ユーザー名は「admin」か「useradmin」です。
パスワードは「admin」か「ルーターに書いてあるパスワード」です。初期設定は、ユーザー名もパスワードも「admin」となっている場合が多いようです。
設置業者が変更している場合もあるかもしれませんが、契約時の証書に書いていると思います。
4.ルーターの設定画面からチェックする。
ユーザー名とパスワードが合ってたらルーターの設定画面に入れます。
こんな感じです。
「DHCP服务器」の「客户端列表」をチェックしましょう。
するとこんな画面が。
現在、Wi-Fiをつないでいる機種が全て表示されるのですが、
あれ?
・・・・・・・・・・。
あなた、誰?
というのが入っている場合、ご自分のWi-Fiはお近くの誰かにただ乗りされているという訳です。
ちなみにうちは、案の定知らない誰かが使っていました。「ただ乗り」です。
早速、対策をして、知らない人に使わせないようにしましょう。
知らない人が使っている時の対策方法
3つの対策をしておきましょう。
セキュリティを強力にしたい人は、さらに方法があるのですが、とりあえずこの3つで対策できます。
1.SSIDを変更する
Wi-Fiの名前を変更しましょう。
「无线设置」の「基本设置」を開きます。
「SSID号」のところに見慣れたWi-Fiの名前があるはずです。これを新しいものに変更しましょう。
「保存」をクリックした後に、「重后」をクリックするのを忘れずに。再起動されて新しい設定が記憶されます。
2.パスワードを変更する
次にそのWi-Fiに接続するためのパスワードを変更しましょう。
同じく「无线设置」の「无线安全设置」をクリック。
大抵「WPA-PSK/WPA2-PSK」のところにパスワードが書かれているはずです。これを新しいパスワードに直しましょう。
この場合も「保存」をクリックした後に、「重后」をクリックするのを忘れずに。再起動されて新しい設定が記憶されます。
3.IPアドレスを変更する
ルーターに接続するためのIPアドレスも変更できます。
初期設定は「192.168.1.1」か「192.168.0.1」になっているので、誰でも分かってしまいます。
「网络参数」の「LAN口设置」を開いて変更しましょう。
「IP地址」の部分ですね。「192.168.3.3」や「192.168.7.7」など適当な数に変更しておきます。このIPを忘れるとルーターに接続できなくなるので控えておきましょう。
さらに強力なセキュリティにしたい方はこちらのページをご覧ください。
まとめ
勝手にパクる人が悪いんですが、こちらも対策をしておくといいでしょう。
簡単にできるので、ネットが遅くて困っているという方は、自分のWi-Fiが勝手に使われていないかチェックしておきましょう。