レンズ交換の時にうっかりガラス面を触ってしまって、指紋がついてしまった。
埃やチリがレンズに付いてしまった。
一眼レフカメラを使っていると、誰もが経験したことがあるのではないでしょうか?
今回は、レンズを傷つけずに綺麗に清掃することのできる最強のメンテナンスツール、「HAKUBAレンズペン3」の使い方を紹介したいと思います。
実際に使ってみて、どれくらい綺麗になったのか、ビフォーアフターの写真とともにレビューしてみます。
HAKUBAのレンズペン3とは?
HAKUBAのレンズペン3は、ハクバ写真産業株式会社が出しているレンズクリーニングのためだけに開発されたメンテナンスツールです。
謳い文句は「これ1本でカメラのレンズがキレイ」。
まさにその通りなんです。これ1本でレンズがピカピカになります。
液体のクリーナなど必要なくなります。まさに最強のレンズクリーナーです。
HAKUBAレンズペン3の使い方
① ブロアーで大きなゴミを吹き飛ばす。
まずは、ブロアーを使いレンズに付いている大きなゴミを吹き飛ばしましょう。ブロアーを使用する際は、吹き付ける面を必ず下に向けて使うようにしましょう。
おすすめのブロアーはこちら。
② ブラシ部分でレンズのホコリやゴミを取り除く。
レンズペンの上部にブラシが格納されています。上の写真のように、ボタンをスライドさせるとブラシが出てきます。
このブラシで優しくホコリやゴミを拭き取りましょう。
ちなみにこのブラシの材質は、天然の上質なヤギの毛が使われています。
触ってみると分かるのですが、ものすごく柔らかいです。まさにソフトタッチ!
化粧品としてお肌にも使える品質なので、とても柔らかくレンズを傷つけにくいブラシになっています。
③ クリーニングチップをレンズ表面に当てて円を描くように拭いていく。
レンズペンのブラシの反対部分にはクリーニングチップと呼ばれるものが付いています。
そのクリーニングチップをレンズの中心にあて、円を描きながら内側から外側に向けてゆっくり拭いていきましょう。
その際、外側から内側に拭いたり、往復させたりしないようにしましょう。なるべく一筆書きで「のの字」を描くイメージで。
たったのこの3つのステップで、見違えるほどレンズが綺麗になります。
どれほど綺麗になったのか?レンズペン3のおすすめポイントとともに見ていきましょう。
HAKUBAレンズペン3のおすすめポイント3つ
① 特殊なクリーニングチップで指紋も皮脂汚れも綺麗に!
こちらはレンズのフロント部分のビフォーアフター画像です。細かな埃やゴミが付いていましたが、レンズペンで1分ほどクリーニングするだけで、しっかり綺麗に汚れが落ちました。
こちらはレンズのコネクタ側(裏側)。皮脂汚れのようなものが付着していましたが、レンズペンでクリーニングするとツヤツヤに。埃も皮脂汚れも綺麗になくなりましたね。ビフォーアフター全然違いますね。
なぜここまで綺麗になるのかというと、クリーニングチップに秘密が隠されています。
商品の説明文をみると・・
セーム革製チップ+カーボン粉末(特許)で指紋や皮脂を残さず確実に吸着し、静電気を除去してホコリなどの付着を防止。
と書かれています。
カモシカや山羊などの皮をなめして作られるセーム革というものが使われており、特許取得済みのカーボン粉末で静電気まで除去するというアイテム。
詳しい仕組みは分かりませんがで、クリーニング後、確実に埃やチリが付着しにくい気がします。
メガネ拭きなどは何度か使うと皮脂汚れが落ちにくくなることがありますよね。油がレンズの表面全体に伸びてしまうような感覚・・。
このレンズペンのチップはそういったことがなく、何度使用しても綺麗に拭きあげることができるのでとても使いやすく満足です。
【追記】
購入して3年、回数にして数百回以上清掃していますが、いまだに綺麗に拭きあげることができます。耐久性もよく大満足です。
② 3D形状のチップでどんなレンズにも使える。
チップが平面ではなく3D構造になっているので、レンズの曲面にぴったりフィットして汚れを綺麗に取り除くことができます。
レンズによって、この曲面の曲がり具合が変わるので、この3D構造はとても便利です。僕の持っている超広角レンズは、出目金レンズとも呼ばれるほどレンズが球面で飛び出しています。
そういった超広角レンズなども、しっかりレンズ面に密着して綺麗に拭き取ることができるので、とても重宝しています。
③ コンパクトサイズなので、いつでも持ち運べる。
大きさが分かるように、いつも愛用しているボールペンJETSTREAMと並べてみました。レンズペンは一般的なボールペンより、長さは短く、太さは少し太いといった感じです。
かなりコンパクトなので、カメラバッグのポケットなどにも十分入ります。
レンズが汚れることはよくあるので、カメラバッグの中に忍ばせておくと安心ですね。
まとめ
今回ご紹介したHAKUBAのレンズペン3は、2020年7月16日現在Amazonで1,800円で購入することができます。
レンズは1本数万円〜高いものは十数万するものです。定期的なメンテナンスを怠らず長く大切に使っていきたいものですね。
僕自身、ネパールの埃っぽい環境でハードに使ってきましたが、汚れたレンズもしっかりとメンテナンスすることで長く愛用することができています。
このレンズペン1本あれば、予備のチップも付いているので、1000回ほどクリーニングできます。
1日1回クリーニングしたとしても3年近く使える計算。(毎日クリーニングする人はいないと思いますが・・。)
「レンズペン3」は、末長く使うことのできる最強のメンテナンスツールです。
大切な愛機のためにも、カメラバッグに一つ忍ばせておきましょう。