ネパールといえば、世界一のエベレスト、古都カトマンズ、第二の都市ポカラ、お釈迦さまが生まれたルンビニなどが有名ですね。
実は、もう一つ面白い観光スポットがあるんです。それは・・野生生物の楽園チトワン国立公園!
じゅんじゅんがチトワンで象に乗ってカヌーに乗ってジャングルの中散策してきました〜。どうぞチトワン紹介記事お読みください!
チトワン国立公園とは?
ネパールの南西部タライ平野にある国立公園。
もともとタライ平野は動物たちがたくさん住む野生生物の楽園だった。
しかし、マラリアの撲滅と農地開拓を目指し、一気に開発が進み、自然が損なわれていきます。
そんな中、このチトワンは王族たちの狩猟地だったため、開発を免れ、1984年に世界自然遺産に認定されました。
そんなチトワン国立公園に生息する生き物たち。
ベンガルトラ・ひょう・鹿・サイ・猿・ワニなどなど。
希少な動物も数多く生息しています。
行き方
カトマンズからソウラハ行きのツーリストバスに乗り込み6時間ほど。
と言ってもそこはネパール、きっかり6時間で着くとは思わない方がいいです。いちおうハイウェイを通っていくのですが、このハイウェイしょっちゅう死亡事故が起き、大渋滞します。6時間で着けたらラッキーという感覚で、余裕を持って計画しましょう。
到着したら、街中の道を普通に象が歩いてる~!
めっちゃテンション上がります。
ではでは、チトワン国立公園で楽しめるアクティビティーを2つ見ていきましょう。
アクティビティー
まずはこちらの動画をどうぞ!
エレファントライド
エレファントライドとはその名の通り、象に乗って森の中を探検するアクティビティー。
このエレファントライド、一頭の象に対して、4人乗り。あ、ガイドが象の頭の上に乗ります。
ガイド以外に背中に4人乗る感じ。
人数の都合上、今回つたない英語が出来ると思われているじゅんじゅんが一人、外国人のツアー客のところにお邪魔します。
ベルギー人の美女たちとエレファントライド出発で~す。
どんな動物たちに会えるんだろう? わくわく
ガイド じゃあ、まずチケットカウンターに行くから!
ん?チケットカウンター?
僕らのチケットはちゃんとガイドさんに渡したはずだけど?
と思っていると、何と
じゃじゃーん
これは粋な演出!
Elephant Ticket Counter 象専用のチケットカウンター
いやぁ~面白い。
チケットを渡して森の中へと入っていくと・・
まず最初に現れたのがサイの親子。
やっぱり、サイっていつ見ても鎧がかっこいいですね~。
子サイもめっちゃ可愛い!
多分、このサイはエレファントライドの観光客慣れしてるんだろうな~。
全然、警戒心もなく草を食み続けていました。
こんな近くで写真撮れるなんて、なかなかいいぞ!エレファントライド。
これから、1時間。どんどん森の中を探索します。
時々木の枝がばしーんと顔を直撃します。
ファインダーばっかり覗かんと、しっかり前見とかないと痛い目に遭いますよ~。
次に現れたのは、鹿。
しかし、鹿たちは警戒心が強く、決して寄ってきてはくれません。写真撮れず・・
あとは、木の上で猿の大群がわさわさわさわさと移動していきます。
お~、ジャングルってこんな感じか。と堪能するじゅんじゅん。
写真撮りたいんだけど、以外と象の背中の上は、ユッサユッサ揺らされて掴まっとくのも大変。
望遠レンズで、動物撮りたいと思っていたじゅんじゅんの夢はあっさり打ち砕かれます。
せめてもの思いで、望遠レンズから標準域の単焦点レンズに変えて撮ろうと思って・・
何を考えたのか、揺れる象の背中の上でレンズ交換。
いやぁ~、自分でも愚かだと思います。やってしまいました。
なんと、レンズをケースごと落としてしまいました・・・
「すみません..」 良い子は絶対にレンズ交換などしないようにしましょう。
結局、ガイドさんにレンズ落としたーって伝えると、降りて取ってきてくれるのかと思いきや・・
めっちゃ笑いながら 「おーちょっと待っとけ!」
「はいっ!」と大声で象に語りかけます。
そしたら、なんと象が長い鼻を伸ばしてレンズを拾い上げて渡してくれるじゃありませんか!!
いやぁ~、これはイイものを見させてもらった!
ではなく・・本当にすみませんでした。反省します。
けっきょく一時間のエレファントライドでは、出会った動物たちの写真はほとんど撮れず・・
でも、いいジャングルの写真はたくさん撮れました~。
こんなにたくさんの象さんたちを見られる機会は日本では無いですね〜。
ちなみに、この象さんたち、森の中を一時間歩いてくれるんですが..
結構な重労働な様子。
感謝の気持ちを込めてバナナのプレゼントなんかいかがですか?
公園入り口にバナナ売りの素敵なおばちゃんがいますよ〜。
ジャングルサファリ
もう一つの目玉アクティビティーはジャングルサファリ。
このジャングルサファリは、そうジャングルを冒険するというアクティビティー。
ガイドと共に団体で行動します。
まずは、こんな感じのカヌーに乗って川下り~。
この川には、ワニや淡水イルカが住んでいる模様。
目を凝らして、探しますが、15分くらいのカヌーライドでは、ワニを見ることはできませんでした。
でも川岸で遊ぶ子どもたちや、いい感じのロッジを見ながらゆっくり進んでいきます。
川辺で見ることができたのはたくさんの鳥たち。
実はネパールは世界有数の鳥類が多い国!バードウォッチングに世界中から愛好家が訪れるんだとか。
いろんな鳥の鳴き声にリラックスした気分でカヌーライドを楽しみました。
カヌーを降りて川岸に上がると、ここからはガイドと共に森の中を散策します。
しばらく歩くと、遠くの方でカサカサッと聞こえます。
茂みの向こうから鹿の群れが見えます。
でも、こっちの気配を感じて、一斉に茂みの向こうに逃げて行きました。
またしばらく進むと、ガイドさんが、木の幹を指差します。
その幹には、エナジードリンク、モンスターのような傷跡が。
これは、虎の爪痕だ、しかもここ数日でついた新しい傷だ!近くに虎がいるかもしれないから気をつけろと小声で言ってきます。
「うそっ!マジで?!」という純粋じゅんじゅん
「毎日、参加する人たちに、同じ説明してんじゃないのー」という小悪魔じゅんじゅん
心の中で、めっちゃ戦っていたのはココだけの話です。
さらに進んでいくと、帰ってきている別のガイドが、「今向こうの森の中の水辺に野生のサイがいるぞ!」と教えてくれました。
そこから、30分くらいめっちゃ速歩きで湖の水辺へと向かいます。
実は、本物の野生のサイにこのジャングルサファリで会えるのは確率がものすごく低いそう。
あまりにもガイドの足が速いので、一緒に団体行動していた人たち数名が取り残されはぐれるという事態に。
多分、猛獣とかはこの森にはいないんだろうな~とうっすら気づく
そんなこともお構い無しで「速く来い!野生のサイに逢えるぞ!」とテンション上がってるガイド。
頑張って付いていくと、めっちゃ大きいサイが水辺でムシャムシャしています。
一緒に行った友達が写真を撮ろうと近づこうとすると、ガイドがTシャツを引っ張って静止します。
どうやら、これは本物の野生のサイみたい。
実は、サイはめちゃくちゃ獰猛なんですね。しかも、このサイはどうもお母さんサイ。
子サイも近くにいるらしく、守るためにものすごく警戒している模様。
30mくらい離れた木々の陰からそっと見守ります。
ガイドが持っていた双眼鏡を借りてそっと観察。
いやぁ~、昨日エレファントライドで出会ったサイとは格が違う気がします。
格というか、殺気というか、まわりの空気感が全然違います。
やっぱり野生って凄いんだな~と感動。
しばらく観察していると、ガイドが「もう暗くなり始めるから戻ろう!」と。
みんなで小走りで来た道をまた戻ります。
その道中もアルマジロが目の前をガサガサガサ~と音を立てて横切ったり、猿が上からギャーギャー叫んだり、いろんな動物に囲まれて楽しかったです。途中水牛にも遭遇!
そのあと、このアクティビティーに含まれている、象の保護施設の見学。
けっきょく、突如現れたサイのおかげで、予定してたアクティビティーの時間を大幅に超過して、ジャングルサファリ終了。
あたりはすっかり夕暮れ。ジャングルサファリ、十分に満喫しました。
いろんな動物と触れ合えて?なかなか楽しかったですよ~。いい運動にもなったし。
まとめ
チトワン国立公園のアクティビティーは普段体験できないことなので、とっても楽しいですよ。
ただ、あとで調べて分かったのですが、ジャングルサファリ、エレファントライドは、本当の国立公園の中には入って行ってないとのこと。隣接する森の中で行われてるんですね。
本当の国立公園内に入るには、許可されているジープサファリというアクティビティーでなければ行けないようです。道理で、野生っぽい動物たちが少なかったんだな~。
次回は、ジープサファリにトライして、いろんな動物の写真撮ってきたいな~!
以上、じゅんじゅんのネパール・チトワン国立公園でのアクティビティー体験記でした。