長年いろんな国へ旅行に行き、旅慣れすればするほど、サンダルこそが海外旅行の靴として最適!ということに気づきます。
ということで、今回は旅におすすめの歩きやすいサンダルを集めてみました。
海外旅行のサンダルの選び方。
まずは、今回の選定基準。ごまんとあるサンダルの中から海外旅行にピッタリの1足を見つけるため、以下の5つ点を考えました。
- スニーカー並みの履き心地 ← 歩き回る海外旅行では疲れない靴が一番大切。
- 丸洗いできる ← 汚れても丸洗いできるのはありがたい。海外ではう◯ことか普通に踏むし。
- 水陸両用 ← 海外はスコールとか酷いし、ビーチとか行くしね。
- 耐久性がある ← 旅の途中で壊れたら悲劇だし、ずっと旅の相棒でいてほしいから。
- 靴下履きもできる ← 常夏の島へ行くのに、日本が冬だったら空港までで死ぬ。飛行機内寒すぎて死ぬ。
よって今回のランキングでは、履きやすくても雨や水に弱いBIRKENSTOK(ビルケンシュトック)などは除外しています。おしゃれで履きやすくて大好きなんですが断腸の思いで除外。
この選定基準に沿って考えると、おすすめのサンダルは KEEN(キーン)、CHACO(チャコ)、TEVA(テバ)の3つのブランドに絞られます。実際、世界一周や海外放浪しているバックパッカーたちもほとんどがこの3つのブランドのサンダルを愛用しています。
ではそれぞれのブランドの特徴、おすすめポイントと惜しいところを比較しながら見ていきましょう。
海外旅行におすすめのサンダル3大ブランド。
① KEEN(キーン)
KEENは2003年、アメリカのカリフォルニアで生まれた会社です。
創業者の、マーティン・キーン氏がサンダルでヨットで遊んでいた時に、デッキにつま先をぶつけ負傷。そのときに、つま先を守るサンダルは作れるのか?と考えたことがきっかけで開発に着手。そして生まれたのが「トゥ・プロテクション(つま先保護機能)」の付いた、「NEWPORT」というサンダルです。
・NEWPORT H2
KEENといえば、NEWPORT(ニューポート)と言われるほどKEENを代表する定番モデルです。
つま先を保護するバンパープロテクションを採用し、靴のような履き心地を実現しています。水に強い素材を使用しているので水陸両用として使用できます。
ただ、このモデルの難点は重さです。片足 400g という重さはサンダルではちょっと考えられない重さです・・。メンズの靴の場合(サンダルじゃありませんよ)、片足400g以上は重い靴と言われています。
実際に使っている人たちの口コミや感想を見ても、ちょっと重いという意見が多く見られます。
海外旅行では、歩き回ることが多いので、出来るだけ軽い方が嬉しいところです。
というわけで、僕がおすすめするのはこちらの改良版モデルです。↓↓
・CLEARWATER CNX
CLEARWATER CNX は、NEWPORT H2 のアップデートバージョンとして開発されたモデルです。
NEWPORT H2 の良いところは保ったまま重量を大幅に軽量化しています。
重さは片足 255.1g と、40%近い軽量化を実現しています。
ソールのクッション性も良く、紐で全体的に絞れるのでホールド感が最高です。
そして長年履いても壊れにくい耐久性が旅人にはおすすめのポイントです。
KEEN CLEARWATER CNX の詳しいレビューはこちらをご覧ください。
レビュー記事
旅におすすめの靴 KEEN(メンズ)|歩きやすくて疲れにくいホールド感の良いサンダル。水陸両用&丸洗いOK!
② CHACO(チャコ)
CHACO社は、1988年コロラド州で、マーク・ペイガン氏によって設立されたサンダルブランドです。
コロラド州でリバーガイドとして働いていた時に、既製品のサンダルに不満があったことから、自分でサンダルの開発に着手。もともとカリフォルニアのシューズメーカーで働いていた経験を生かし作り上げたのがCHACOのサンダルです。
僕もコロラド州に行ったことがありますが、ロッキー山脈のふもとのため川はゴツゴツした岩だらけ。そんなハードな環境でも脱げずにしっかりと踏ん張れるサンダルを目指して作られているので、耐久性もあり海外旅行やバックパッカーにはかなりおすすめです。
また最近では、整形外科医とタッグを組み、人間工学の面からも、負荷がかかりにくくしっかりとホールド出来るサンダル作り上げています。
・Z/1 SANDAL CLASSIC
Z/1 SANDAL CLASSIC は、CHACOの定番モデルです。
CHACOのサンダルの特徴は、足の甲と足首を固定するウェビングストラップです。全部のストラップを自分の足に合わせて調整できる仕組みになっています。
これはKEENには無いポイントなので、CHACOの一番のおすすめポイントです!ホールド感を求めるなら CHACO。
しかも調整後は、足首につけられたバックル一つでしっかりと締め上げることができるので、着脱がとても楽です。
さらに、ソールはいままでVibram社のソールが使われてきましたが、新しいモデルからCHACO社独自開発のオリジナルソールが採用されています。2の年月をかけて開発されたソールはグリップ力などの性能が向上し、かつ軽量化しています。
ですが、それでも片足 400g 越え・・。この点はやはりKEENのCLEARWATER CNX に軍配が上がります。
もう一つCHACOの大事なメリットを忘れてました。それはストラップのカラーが豊富なところです。他の人とかぶりにくい自分のオリジナリティーを出したサンダルを求めている方は、CHACOがピッタリです。
・Z/2 SANDAL
Z/1との違いは、親指を固定するストラップがあるかどうかです。よりしっかりとホールドしたい人にはZ/2がおすすめです。
ただ親指ストラップがあると、靴下履きが出来ない・・。寒いときにソックスとの重ね履きが出来るかどうかは旅において結構重要ポイントなので、個人的にはZ/1の方がおすすめです。
③ TEVA(テバ)
世界で初めてストラップ付きのサンダルを開発したのは、TEVAです。今から30年以上前の1984年、グランドキャニオンでラフティングガイドをしていたマーサッチャー氏が水辺でビーチサンダルが脱げないように足首を固定するアンクルストラップを付けたのがTEVAの始まりです。
KEENの創業者もリバーガイド(ラフティングガイド)。やはり必要にかられるといろんなアイデアが生まれてくるんですね。
以来30年以上にわたりアウトドアファンに愛され続けています。
・ORIGINAL UNIVERSAL
TEVAの定番はこちらの ORIGINAL UNIVERSALモデルです。
TEVAのサンダルが、今まで見てきたKEENやCHACOと大きく異なる点は、マジックテープ式というところです。これをメリットとみるかデメリットとみるかは、もはや好みの問題になってくると思います。
ただ定番モデルはソールが薄いので、長距離歩くのには向いていません。なので海外旅行におすすめのTEVAのサンダルはこちらのモデル。↓↓
・HURRICANE XLT
こちらのハリケーンXLTというモデルは、定番モデルと比較して、ソールがしっかりしておりホールド感もかなり良いです。
インソールはかなりふかふかでショックを吸収してくれます。実際に履いている人の感想では、インソールの気持ち良さはKEENよりもこっちの方が上!という意見も聞かれます。
ただ耐久性に関しては、KEENやCHACOと比較して、弱いです。2年ほどでアウトソールが剥がれてしまったという方も。長く使いたい方はKEENやCHACOの方がおすすめです。
まとめ
メーカー | KEEN | CHACO | TEVA |
履き心地 | ◯ | ◯ | ◎ |
耐久性 | ◎◎ | ◯ | △ |
価格 | △ | ◯ | ◎ |
3つのブランドの特徴を簡単に表にまとめてみました。
トータルで考えると、一番のおすすめは「 KEEN CLEARWATER CNX 」です。
僕も海外旅行で愛用していますが、迷ったらこれを買っておけば間違いなしです!
長い距離履いても疲れにくいホールド感と、毎日履いてて壊れない耐久性を兼ね備えており、ずっとずっと愛用できる旅の良き供です。
CHACOやTEVAと比べてちょっとだけ高い価格も、長く履き続けられるのでトータルで考えると逆に安いです!
皆さんも、ぜひ自分にピッタリのサンダルを見つけて旅を楽しんでくださいね。
旅行の直前に新しいサンダルにするのは、危ないです。十分前もって手に入れてしばらく履いて慣らしておきましょう!
それでは、良い旅を!