海外で物乞いに会った時どう対応すればいい?お金を渡したらダメってホント?

最近、東南アジアの格安旅行が流行っていますね。ですが、それらの国々は日本より所得の低い国ばかり。

そういった国で街歩きや観光を楽しんでいる最中、突然物乞いに近寄られて「お金をちょうだい。」と言われることがあります。「本当は渡したくないんだけどな。」と考えつつも、曖昧に笑っていては、物乞いさんもしつこくお金を欲しがってきます。当然ですよね。

では、海外で物乞いに遭遇した時にどうすればよいのか。発展途上国で生活していたからこそ分かる裏側なども交えつつ、「物乞いに対する対応」についてコラムを書いていこうと思います。

海外旅行に出かける前に、知っておいていてほしい情報です。

対応には幅がある。

物乞いに会った時、「お金をちょうだい。」と言われた時、あなたはどうしますか?

インターネットで調べてみたのですが、こんな意見の人たちがいました。

  • 絶対に渡さない。
  • 大人には渡さないが、子どもには渡す。
  • 子どもには絶対渡さない。
  • 渡して喜んでもらえるのなら、渡す。

などなど。どの方の意見もなるほどなぁ、と納得するようなものでした。

海外旅行の前から「自分は渡す派だ。」もしくは「渡さない派だ。」と決めているなら、その意見を大切にされるのがよいと思います。でも、多くの人は、実際どうすればよいの?と迷っていると思います。かくいう、わたしも初めはどうすればよいのか分からず、よく困っていました。難しい問題ですもんね。

でも、わたしはその土地で何年も生活しましたので、旅行客では知ることのできない状況や裏事情を見聞きしました。それで、海外旅行に出かける人がいろんな判断材料を使って決められるように、わたしの見たこと・聞いたこと・知っていることをまとめてみます。

物乞いの裏事情

物乞いをする人は、学齢期の子ども、乳児を育てているお母さん、病気や事故で外見が変わってしまった人、生まれつき手足がない人など様々です。ネパールでは、ネパール人の低カーストの人もいれば、インド系の人もいました。

物乞いをするに至った背景ももちろん異なりますから、いろいろな裏事情があります。下に書くのは、すべての物乞いの人・すべての国にあてはまる内容ではないと思います。あくまでも、自分の判断材料としてくださいね。

お金は物乞いの手には渡っていない

「物乞いの人にお金をあげたとしても、それは裏で悪い人が元締めのようなことを行っていて、集めたお金を巻き上げられている。」という噂を聞いたことのある人も多いかもしれませんね。いわゆる客寄せパンダ的な扱いです。

たとえ観光客が善意の気持ちでお金を渡したとしても、裏でお金を吸い上げられてしまえば、彼らの生活は向上しません。ですから、「お金を渡さない方がよい。」と考える人たちがいます。

では、実際にこの噂が正しいのか?

これに関しては、実際にお金の受け渡し現場などの決定的な証拠を見たことがありませんので、わたしにも確かなことは言えません。ですが、一部では真実なのだと思います。もちろん、物乞いをしている全ての人にそういう裏事情があるわけではないと思いますが。

わたしが実際にネパールで聞いたことのある噂では、インド系の子どもで物乞いをしている子達がそうらしい、という話でした。その上、場所も特定した具体的な話でしたので、つい信じてしまうような内容でした。

このことを考えると、やっぱりお金をあげない方がいいのかなぁ、と思ってしまいますよね。わたし自身も積極的に渡すのは躊躇してしまいます。

現地の人たちは物乞いにお金を渡している。

わたしが驚かされたのは、知人のネパール人のおばちゃんたちが「ビチャーラ(かわいそう。)」と言って、いくらかお金を渡していたことです。

このおばちゃんたちは、裕福な家庭でもなく、節約をしながら家計をやりくりし、現地で普通の生活をしている(日本人から見ると貧しく思うかもしれない)主婦の人たちです。

豊かな国から来た外国人がお金を渡さないのに、貧しい国に住んでいる現地のネパール人がお金を渡しているのです。少し考えさせられる場面ですよね。

この話を聞くと、今度は「じゃあ、少しお金を渡してもいいのかなぁ」と思うかもしれません。

彼らはホームレスではない。

わたしは、ネパールのタメル・アサン地区に住んでいたことがありました。繁華街や小売店・卸売店も多くある場所だったので、物乞いの人も多くいました。

物乞いの人は大抵毎日同じ場所にいるので、自然と顔を覚えてしまいます。

そんなある朝、偶然見かけたのが、車椅子に乗っている見慣れた顔の人です。すぐに、「あ、あそこにいつもいる物乞いの人だ。」と思いました。車椅子でいつもの定位置へと向かっていたのです。

車椅子を押しているのは、家族と思しき10歳ぐらいの男の子でした。「出勤風景」のようにも見えました。

物乞いをしている人の中には、ちゃんと家族がいて住む家もある人たちがいます。もしかすると、家族に「物乞いをして稼いで来なさい。」と言われているのかもしれませんし、自分で物乞いをする以外に方法がないと考えているのかもしれません。

物乞いにどう対応するか?

さぁ、ここまでの情報で、自分は物乞いにお金を渡すかどうか考えさせられますね。

こんなことを言うと身も蓋もないのですが、わたしは正直その場の状況を見て決めていました。気分で渡すこともあったり、渡さないこともあったり、という感じです。

「元締めの人にお金を巻き上げられているんじゃないか」という疑惑を感じさせる人であれば、お金ではなくちょっとしたおやつ(小分けのビスケットなど)を渡していました。

「子どもに飲ませる粉ミルクがない」というお母さんには、薬局まで一緒に行って粉ミルクを買ってあげたこともあります。お金を渡さなければ、その子どもたちの口に実際に入る、と思ったからです。

他にも、何か障害を抱えていても、絵を描いたり大道芸をしたりしている人にはいくらかお金を渡すこともありました。(これは、芸に対する対価なので、物乞いではないかもしれませんね。)

ただ、大前提として、わたしは積極的にお金を渡すことはしませんでした。

基本的に、その国の困った状況や問題はその国内で解決できるようになるのが一番良いと思っているからです。以前、「海外で行うボランティア活動の意義とは?ボランティア経験のある就活中の大学生も必見」こちらの記事でも書いた考えです。

外国人観光客が渡すお金もあってもいい、とは思いますが、それが大部分になってはいけないのです。

発展途上国は政治的に不安定なことが多いです。突然、政治的な内乱などが生じて外国人の渡航を見合わせることになるかもしれませんし、天変地異が起きて観光客が激減することも考えられます。

幸い、わたしのいたネパールでは助け合いの気持ちを持った人(前述のおばちゃんたちなど)がいて、少しでも社会は良く回っていると思います。

まとめ

観光客で来られる方で、もし「本当にかわいそうだ。」と気持ちが動いたのであれば、ぜひその善意を行動で表してみてください。

でも、「面倒だなぁ、しつこいなぁ。」と思うなら、しつこくされても無視をすればいいと思います。

お金ではなく、少しの食べ物をあげるという手もありますよ。物乞いだけでなく、子ども達はどの子も喜びますよ。

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