今回は海外旅行のお金の話です。
- どこで両替した方がお得?日本で?それとも現地で?
- クレジットカードを使った場合の手数料は?
- キャッシングってお得なの?返済方法と期限は?
などなどいろんな疑問があると思います。この答えによっては、幾ら持っていくべきかが決まるのでしっかりと調べておく必要がありますね。
今回は、ユーロを検証!ギリシャ旅行で両替・クレジットカード・キャッシングすべての方法を試してきましたので、それに基づいてそれぞれのメリットとデメリットをご説明したいと思います。旅の参考にしてみてくださいね。
お得情報
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海外旅行リピーターたちが使ってるお得なカードです。
まず最初に考えるべきこと。
① クレジットカードが使えるお店の割合は?
② ATMが普及しているか?
まず最初に、渡航先の情報を集めましょう。渡航先が発展途上国などの場合、そもそもクレジットカードがあまり利用できない環境かもしれません。そうなると、現金を持って行っていない場合、困ることになります。キャッシングしようにもATMが無かったら無一文になってしまいます。そうならないためにもまずは現地の情報を集めることが重要です。
旅行ブログや滞在している人が書いているブログなどで情報を集めてから行くようにしましょう!
両替屋・クレジットカード・キャッシング徹底比較
まずはみなさん気になっておられると思いますので、結論から書きたいと思います。1万円の両替に対してそれぞれいくらの手数料がかかったのか?以下の通りです。
・両替屋・・・1551円(現地)522円(日本)※
・クレジットカード・・・200円
・キャッシング・・・127円
ということで、断トツで両替屋さんが手数料が高く、キャッシングの利用が一番お得という結果になりました。
※ あくまでも、ギリシャでの話です。行く先々によっては両替の方がお得という場合もあるので、お気をつけください。
それでは、その内訳を見ていきましょう。
① 両替屋さん
両替を利用しようと思う場合、まず考えるべきことは、日本で両替していくか?現地で両替するか?ということです。
だいたい、国の玄関口である国際空港には両替商が入っています。
空港から市内へのアクセスのためにバスや電車やタクシーの利用で、幾らか現金が必要という場合が多いかと思います。公共交通機関のチケット購入にもクレカなど使える場合もありますが、少額の場合使えない場合もありますので幾らか現金を持っておくと安心です。
ではここから僕らが実際に空港の両替屋さんで両替したときの実体験をもとに手数料を割り出してみたいと思います。僕らが利用したのは空港の中のeurochangeという両替屋さんです。
この日のYahoo!で検索したユーロ相場は、1ユーロ=114.84円
ところが、空港の両替所で20,000円ほど両替してみたところ、147.13ユーロにしかなりませんでした。
ん?おかしくないか?
そのカラクリはというと・・
こちらが明細書です。
注目すべきは両替のレートです。
1ユーロ=130.609円 Yahoo!で検索したこの日のユーロ相場は、1ユーロ=114.84円
16円ほど違います。
そして両替手数料もしっかり6ユーロも取られています。
やっぱり、空港の両替屋さんは、レート悪すぎですね・・。
計算してみると、10,000円あたりの手数料、驚異の1,551円。ぼったくり過ぎです。
ちなみにユーロやドルなどのメジャーな通貨は日本の大手銀行でも両替することができます。
例えば、みずほ銀行を見てみると1ユーロあたり6円の手数料で両替できるので、10,000円あたりの手数料は522.46円になります。
ギリシャの空港で両替するくらいなら、日本で両替して持って行った方がお得ですね。
注意点
空港内での両替は率が悪いのでおすすめしません。が、どうしても両替しなければならないという方は、同じ空港内でも両替屋さんによってレートが異なるので、少しでも日本円のレートのよい両替屋さんを使うようにしましょう。
また空港内の両替屋さんよりも、街の両替屋さんや銀行の方がレートが高いことがほとんどです。なので、空港では必要最低限の分だけ両替するようにしましょう。
② クレジット決済
ギリシャでは両替は高いということがわかりました。次は、もう一つの海外旅行の強い味方、クレジットカード決済について見ていきましょう。この方法なら現地のお金がなくても買い物が出来ます。
ただすべてのお店で使えるという訳ではないので、注意が必要です。地元のローカルな食堂やローカルバスなどでは支払いにカードは使えない場合が多いので、幾らか現金を持っておいたほうが賢明です。
海外でクレジットを利用する場合、為替手数料が掛かります。
僕が持っているMUFGカードの場合、規約を見ると2%ほど上乗せされると書かれています。実際、明細を見てみても2%の手数料が発生していました。なので10,000円あたりの手数料は200円ということになります。
ちなみに、とことん手数料の安いクレジットカードはというと、セゾンカードの1.60%。10,000円使うと手数料は160円です。
ただ、海外旅行で使うとなると、海外で使えるクレジットカードNo1と言われ、海外旅行保険もついている【三井住友VISAクラシックカード】や【エポスカード】をおすすめします。手数料は1.63%ですが、0.03%の差なので手数料はわずかプラス3円の差となります。それで海外旅行保険もついているのでおすすめです。
さらに詳しい情報はこちら【海外旅行におすすめのクレジットカードは?全800枚を徹底比較しランキングにまとめてみた】
注意点
海外でクレジットカードを使って決済すると、「日本円で決済しますか?それとも現地の通貨で?」と聞かれることがあります。
その際は、現地の通貨で決済する方がお得になる可能性が高いです。それはそのお店の独自レートで日本円に計算することが出来るからです。
実際僕らも、ギリシャのサントリーニ島のお店でディナーを楽しんだ時、日本円で決済したところ、ユーロ決済よりも高くなりました。
こちらが、そのディナーのレシートです。
ディナー代(チップ込み) 112.75ユーロ
その日のレートは、1ユーロ=114.02円なので、単純計算すると、112.75 × 114.02 = 12,853円になります。
それに、MUFGカードの国外決済手数料(2%)がかかるので、合算すると13,110円になります。
ところが実際に請求された日本円の金額を見ると、13,359円となっています。その差250円ほど。決済方法の違いだけでこれだけの金額の差が出てくるんですね。お店によっては独自レートをもっと悪くしてボッタクろうとするところもあるので注意が必要です。クレジット決済した場合には必ず領収証(レシート)をもらい、日本に帰って実際に請求があるまで大切に保管しておきましょう。
「チリも積もれば山となる」という言葉もありますので、みなさんも「JapaneseYen or Euro?」と尋ねられた際は、ぜひ現地の通貨をお選びくださいね。
③ キャッシング
もう一つ、海外で現地の通貨を手に入れるのに便利な方法はクレジットカードのキャッシングを使うという方法です。キャッシングと聞くと、借金だ!とイメージされる方が多いと思うんですが、外国でキャッシングを使うと、両替するよりもお得に現地のお金を手に入れることが出来るんです!
利息が気になるという方は、日本に帰ってきてから、繰り上げ返済というのを行うことができますのでご安心を。
カードによっては、海外でのATM使用料がかかる場合があります。
1万円以下 108円
1万円以上 216円
詳しくはカード会社に確認が必要です。
今回、僕らは何度かに分けてキャッシングを利用したのですが、その一部の明細を公開します。
EUROBANKという所のATMを使用して100ユーロキャッシングを利用しました。
請求を見てもらうと分かるように、MUFGの場合は海外ATM手数料はかかりませんでした。なので、キャッシングの利息=手数料となります。
あと、同じ9/15に利用しているのに、レートが違うのは、上の「QUATTRO RENT A CAR」の方はクレジット決済のため、2%の手数料が込みになっています。キャッシングの利用の場合は、もちろんこの2%の手数料は加算されません。
さて、ここから手数料の計算です。
この日のレートが1ユーロ=114.9円だったので、100ユーロ=11,490円借り入れたことになります。
年率17.95%なので・・まず1年間にどれだけの利息がつくのかを計算します。
11,490 × 0.1795 = 2062.455円 ← 1年間の利息
ここから今回は26日間の借入のため、26日間分の利息を計算します。
2062.455(円) × 26(借入日数) ÷ 365(1年) = 146.9円 ← 実質利息
100ユーロ借りて、146.9円の手数料ということになります。
これを10,000円に換算すると、127円の利息になります。
ということで、クレジットカードの手数料よりも安いという結果が出ました!
注意点
請求日のタイミングが悪く、最大日数である59日間借り入れになった場合、290円の利息になります。となると、クレジットカードの使用料と比較しても損になります。
なので日本に帰ってきたら繰り上げ返済というシステムを活用するようにしましょう。これなら、請求日まで待たずに返済できるので、その分利息の額も少なくてすみます。
もう一つ注意点があります。それは、クレジットカードには、キャッシング利用枠というのが設定されています。自分の手持ちのクレジットカードの利用枠を確認しておきましょう。海外で使えると思ってたのに、上限が設定されているために、これ以上使えない!ということにならないようにご注意ください。
まとめ
いかがでしたか?
僕らのギリシャ旅行(ユーロ)の場合、お得度は・・
❶ キャッシング
❷ クレジットカード
❸ 両替
という結果になりました。
国によってもこの結果は変わってきます。両替屋さん文化が根付いている国ではキャッシングよりも、両替の方がレートがいい場合もあります。
行かれる国に応じて、お得になる方法が変わってきますので、ネットや滞在者のブログなどでよく現地の情報をチェックしてお出かけください。
クレジットカードを利用する場合は、現地の通貨で決済しましょう。あと、もしキャッシングを利用した場合は、繰り上げ返済を忘れないようにしましょう!
海外行く時、両替なんかより断然お得なクレジットカード、実は海外旅行保険付帯のカードも多く存在します。もしもの時に助かりますので、複数枚持っておかれることをおすすめします。
クレジットカードに関してはこちらの記事をご覧ください。↓↓
・海外に行くなら持ってないと損!海外旅行保険が無料になるクレジットカード厳選3枚
・海外旅行におすすめのクレジットカードは?全800枚を徹底比較しランキングにまとめてみた
以上 「海外旅行|両替・キャッシング・クレジットカード利用どれがお得?それぞれの手数料を徹底比較!」でした。