「ネパール行きたい!けど、どうやって行ったらいいの?」
最近まで、直行便もありませんでしたし、経由するにも選択肢が多すぎて、どの航空会社で行ったら良いのか迷いますよね。
ということで、本記事では、ネパールに3年間住んで頻繁に日本と行き来していた筆者が、成田・関空からの行き方をまとめてみました。
結論から言うと・・
おすすめの路線
- 最短で行きたい → 直行便(関空)
- とにかく格安 → 中国経由
- ラクに行きたい → 韓国・香港経由
- 旅を楽しみたい → シンガポール経由
では、それぞれの路線の特徴とおすすめな人を詳しく見ていきましょう。
ネパールへの航空券を探すには、「スカイスキャナー」が便利です。
ネパールへの主な行き方
❶ 直行便
❷ 中国経由
❸ 韓国経由
❹ 香港経由
❺ 東南アジア経由
日本からネパールへの行き方は、大きく分けて5つあります。
成田・関空それぞれ乗り入れている航空会社が異なり、メリット・デメリットも変わるので、それぞれ詳しくみていきましょう。
カトマンズ空港
ネパールの玄関口は、カトマンズにある「トリブバン国際空港」です。
カトマンズ空港と呼ばれることもあります。(略称はKTM)
【成田空港発】
※この表は横にスクロールできます。
航空会社 | 所用時間(片道) | 値段(往復) | 経由地 | ポイント | |
直行便 | なし | ||||
中国経由 | 中国国際航空 | 20時間〜 | 4万円〜 | 成都 | 最も安くで行ける |
東方航空 | 28時間〜 | 4万円〜 | 上海・昆明など (2-3都市経由) | 荷物をたくさん持っていける (23kg × 2個) | |
韓国経由 | 大韓航空 | 12時間〜 | 10万円〜 | 仁川 | 乗り換えが楽 |
香港経由 | キャセイパシフィック | 14時間〜 | 7万円〜 | 香港 | サービスが良い |
マレーシア経由 | マレーシア航空 | 14時間〜 | 10万円〜 | クアラルンプール | KL観光したいなら |
成田から最短は?
成田からは、直行便は出ていないので必ず経由便になります。
最短で行きたい方は、「大韓航空」の利用がおすすめ。
仁川空港での乗り継ぎで、最短12時間ほどでネパールへ行くことができます。
時差
ネパールと日本の時差は3時間15分です。日本の方が進んでいます。
(例)日本 AM 12:00 ネパール AM 8:45
最も安いのは?
最も安いのは、成都を経由する「中国国際航空」です。
時期にもよりますが、4万円台からチケットが出ています。
「中国国際航空」は、中国系の航空会社の中でも比較的安全性に定評のある航空会社です。
私もときどき利用しますが快適です。
ただ注意点として、経由地の成都空港での待ち時間、インターネットが自由に使えません。
LINEやInstagramなどのSNS、G-mailやYahoo!など、日本人が普段使ってるサービスは、中国国内では規制されているので使うことができません。
ネットが使えないと時間つぶしに苦労するので、事前に映画をダウンロードしておくなど準備しておきましょう。
おすすめは?
私のおすすめは、「キャセイパシフィック航空」を利用した香港経由です。
キャセイパシフィックは、2018年の航空会社安全ランキングで「世界でもっとも安全な航空会社20社」に選ばれています。
また、過去には航空会社の総合格付けで最高となる「エアライン・オブ・ザ・イヤー」を最多4回受賞しています。
とにかくサービスが丁寧で安全なので、快適な旅を楽しむことができます。
また、乗り換えで利用する「香港国際空港」は、レストランやラウンジが充実しており優雅な時間を過ごすことができます。
誰でも無料で使えるシャワー室でリフレッシュするもよし、美味しい飲茶のレストランで香港料理をいただくのもよし。
トランジットの間もしっかり楽しむことができるのでおすすめです。
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【関空発】
※この表は横にスクロールできます。
航空会社 | 所用時間(片道) | 値段(往復) | ポイント | |
直行便 | ネパール航空 | 7時間55分 | 8万円〜 | 直行便で楽。安全性が怖い。 |
中国経由 | 東方航空 | 26時間〜 | 4万円〜 | 荷物をたくさん持っていける。23kg × 2個 |
南方航空 | 11時間〜 | 4万円〜 | 経由便の中では最短。 | |
韓国経由 | 大韓航空 | 12時間〜 | 9万円〜 | サービスが良い。 |
香港経由 | 香港エクスプレス+ドラゴンエアー | 15時間〜 | 7万円〜 | 航空会社を乗り換える必要がある。 |
シンガポール経由 | シンガポール航空 | 24時間〜 | 7万円〜 | サービスが良い。シンガポール観光が楽しめる。 |
直行便は、早いけど安全性が・・。
2019年8月末から、ネパールへの直行便が就航しました。
現在、「大阪(KIX)⇄ カトマンズ(KTM)」間を、火・木・土の週3便運行しています。
ですが、搭乗率が低かったため、11月9日から、火・土の週2便に、そして来年の3月末からは、土曜日のみの週1便に減便される予定です。
週1便となると、直行便での行き帰りというのはなかなか予定を合わせるのが難しいかもしれません。
世界で最も危険な航空会社?!【ネパール航空】
直行便を運営しているのは「ネパール航空」です。
実は「ネパール航空」、2018年の航空会社格付け安全ランキングで、「世界で最も危険な航空会社7つ」に選ばれてしまいました。
実際、安全性の理由から、EU圏内の飛行場への乗り入れのみならず上空も飛行禁止という厳しい措置が取られています。
もちろん、日本路線で事故が起きている訳ではありませんが、この情報を見るとちょっと心配になる方も多いのでは?
「出来るだけ最短で行きたいけど、ちょっと安全性が・・」という方は、「中国南方航空」がおすすめです。
南方航空を利用すると、経由便の中では最短11時間ほどで行くことができます。
安く行きたいなら?
年間通して平均的に安いのは、「東方航空」です。
安いときで4万円台前半からチケットが出ています。
ただ、中国の2都市、もしくは3都市を経由するため時間はかなりかかります。
私が利用していた「東方航空」の路線は【関空→上海→昆明→カトマンズ】という2都市経由。
日をまたぐため、一度荷物を取り出す必要があったり、中国内では国内線のため基本中国語アナウンスだったりと海外旅行に慣れていない方にはハードルが高い路線になります。
メリットとして、23kgの荷物を2つ持っていくことができます。
長期滞在者や、できるだけ安く済ませたいという方は「東方航空」の利用がおすすめです。
おすすめは?
私のおすすめは、ずばり「シンガポール経由」です!
おすすめポイント
❶ 安全でサービスの良いシンガポール航空
❷ シンガポールで無料の観光ツアーにも参加できる
❸ 空港がテーマパークみたい
❹ プライオリティパスで入れるラウンジがたくさん
今年の7月に初めてシンガポール経由でネパールへ行きました。
直行便やその他の都市の経由便に比べ時間はかかるのですが、シンガポールを思いっきり楽しむことができかなり楽しい旅になりました。
まず、シンガポール航空の飛行機に感動。
新しい機材だったのか、とても綺麗で高級感のある座席に感動!
USB充電端子付きのデバイスやエンターテインメントも充実しており、搭乗中は映画を見てあっという間に到着の時間に。
あと、定期的に訪れるドリンクサービスや食事もとても美味しくて大満足でした。
シンガポール・チャンギ空港に到着すると、利用者はなんと無料ツアーに参加することができます。
専用のバスで、ガイド付きで市内の主要観光地を回ることができます。途中でおりてみんなで散策する時間もあるので、車窓から眺めて終わり・・という残念なツアーではありません。
実際、参加してみたのですが、主だった観光地を一気にバスで見て回ることができとても楽しかったです。
ツアーに出かけなくても、シンガポール空港は超巨大な空港で、各所に素敵なモニュメントやガーデンがあります。
綺麗な蝶々が飛び回るバタフライガーデンや、屋上から巨大な滝が流れ落ちるジュエルなど特におすすめ!
あとは無料の映画館や、ラウンジも充実しているので、長時間の乗り継ぎでもとても楽しいです。
「ネパール旅行のついでに、シンガポールも楽しんじゃお!」的なバイタリティある人は、絶対シンガポール経由がおすすめです。
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まとめ
いかがでしたか?
この他にもインド路線や、LCCを乗り継いで行く方法もありますが、上級者向きなので省かせていただきました。
この記事でおすすめしている路線は、初心者でも分かりやすく時間も読みやすいので安心です。
ネパール行きの便はいろんな方法があるので、自分の旅のスタイルに合わせて路線を選びましょう。
最短で行きたいなら、直行便や韓国経由がおすすめ。
時間があるなら、経由地でゆっくり観光してまわるのもおすすめですよ!
この記事が、皆さんのネパール行きの計画の参考になれば嬉しいです。