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一眼レフカメラの写真に写る黒い点。その原因と対策(メンテナンス)について。

今回はカメラのお掃除(メンテナンス)のお話。

デジタル一眼レフカメラやミラーレスカメラで写真を撮っていると、黒っぽい丸い点が写ることがあります。

綺麗な青い空に無数に浮かぶ黒いポツポツ・・。せっかくの美しい写真が台無しです。

  • 写真に写る黒いポツポツの正体は?
  • 出る時と出ない時があるけどなぜ?
  • どうやったら取り除けるの?
  • 自分で掃除出来る?

気になる質問の答えを見ていきましょう。

写真に写る黒い点の原因は?

写真に写り込んでいる黒っぽい点の正体は、ずばり「ゴミ」です!

レンズやセンサーなどに付着したチリや埃が、写真に映り込んでしまっている状態なんです。

でも、あれって出るときと出ないときがありますよね?

実は、「絞り」と「露出」が関係しています。

ゴミがどれくらいついているのか見るには、絞りF値を最大にして、露出を高めに、青空白い壁などを撮影してみましょう。

ゴミの写り込みを確認するにはどうすればいい?
junjun
絞りF値を最大値に。(F16とかF22とか)
露出を高めに。
青空や白い壁などを撮ってみよう!

もしゴミが付いている場合、カメラのどの部分にゴミが付着しているかをまず把握する必要があります。

チェックする流れとしては、①レンズ → ②センサー の順番です。

①  レンズのゴミ?

もし交換レンズを持っている場合は、他のレンズと交換し、先ほどと同じ設定で写真を撮ってみましょう。

同じ条件下で撮影してゴミが消えたら、先ほど付けていたレンズ側に問題があることになります。

レンズにゴミが付着していないか目視でチェックしてみましょう。

レンズ前玉(表の部分)

光に当ててみると、埃や手垢が付いてるのが分かりますね。

クロスを使いゴシゴシと汚れを拭き取りたいところですが・・ちょっと待ったー!

まずは、ブロアーを使って埃やチリを吹き飛ばしましょう。

砂などが付着している場合、いきなりクロスで拭いてしまうとレンズを傷つけてしまいます。

ある程度吹き飛ばしたら、カメラ用のクリーニングクロスの出番です。

メガネ拭きでも代用可能です。丁寧に拭きあげましょう。

力を入れてゴシゴシと強く拭くとレンズに傷が入る危険性があるので、できるだけ優しく拭くよう心がけましょう。

レンズ後玉(裏の部分)

レンズの後玉側も同じように清掃しましょう。

まずはブロアーで埃やチリを飛ばしましょう。

100円均一などでも手に入りますが、安いブロアーは先端部分が外れてレンズやイメージセンサーを傷つけることがあるのでご注意を。

私が使っているのはこちら「HAKUBAメンテナンスブロアー」です。

さすがはカメラアクセサリーメーカーのブランド品だけあり信頼性が高いです。

強力噴射は伊達じゃありません。

ブロアーで埃を吹き飛ばした後は、前玉と同じようにクリーニングクロスで軽く拭きあげましょう。

ただ、前玉と違い、後玉の方には、カメラ本体とつながる接点があります。

接点部分には決して触らないよう慎重に作業しましょう。

レンズの前玉と後玉を綺麗に清掃したら、レンズの中を覗いてみましょう。

もしレンズの中に大きな埃や、カビなどがある場合は、メーカーに送ってクリーニングしてもらいましょう。

普段のレンズ清掃はこれで十分ですが、もっと綺麗にレンズを清掃したい場合は、こちらの「レンズペン」がおすすめです。

こちらの「HAKUBAレンズペン3」を使うと、よりいっそうクリアになります。

関連記事

【HAKUBAレンズペン3】カメラレンズのクリーニングならこれ1本!おすすめというより必須アイテム!

レンズの次は、カメラのセンサーをチェックしてみましょう。

②  センサーのゴミ?

センサーとは、写真を焼き付ける素子のことです。

レンズを外すと見える、この緑に輝く部分がセンサーです。

ここに埃やチリが付着すると、写真に写り込んでしまいます。

デジタル一眼レフカメラの多くは、このセンサーをカメラ自身がセルフクリーニングする「センサークリーニング機能」が付いています。

カメラメニューの中から「センサークリーニング」を選択し、センサークリーニングを実行してみましょう。

軽く付着している程度のゴミであれば、この機能で取り除くことができます。

junjun
センサークリーニングやってみたら、先ほど書いた設定でもう一度ゴミをチェックしてみよう。

カメラ内のセンサークリーニング機能を使っても、まだゴミが写りこむようであれば、今度はアナログな手段「人の手」でセンサーをクリーニングする必要があります。

センサークリーニングの方法

①  サービスセンターでのクリーニング。

一番確実で安心なのは、メーカーのサービスセンターでクリーニングをしてもらう方法です。

それぞれ以下のメンテナンス料金がかかります。

メーカークリーニング費用引き取り送料
キヤノン3,300円2,750円
ニコン2,750円〜1,870円
ペンタックス3,240円1,080円
オリンパス1,500円不可

申し込みページはコチラ。

大都市であれば、各メーカーのサービスセンターに持ち込むことができますが・・

私のような地方住まいの場合、送料もかかるのでけっこうな金額になりますね。

②  クリーニングキットを使って自分で行う。

サービスセンターに送付しなくても、実は自分でもセンサークリーニングを行うことができます。

私がいつも使っているのはコチラ。

PENTAXイメージセンサークリーニングキット」です。

PENTAX(ペンタックス)と書いてありますが、ペンタックス以外のカメラにも使用できます。

私が使ってるのは「キヤノン」の6Dというカメラですが、問題なく使えています。

このキットは実際にペンタックスのサービスセンターで使われているクリーニングキットなので安心して使うことができます。

使い方は、とても簡単です!

1、スタンプ表面をイメージセンサーに優しく押し付けます。

2、クリーニングスティックをまっすぐ引き上げます。

3、クリーニングシートでスタンプ表面を清掃します。

4、クリーニングスティックをイメージセンサーの別の部分に対してスタンプ表面を静かに押します。

引用:Amazon

かれこれ5年ほど愛用しており、定期的にペタペタやっています。

ゴミをくっつけて取る感覚が非常に気持ち良く気に入っています。そして思った以上にゴミが取れるので満足です。

いちいちサービスセンターに送っていたらその間カメラ使えないですしね。

ただセンサーは写真を焼き付ける言わばカメラの心臓部。とても繊細なパーツです。

クリーニングを行う際は細心の注意を払って自己責任で行いましょう。

まとめ

レンズの汚れとセンサーの汚れを綺麗にすることで、写真に映り込む黒い点はなくすことができます。

もしなくならない場合は、センサーに頑固な汚れが付着しているか傷が入ってるなどの可能性があります。

その場合は、メーカーにメンテナンス(修理依頼)お願いしましょう。

レンズ交換の出来る一眼レフカメラやミラーレスカメラにとって、埃やチリの混入はもはや宿命です。

定期的なメンテナンスをしっかり行って長く大切に使いましょう!

junjun
一眼レフカメラはメンテナンスが大事!
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