以前、「ノートPC・タブレット・カメラなどの電子機器、機内持ち込み禁止へ|アメリカ」という記事の中で書いたように、2017年3月21日より、トランプ政権はテロの脅威があるという理由で、中東諸国と北アフリカの国からアメリカへの航空便で電子機器の機内持ち込みを禁止してきました。
今回カタール航空に限り、持ち込み禁止が免除されるというニュースが飛び込んできました。
アメリカ|カタール航空の電子機器持ち込み禁止措置を免除へ。
2017年7月6日付のカタール航空のプレスリリース(英語)によると、次のように書かれています。
カタール航空グループCEOのアクバル・アル・ベイカー氏は、次のように述べています。
「カタール航空のアメリカ全土への飛行に対する、電子機器の持ち込み禁止制限が解除されたことをお知らせします。」
電子機器の持ち込み禁止措置が免除されるのは、ハマド国際空港からアメリカへの便が対象となります。
今回、カタールの最先端のハマド国際空港(HIA)で全面的に安全対策を点検した後、米国時間午後に免除されました。空港は最近、Skytraxから中東で初となる5つ星を授与されています。
※ 翻訳はたびハック
この情報はカタール航空公式のプレスリリースなので、信頼できる確かな情報です。
カタール航空は、「カタール 断交|カタール航空(Qatar Airways)をトランジットなどで使う人は注意が必要!」の中で書いたように、中東諸国との国交断絶により近隣諸国の領空を飛行することができないなど大変な状況の中、先日発表されたスカイトラックスの2017年航空機格付けランキングで、見事世界No.1を獲得しています。
世界的にも安全性が認められているカタール航空。今回の米国の免除措置も、カタール航空の企業努力が実った形になりました。
カタール航空の主要空港であるハマド国際空港が、権威ある格付け機関スカイトラックスにより5つ星を獲得したことも大いに影響したのかもしれませんね。
まとめ
今回のアメリカの措置が、他の航空会社にも適用されていくのかは詳しい情報が出ておらず不透明です。
カタール航空に対して出された今回の免除措置、日本人利用者も多いので嬉しいニュースですね。