ネパール旅行の楽しみの一つはお土産ですよね。
ここネパールではハンドメイドの物からスパイス・香辛料までいろんなものがお土産として売られているので、何を買って帰るか悩みます。本当は全部持って帰りたいくらい!
今回は、実際に私が日本に持って帰って喜ばれたお土産を特集してみたいと思います。
- 日本人に喜ばれる人気のネパール土産は?
- お土産買うとき気をつけるべきことは?
- おすすめのお土産屋さんは?
日本人に喜ばれる人気のネパールみやげ15選!
ネパールのお土産は最近人気が出ており、日本の通販でもお取り寄せ可能ですが、現地で買うとかなり格安で買うことができます!
おすすめのお土産と、安心して買えるお店を合わせて紹介します。
① フエルト製品
まず最初にご紹介するネパールのお土産は、「フエルト」です。
ネパールがフエルト製品の産地だったって知っていましたか?
フエルトというとムーミンの国・北欧のイメージがありますよね。
実はネパールのフエルトは、ヨーロッパ人が作り方を教え産業として定着していったと言われています。
そもそもフエルトの原料は羊毛。ネパールではヒマラヤ山脈で羊の放牧が盛んなので原料が手に入りやすかったこともあり、一大産業となりました。
街を歩くといろんなところにフエルトの工場があり、ハンドメイドでいろいろなフエルト製品を作っているのを見ることができます。
人形・帽子・ポーチ・バッグ・フロアマット・ルームシューズ・小物入れなどなど。あげればキリがありません。
このワンコとかもう可愛すぎでしょ?!これは日本に連れ帰らないといけませんね!
またコースターもおすすめです。かわいいデザインのコースターお土産で持って帰るととても喜ばれます。滞在日数に余裕があるようでしたら、自分でデザインして作ってもらうことも可能ですよ!
ここだけの話・・日本で売ってる値段の1/10以下の値段で買えますよ!(小声)
「楽天」などに出品されているフィンランドデザインのお洒落なフエルト、実は《原産国ネパール》と小さく書かれているものがたくさんあります。
あったかみを感じるネパールのフエルト製品、お土産にいかがですか?
② ショール(パシュミナ)
続いて、ネパールのパシュミナ製品も人気のお土産です!
日本で買うと「目玉が飛び出るほど高い」パシュミナも、ネパールなら生産国ならではの価格で購入することができます。
ただ100%パシュミナという表示があっても本物であると信じてはいけません。お店の人も「これは本物だ!」などと言ってきますが、偽物の可能性が高いです。
本当に信頼できるところから買うようにしましょう!
おすすめは、タメル地区にある日本人の奥さん「あきみさん」が経営するお店「friendly export」です。ネパール旅行の際はぜひのぞいてみてくださいね。
friendly export についてさらに詳くはこちらの記事をご覧ください。
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ネパール・カトマンズでおすすめのおみやげ屋さん「Friendly Export」日本人女性の経営するおしゃれなお店
③ スヌード
スヌードって何?と思われる方も多いかと思います。スヌードとは、簡単に言うとマフラーを輪っか状にしたものです。くるくるっと首に巻いて使います。
表と裏が違うデザインやカラーになっているので、いろんなコーディネートを楽しめます。冬場に重宝するアイテムです。
こちらのスヌード、日本で買おうと思うと、2000〜3000円しますが、ネパールではRs.200〜300と1/10ほどの値段で買うことができます。しかも日本の雑貨屋さんに卸しているお店も多いので、日本語で品質表示のタグが付いてたりします。
ネパールに来られた際は、お得にお土産をゲットしましょう!
④ コーヒー豆
ネパールはコーヒー豆の産地としても有名です。ヒマラヤ山脈の麓の高地で栽培されるコーヒーの果実は、厳しい環境ゆえにとても美味しいコーヒーを生み出しています。
お土産屋さんをのぞくと、100%オーガニックネパールコーヒーと書かれたコーヒー豆がたくさん並んでいます。
ただ、ここでも注意が必要です!
現在ネパールのコーヒー豆の価格は急上昇しており、隣国インドのコーヒー豆の2倍もの値段になっています。
そのため、悪徳な業者たちが、インド産の豆をネパールコーヒーというラベルで売ったり、ネパール産の豆と混ぜて販売したりしている実情があります。
きちんとネパールで生産している豆を販売しているところを見極めて買いましょう!
ポカラで日本人とネパール人が共同経営してるお店「ラトナヒマラヤンコーヒー」は100%ネパール産のオーガニックコーヒーを取り扱っています。
ポカラに行かれる際はぜひ立ち寄ってみてくださいね。
ラトナヒマラヤンコーヒーについてさらに詳しくはこちらの記事をご覧ください。
ネパールコーヒー|ポカラでおすすめの100%ネパール産の珈琲豆屋さん。
⑤ ネパールティー
ネパールではインドのダージリンと国境を挟んで隣り合わせの地区「イラム地方」などで紅茶の生産が盛んです。気候的にお茶の生産に適しており、香り豊かな紅茶を楽しむことができます。
ネパールのチヤといえばミルクのたくさん入ったミルクティー。そして、お店によっては、香辛料が入っておりピリリと辛さを感じたりします。
一度僕もカルダモンやシナモンなどの香辛料も一緒に買って帰って、みんなに「ネパールチヤ」を振る舞ったんですが、日本では味わったことのないスパイス入りのミルクティーにみんな衝撃を受けていました。
皆さんもネパールティーをお土産にいかがですか?
プチネパール語講座
ネパールでは、紅茶のことを「チヤ」と言います。ただこの「チヤ」というのは主に「ミルクティー」をさします。ミルクの入っていない紅茶のことは「カロ(黒)チヤ」と言います。
ネパールではチヤには、砂糖をこれでもかというほど、どっさり入れて甘々にして飲むのが一般的です。
もし、ネパールでチヤを頼む時、甘いのが気になるようだったら、「チニ アリアリ」と言ってみましょう。全く入れたくない場合は「チニ パルダイナ」で通じます。
・チニ(砂糖)
・アリアリ(ちょっと)
・パルダイナ(不要)
プチネパール語講座!
⑥ ティミ陶器
カトマンズの中心タメル地区から東南東へ10キロほど離れた街「ティミ」。
ティミは陶器の街として有名です。
数年前までは日常使いの平凡な陶器が多かったのですが、最近ではお洒落なデザインの陶器を扱うお店も増えてきました。
こちらは、「Salon de Kathmandu」というカフェに併設されたお土産屋さん。
可愛いティミ陶器が並んでいます。
私もティミ陶器をいくつか自宅用に購入してきました。
ネパールで買ったコーヒーやチヤをお洒落なティミ陶器でいただく。
日本に帰ってからもネパール気分を味わえて幸せです!
購入の際は「飛行機で持って帰りたい」と伝え、割れないようにしっかりパッキングしてもらいましょう。
⑦ ランチョンマット
コーヒー、チヤ、マグカップと揃ったら、どうせならランチョンマットまで揃えちゃいましょう!
ネパールは織物がさかんなので、とっても可愛いランチョンマットもゲットできちゃいます。
こちらは、ラリトプルにある「Dhukuti」というお土産店のランチョンマット。
こちらのお店は、センスの良いインテリア用品がたくさん揃っています。
ティミ陶器も売ってあるので、ランチョンマットとお揃いで合わせて購入するのもおすすめです。
ちなみに私が購入したのはこちら。
お客さんが来たとき、ちょっとしたおやつを出すときなどに重宝しています。
⑧ 香辛料・スパイス
ネパールはスパイス大国。国民食として毎日2回食べられている「ダルバート」も香辛料がたくさん使われています。
またサモサなどの軽食もいろんな種類のスパイスが使われており、風味豊かな味を作り出しています。
日本でこれらのスパイスを揃えようとするとなかなか置いてありません。ネットで注文することもできますが日本では希少なためかなり高額になってしまいます。
スパイスは、ネパールでは日常的に使われるものなのでかなり安いです。
お土産として持って帰りネパールのスパイスカレー「ダルバート」など振舞うのもいいですね。喜ばれること間違いなしです。
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ただしこちらも注意が必要!
スパイスにもクオリティーがあって、値段もピンキリなんです。
一度お土産屋さん通りで声かけられて、サフランを購入したのですが、あとで信頼できるスパイス屋さんに持っていったところ・・
かなり質の悪いものを相場よりもはるかに高い料金で購入したことが判明。ガッカリです。
こちらも信頼できるお店で購入しましょう。
私がいつも利用しているのは、タヒチチョークにある「PURE NEPAL HOMEMADE SPICES & TEAS」というスパイス店です。
※ 地図はこちらをクリック。
地元の人たちもよく利用しているお店で、とても正直で優しいオーナーさんがいろいろ教えてくれます。品質についても正直に答えてくれるので安心して購入できます。
持ち帰りの際は厳重にパッキングをすることをお忘れなく。日本からジップロックを持っていっておくことをおすすめします!
スパイスは匂いがキツイ上にネパールの袋はすぐ破れるので・・スーツケースがスパイス臭で溢れないようにご注意を。
⑨ はちみつ
ネパールで隠れた人気のお土産、それは「はちみつ」です。
ネパールには、世界一危険な場所で取れる「ワイルドハニー」と呼ばれる最高級のはちみつがあります。
標高の高いヒマラヤの断崖絶壁に巣を作る蜂から取れるはちみつ。ハニーハンターが命がけで取りに向かう様子はテレビなどでよく放送されています。
ワイルドハニーはとても希少で高価ですが、ネパールの村で取れる普通のはちみつもオーガニックでとても美味しいです。
日本のはちみつより、野生に近く味が濃い感じ。
ネパールコーヒーにちょっと入れて、ハニーコーヒーとしていただくのも絶品ですよ!
⑩ ヒマラヤ岩塩
最近テレビなどでもよく紹介され注目を集めている岩塩。松坂牛などの高級肉を扱うお店などでも使用されています。
また、バスソルトとしてヒマラヤ岩塩はとても人気です!いろんな雑誌でヒマラヤ岩塩のバスソルトが紹介されています。お風呂に入れると発汗作用がすごくて体がぽっかぽか!という意見もよく聞きますね。リンパマッサージなどにも使えます。
日本でも手に入りますが、本場の岩塩を買って帰ると喜ばれること間違いなしですね。
⑪ マンゴーウッド製品
先ほどの写真でもチラッと登場していましたが、マンゴーウッドの「おぼん(トレー)」もお土産におすすめです。
こちらは、タメルにある「karma coffee(カルマコーヒー)」にあったもの。
アフォガートとアイスコーヒーを注文した時に、使われていたのが気に入って販売もされていたので購入しました。
「kar.ma coffee(カルマコーヒー)」には、他にもカトラリーやドリッパーなど素敵なお土産がたくさん。カトマンズにお越しの際はぜひ。
トレーがあると、家でもちょっとしたカフェ気分を味わえるのでおすすめです。
もちろんティミ陶器との相性も抜群なので、両方とも連れ帰っちゃいましょう。
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⑫ ヤクミルクの石鹸
ヤクは標高4000m〜6000mという高地に生息する家畜です。
高地の民族にとって荷役動物としても重宝されていますし、そのミルクは栄養分が豊かで貴重なタンパク源としても大切にされています。
こちらはヒマラヤ山脈に「ジープトレッキング」に行った時に撮影したヤク。牛よりも一回り大きくモフモフの毛が特徴です。
そんな過酷な環境で生き抜いているヤクの貴重なミルクを使って作られた石鹸。
お土産屋さんに行けば、どこでも「YAK(ヤク)」と書かれた石鹸が売ってありますが、この写真の「WILD EARTH」というブランドの石鹸がおすすめ。
普通の安いものは2日くらいしか寝かせてないそうですが、この石鹸は1〜2ヶ月寝かせて手間隙かけて作られています。
一つ一つ時間をかけて作られたオーガニック石鹸。
自分用に買って帰るのにおすすめです!
⑬ 手漉き紙製品
ネパールは手漉き紙も有名です。お土産屋さんにはいろんな模様の手漉き紙が所狭しと並んでいます。
手漉き紙を使って作られたカレンダーやノート、手帳なども人気のお土産です。
また壁にかけるこんなおしゃれな手漉き紙のガーランドもあります。お部屋が明るく楽しくなりますね。手漉き紙を使った製品は、軽いのでお土産としてもお手軽でいいかもしれません。
⑭ 絵画
タメルのお土産屋さん街を歩くと絵画のお店がたくさん軒を連ねています。けっこうクオリティーの高い絵もたくさん置いてあるので、気に入った絵をお土産として買って帰るのもいいですね。
僕はこの絵を一目惚れしてお土産に買って帰りました。
ただ絵画を買う場合に注意したいことは、絶対に言い値で買ってはいけません!僕の場合、最初に言っていた言い値から70%オフになりました。値切り交渉は絶対必須です。
⑮ ハンドメイドのルームシューズ
寒い冬場の強い味方。可愛らしくて実用的なルームシューズもお土産として最適です。
我が家でもネパールのハンドメイドのルームシューズを使っていますが、とってもあったかくておすすめです!
詳しくはこちらの記事をご覧ください。
ネパールでお土産を購入する際の注意点!
可愛いお土産がたくさん揃っているネパールですが、お土産を購入する際は注意が必要です。
❶ ぼったくりに注意!
ネパールでは、観光客相手のぼったくりが横行しています。
通常の値段の10倍以上をふっかけられることもあるので観光客としては困ってしまいますよね。
特に、日本語で「コニチワ」や「トモダチ」などと言って呼び込みをしている人は、観光客慣れしていて悪い意図を持っている場合もあるので注意しましょう。
数店舗回ってだいたいの価格を把握したり、思い切った価格交渉をしてみるのがおすすめです。
ぜひ使ってみて!
❷ 偽物に注意!
ネパールではぼったくりに加え、偽物をつかまされるということもよくあります。
本当はパシュミナでないものを100%パシュミナとして販売しているお店も多く、そういった商品には大抵「パシュミナ100%」のタグもつけられています。
決して「パシュミナ100%」と言っているから、タグが付いているからと言って信用してはいけません。
手で触った感触など見極めが大事。
ただ価格交渉も、商品の良し悪しを見分けるのも日本人観光客にとっては至難の技ですよね。
そこでおすすめなのが、日本人の「あきみさん」が経営している「Friendly Export(フレンドリーエクスポート)」というお土産屋さんです。
日本語で買い物もできますし、フレンドリーエクスポートはすべてFixed Price。値札も付いているので値下げ交渉の必要もなく安心です。
商品の質もすべて正直に話してくれますので、安価なものと本物の違いもきちんと教えてもらえます。
タメルの中心地からもすぐ行けるので、ぜひ行ってみてくださいね。
まとめ
いかがでしたか?ネパールには可愛くて喜ばれるお土産がたくさんあります。ネパールに来られた際は参考にしてみてくださいね。
日本の通販サイトや雑貨屋さんなどでもネパールのお土産は手に入りますが、現地で購入するとかなり格安!あまりにも安くてかわいいお土産がたくさんなので買いすぎ注意です。
帰りの飛行機の荷物、重量オーバーにならないようにご注意くださいね。
『ネパール語のすすめ』
ネパールに来たら絶対少しでもネパール語ができた方が良いです!ほんの2、3語覚えて使うだけでもネパール人はすごく喜んでくれます。お土産買うときなども、それだけで一気に値段が下がったりしますので、旅行に行かれる際は少し勉強してから行くようにしましょう!
簡単なネパール語表現についてはこちらの記事にまとめています。あわせてご覧ください。
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関連記事:ネパール語・買い物編|押さえておくべき23の表現と値切り方!