旅行での失敗談っていろいろありますよね。今回は預け荷物として預けた大切な三脚を紛失したお話。じゅんじゅんの知識不足とおっちょこちょいが起こしたプチ悲劇談。どうぞお楽しみください。
じゅんじゅん三脚紛失事件
まず最初に申し上げます。今回の失敗談はじゅんじゅんの無知さゆえの失敗です。上の写真の赤丸部分(サイドポケット)に三脚を入れて預けてしまったというミス・・。しっかりベルトで固定してたという言い訳もむなしく・・。
以下 体験記です。
バックパックを預け荷物に預けて意気揚々とギリシャに乗り込んだじゅんじゅん&まんくまり。長旅を終えて、ギリシャのアテネ国際空港に無事到着です。
パスポートコントロールを無事に通過し、預け荷物の出てくるレーンで荷物を待ちます。しばらく待っていると、じゅんじゅんの大きなバックパックが運ばれてきます。
これで荷物も揃ったし、いよいよギリシャ旅のスタートです!空港を出て、スムーズにアテネ中心部シンタグマ行きの高速バスに乗り込みます。
上々のスタートと思っていたのです・・。ここまでは・・。
しばらく走り、アテネ中心部に近付くに連れて、ワクワク度が高まってきます。街中のいろんなところに古い歴史的建造物があるので、写真撮りたい熱が一気に高まってきました。
カメラ関係の道具は何度もチェックしてきたのですが、心配性のじゅんじゅんは、また「ちゃんと全部揃ってるよね?」と不安になります。
カメラよし!レンズよし!SDカードよし!三脚よし!?
んん?
預け荷物としてバックパックのサイドポケットに入れて縛っていた三脚が見当たらないではありませんか。
うそん?そんなはずないよね?と何度も確認するものの見当たらず。
バックパックの中にももちろん入っていません。
え~・・今回の旅で、タイムラプスを撮るために三脚を新調したのにー。
こちらがじゅんじゅんが今回の旅で使用しようと新調した三脚。↓↓
上々の滑り出しから一気にテンションの下がるじゅんじゅん・・。
今回の僕らのフライトは、関空→北京→ミュンヘン→アテネというフライト。預け荷物は関空で預けてアテネまで下ろすことなくダイレクト。
ということで、きっとアテネで飛行機から荷物を降ろす時に落ちてしまったんだろうと気を紛らわせます。
うん、明日空港に取りに行けばあるはず!
翌日・・。ラフィーナ港に行く途中で空港に寄って尋ねてみることに。
ギリシャの空港でのやり取り
まずは、空港のインフォメーションへ行って、昨日この空港に着いたんだけど、宿に着いたら三脚が無かったから来てみたと伝えます。
すると、内部と連絡を取れる電話にて、中の荷物とかの管理をしている会社の人と話すように言われます。
アテネの空港はSKYSERVEという会社が管理しているそう・・。
電話番号を教えてもらってインフォメーションの電話を借りてSKYSERVEの担当の人に電話します。英語での電話って苦手なんだよな~と思いながらも勇気を出して挑戦。
「昨日ピックアップした荷物の中に三脚が無くなってたんだけど・・」
「そんなん知らない」
「え?」
「いや、だから預けてた荷物から三脚だけ無くなってたから、落し物的な感じで無い?」
「ちょっと見てみる」
・・・30秒。
「ないから」
ガチャ!
ガチャ切りされてしまいました・・。
いつもだったら、ここで諦めてしまう気弱なじゅんじゅんなのですが、紛失した三脚は今回のギリシャ旅行のために新調した三脚。三脚がなければミコノスやサントリーニでの夜景撮影やタイムラプスの撮影ができません。
ということで、再度電話。
向こうも若干切れ気味ですが、「無いなら無いで証明書作ってもらわないといけない」と伝えると、「とりあえず中に入って来い」との回答。
インフォメーションで警備に連絡してもらい、パスポートを提示し特別な入り口から手荷物受け取り口に入れてもらいます。
SKYSERVEのカウンターに行くと、かなり不機嫌そうな係員さんが・・。
紛失した場合は、現地での紛失証明書が必要だという情報を宿で検索して調べていたので、「証明書を作成してください」とお願いしてみます。
すると、「そんなのはない。とりあえずここに名前と電話番号を書け」とのこと。
残念ながら僕はギリシャの電話番号を持っていなかったので、「名前とメールアドレス」を書き込みました。
あとは、「なんか見つかったらメールするから」の一点張り。
全く歯が立ちませんでした・・。もちろんギリシャ旅行中に連絡が来ることもなく、三脚はミコノス島で臨時購入。ちょっと痛い出費でした。↓↓
ミコノスの可愛いカメラ屋さん「PHOTO EXPRESS」 ~ギリシャはカメラ屋さんが少ない!~
日本に帰ってきてからのやり取り!
そんなこんなでギリシャ旅行を終えて日本へ帰ってきました。
まず、関空のインフォーメーションのお姉さんに事情を説明します。
関空のインフォーメーションのお姉さんの対応が神対応で涙が出そうになりました。ときどき日本はサービスが過剰過ぎると思う自分がいるのですが、この時ばかりはものすごく親身になって相談に乗ってくれたお姉さんに感謝。やっぱり日本っていい国だなぁ〜。
インフォメーションのお姉さんがいろいろ調べてくれました。
行きの便は中国国際航空とANAのコードシェア(共同運行)便だったので、ANAに掛け合うのが一番良いこと。そしていま3FでANAが手荷物の預け入れをしているので電話連絡しておくので相談に行ってみてくださいと手配してくれました。
ということで、3FのANAのチェックインカウンターへ向かいます。
対応してくれたのはANAの若いお姉さん。
事情を説明すると、「あ、それは戻ってくるのは難しいですね〜」との一言・・。
「だってバックパック自体はちゃんと届いたんでしょ?それに付随するものが届かなくてもこちらには責任はないです!」とのこと・・。
「サイドポケットなんかに入れてあるものは、無くなってもどうしようもないんです」
「なので、預け荷物の手続きの時に、そういったものはそれ単体でタグ付けするように案内してますので」とのこと。
いや、それを知らなかったのは確かにこっちの落ち度とはいえ、「案内なかったですけど・・」とつぶやくも、「ギリシャの方で、メールアドレスを記入されたんですよね?」「あとは、そちらからの連絡を待つくらいしか出来ることはありませんよ」とのこと。
かなりぶっきらぼうな対応で、かなりこたえました・・。けんもほろろといった感じ。
ということで、三脚紛失事件は解決を見ることなく、闇に葬られました。いまごろ新品の三脚は誰かの手に渡り、売られたかな?大事に使われていることを祈ってやみません・・。(笑)
まとめ
今回、かなり痛い出費でしたが、身銭を切って教訓を得ました。
18,000円あったら、素敵なレストランでディナーできるじゃん!!(泣)
ということで、バックパックのサイドポケットなどにいろいろ括り付けて預けるのはやめましょう。もしそれで紛失したとしても航空会社には責任がないそうです。
バックパックに入りきれないもの、三脚や傘などの長物を預ける際は、別荷物として預けタグを付けてもらいましょう。
ひとつ賢くなりました。皆さんも旅に行かれる際、パッキングの参考にしてみてくださいね。
荷物紛失に関する対策は次の記事にまとめています。
ロストバゲージ|飛行機の預け荷物の紛失や遅延の場合どうする?対策と注意点まとめ。