「海外移住を夢で終わらせず、実現するならどうすれば?」
それならば、「自分も海外移住できたらいいな〜」と漠然と考えているだけでなく、行動あるのみです。
20代だからこそ海外移住は可能です。ここでは海外移住をするための4つの方法と、将来海外移住を目標にして今からできる4つの事をご紹介します。
1 ワーキングホリデー
海外移住をするための1つ目の方法は、ワーキングホリデー制度を使うことです。
1980年から始まったワーキングホリデーの制度ですが、「名前はよく聞くけど、実際にはどんな制度?」と思い調べてみました。日本ワーキングホリデー協会ではこう説明されています。
ワーキングホリデーとは海外旅行とは違い長期滞在の許されるビザです。18歳から30歳の日本国民なら日本とワーキングホリデー協定を結んだ外国に1~2年の滞在許可が下り、その間に就学、旅行、就労と生活することが許されているとても貴重な制度といえます。
引用:JAWHM
つまり、勉強できるし、働けるし、遊べるという移住希望者にもってこいの、最強の制度です。特に素晴らしいのが、海外で仕事ができるビザだということ。素晴らしい制度です。
ただし、この制度は年齢制限があり、18歳から30歳までが使える制度です。この制度を使って滞在できる国もワーキングホリデー協定国に限られています。
ワーキングホリデー制度で選べる国は次の18ヶ国です。
参考
では肝心の費用はいくらでしょうか?日本ワーホリ協会では、「国や生活スタイルによって異なるものの、現地での収入を除き、ビザ・渡航費・海外保険・学費・生活費を含め約100万円ほど必要」とのです。
一例として、オーストラリアへのワーホリ留学では100万円必要ですが、その内訳は、『ビザ代3万5千、学費50万、宿泊・生活費144万、渡航費7万〜10万、海外留学保険20万、+現地での収入140万』とあり必要経費の総額は「年間100万円」ということです。
ここから賢く節約すれば費用を抑えることができます。ビザ代や学費は必要な費用なので削れませんが、渡航費はLCCを使ったり、海外保険はクレジットカードに付いている物を選んだり、生活費も現地で節約するならもっと抑えることができるでしょう。
参考記事:海外に持って行くのにオススメのクレジットカード|全800枚を徹底比較しランキングにまとめてみた
年齢制限をクリアしていることが絶対条件ですが、お金があればこの制度を使って海外移住をすることは全然可能です。
難易度★★★☆☆
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さらに詳しい情報はこちら日本ワーキングホリデー協会
2 語学留学
2つ目は、語学留学という形で海外移住をする方法です。
この語学留学は、短期でも長期でも可能です。短期なら数ヶ月、長期なら1−2年を選ぶことができます。また、行きたい国も自分で選ぶことができます。
多くの人は、語学留学をサポートしてくれる留学エージェントを使っています。留学エージェントを使うと、手間と時間を短縮することができます。
留学エージェントとは?
留学エージェントとは留学手配の代理店です。 留学手配のほかにも、学校選びのアドバイス、出発前の準備アドバイス、現地到着後の生活サポート、進路相談など、留学に関するお手伝いをします。
引用:アイエス留学ネットワーク
留学エージェントの中には、特定の国に特化したエージェントがあります。
例えば、台湾に特化した「台湾留学ナビ」、オーストラリアに特化した「アイエス留学ネットワーク」、フィリピン・セブ島への英語留学に特化した「AHGS」などです。
さらにそれら留学エージェントをまとめた、「留学くらべ〜る」や「留学アカデミー」等の、留学エージェント総合比較サイトを活用すると、行きたい国から探したり、一番安い留学エージェントはどこか資料請求を行うこともできます。留学エージェントを使うと、比較的簡単に海外生活を実現することができます。
語学留学の場合、期間や選ぶ国によって費用は開きがあります。「半年で50万」ほどでいける国もあれば、「1年で200万」必要な国もあります。それに加えて、留学エージェントに10万〜15万の手数料を支払う必要があります。
ただ、海外留学の場合もワーキングホリデーと同じく、海外保険や渡航費などの費用は抑えることができます。
難易度:★★☆☆☆
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個人留学をする
では、留学エージェントを使わずに、語学留学をすることは出来るのでしょうか?
答えは、Yesです。個人的に語学留学をすることも可能です。
その場合は、全て自分で準備をする必要があります。現地の情報収集、学校の入校手続き、学生ビザの発行、現地の家探しなどが含まれます。もちろんその分、費用を抑えられます。ネットで検索すると、「個人留学の方法」やそれに関する情報は、すぐに手に入るでしょう。
それで、面倒と思える過程を楽しめる人や、目当ての国に知り合いが居る人、出来るだけ費用を抑えたい人は、個人的に語学留学の手続きをすることをおすすめします。
注意ポイント
一つ注意点ですが、個人的に海外留学を行う際は、遅くとも半年ほど前から計画を立て、情報収集を始めるのが良いでしょう。『費用の捻出、ビザ申請と受け取り、留学手続き完了』等の必要条件を満たすにはある程度の時間が必要です。
個人で海外留学をする場合の難易度:★★★☆☆
3 海外就職
3つ目の方法は、海外就職で海外移住をする方法です。
この方法で海外移住するには、海外に支社のある会社に務めるか、海外の会社に就職する必要があります。
いま、そのような会社に属していないなら転職をお勧めします。
そのために登録しておきたいのが、海外転職エージェントとして有名な「JACリクルートメント」、「ビズリーチ」、そして海外転職サイトの「WORLD POST」です。三社とも登録は無料で、現在海外でどのような求人があるか知ることができます。
参考
JACリクルートメントは、海外9カ所に拠点を設け、主にアジア圏に強い転職エージェントです。大手企業からの信頼が厚いのも特徴の一つです。一気にキャリアアップをすることもできます。ただ、即戦力を必要としているので選考が厳しいとの声もあります。
ビズリーチは、主に東アジアを中心とした求人を多く扱っています。日本企業や日本企業と関連の強い会社が多いため雇用が安定しているのが強みでしょう。こちらも主に即戦力を必要としていますが、専門職やエンジニアを多く必要としています。
WORLD POSTは、求人の多さに定評があります。また「モルディヴのヘアメイクスタッフ」などの変わり種求人を取り扱っているのが強みです。ただこちらは転職サイトなので、自分で就活をする必要があるでしょう。日本食レストランのサービス業などの職種も数多く扱っています。今のバイトからキャリアアップとして海外転職をすることができます。
リクルートエージェント はアジア・オセアニアに強いコネクションを持っている転職エージェントです。中国・香港・韓国はもちろんブータンといったマイナーながらも人気な国も扱っています。またオーストラリアやニュージーランドは英語圏の中でも、日本人に人気の国。決定数・案件数ともに業界No.1で、海外転職を考えたらまずは登録してみるといいでしょう。
海外就職で海外移住をするには、自分の強みとなるスキルを身につけておきましょう。海外に求人を持つどの会社も、言語や専門分野でのスキルを必要としています。特に、JACリクルートメントやビズリーチは、専門分野での即戦力を必要としているので、今持ってるスキルや技術を最大限活用することができます。
個人的に、いくつかの転職エージェントに登録しておくことがお勧めです。特に、海外転職を考えている段階なら、JACリクルートメントとリクルートエージェントの二本柱で海外転職について情報収集することをお勧めします。
今すぐに海外移住や海外転職ができなくても、海外の求人情報から、今どこの国にビジネスチャンスがあるのか、どの分野がアツいのか、知ることもできこれからどの分野でスキルアップすれば良いか分かるでしょう。下記「今からできる4つのこと」にも書いていますが、海外転職に置いて情報収集は特に重要です。
難易度:★★★★☆
参考記事:海外就職で働きたい人が絶対に登録しておくべき求人情報サイト15選!
4 海外ボランテイア
4つ目の海外移住の方法は、海外ボランティアです。
海外ボランティアで一番有名なのは青年海外協力隊です。青年海外協力隊は政府支援活動の一環でJICAが行なっています。毎年、春と秋に各都道府県で説明会が行われているので出席し情報収集をすることができます。
20才を過ぎていれば、誰でも申し込む事ができます。必要となる語学力は中学生レベルでOKと言われており、必要とされている技術も120種類の職種の中から選べるので、自分の専門分野で挑戦する事ができます。
ただ、申し込み後、一次審査、二次審査と審査され、申込者の中から合格するのは4割から5割程度。つまり、申し込めば誰でも海外に行けるわけではありません。情熱、健康、語学、技術が重要視されており、それら全てを兼ね備えた人を合格させ派遣しています。また、人気の分野だと競争倍率も激しくなり、受かる可能性が低くなってしまいます。
費用に関しては、ボランティアとして合格し派遣が決まるとお金は必要ありません。必要経費は全てJICAが支払ってくれます。また、派遣国での生活費として月々数万円(金額は国によって異なる)が支給されます。費用がかからないというのは魅力的です。
注意ポイント
青年海外協力隊として海外移住はできますが、遊びに行くわけではなく、自分で好きな国を選ぶことも出来ません。「海外に行きたい、てかボランティアがしたい!」と言う人はおすすめです。
その他のボランティアプログラムを活用することもできます。NICE、ぼらぷら、CIEE等のボランティアプログラムです。
これらのプログラムを活用すると、自分で行きたい国を自由に選ぶことができます。また期間も、旅行気分でいけるような短期から、長期のボランティアまで様々です。
但し、それなりの費用が必要です。1年行こうと思うと、100万円は必要でしょう。加えて、外国の人と同じ宿舎で生活するので、ある程度の言語力も必要となります。
さらに、行なうボランティア以外の段取りは全て自分で手配する必要があります。つまり、「ビザの申請、渡航費用、海外保険などは全て自分で用意する」ということです。
難易度:★★★★☆
海外移住するために今からできる4つのこと
ここまでで、海外移住するための4つのプロセスを紹介しました。
とは言っても、正直なところ「今すぐ行動するのは絶対に無理!!」というのもまた事実です。
では将来、海外移住という夢を実現させるため、今から行なえる4つの方法をご紹介します。
①情報収集をして目標をはっきり定める
一つ目は、しっかり情報収集をして目標を決めることです。
例えば・・・あなたは「海の綺麗なところに移住したい」と考えています。では、そこからはっきりとした目標を決めましょう。
- 海の綺麗な国ってどこの国がいいのか?
- その国に移住するにはどんな方法があるのか?
- 生活するならいくら必要なのか?
- 日本人は住みやすいのか?
- 話されている言語は何語か?
- その国で日本人が仕事をすることは可能なのか?
といった具合に、情報収集を行います。こうやって行きたい国を決めるだけでもワクワクしてくるはずです。
それで、まず始めの一歩として、自分の行きたい国の情報、海外移住するための様々な手段に関する情報、「1年住むならいくら?」といった現実的な情報まで調べていきましょう。そうすると目標がはっきりして、行動にうつしやすくなります。
②軍資金を貯める
二つ目は、お金です。
「結局、金か。」と思いますが、結局、お金です。
この記事で取り上げた方法の中にも、ワーキングホリデーや語学留学など、海外移住は基本的にお金が必要です。ビザ代、渡航費、現地での生活費、海外保険など、全てお金が必要です。
「お金があれば海外移住実現可能な方法」もいくつかあるので、お金を貯めることをお勧めします。
③スキルアップ
三つ目は、スキルアップです。
これはも海外移住に関連したスキルの習得が望まれます。
真っ先に思い浮かぶのは、なにより言語でしょう。言語は海外移住に不可欠な要素です。英語で簡単なコニュニケーションが取れれば一番です。もし行きたい国が決まっているならそこの言語を勉強しましょう。NHK語学講座やテキストいらずの聞くだけ学習 英会話教材【ネイティブイングリッシュ】の聞き流しを試してみるのも良いでしょう。
もしスキルアップを始める時間がなければ、今の仕事でスキルを磨きましょう。専門分野での技術を磨いたり、営業として積極性などの性格を磨いたりするのも良いでしょう。今後、仕事にして稼げそうなスキルを磨きましょう。
また、自分の強みを知っておくのも海外移住に役立ちます。わたし個人的には、危機管理能力を鍛えるのも良いと思います。
参考記事:パソコンでアフィリエイトをすると海外どこでも生活できます
:これからはボーダーレスな海外ノマド移住者が増加する。
:これから海外で生きていきたい人は、自分の強みが何かを絶対に知っておくべき
④健康維持
四つ目は、健康維持です。
海外移住するには健康が一番です。海外にも病院はありますが、日本と同じような治療を受けられるとは限りません。また、冗談抜きで日本では経験したことのないレベルの「風邪」にかかってしまうこともあります。
それで今から、常に自分の免疫力を高める方法や良い健康習慣を身につけましょう。日本にいる間に強くて健康な体づくりをすることをお勧めします。
よく言われることですが、適度に運動し、バランスの良い食事をとり、質の高い睡眠を取ることです。ストレスフリーの時間を持つのも大切です。特に海外移住をすると、「自分の気晴らしをすることが大事」と言われます。仕事でも遊びでもなんでもいいと思いますが、楽しめる趣味を持って置くことがお勧めです。
どんな事でも良いので、寝る、コーヒを飲む、音楽を聴く、本を読む、絵を描く、なにもしない、などのストレスフリーの時間を持ちましょう。
海外移住すると、始めのうちは生活や環境の変化に合わせるため、普通に生活しているだけでも、普通以上に疲れがたまります。自分を知って適度に休息を取るようにしましょう。夢の海外移住が始まっても、即帰国という悲しい結果にならないように、今から良い健康習慣を身につけておきましょう。
まとめ
いかがでしたか?今回は海外移住するための4つの方法と、今からできる4つの事について取り上げました。
海外移住は、憧れているだけでは、何も実現しません。実際に行動を起こしましょう。早速、計画を立てるのも良いですし、近い将来、海外移住を目標にして今から自分を磨くのもいいでしょう。
若くても海外に飛び出すことは十分可能です。