中国でも日本のサブカルチャーである、漫画・アニメ・アイドルは大変人気です。
少し街を歩くだけで、日本のキャラクターのグッズを持っている人を見かけます。
今回は、広州で開かれる日本のアイドルライブを取材させていただきました。中国人のなまの声を聞いてきました。
中国で行われた日本のライブ
今回広州の「TU凸空間」で行われたライブに行ってきました。
わたしが行った日は、1日に3回ライブが行われていました。わたしが行ったの午前の部で、約100人ほどが来ていました。日本から来ている人も数人いましたが、ほとんどが中国人です。
運営しているスタッフに聞くと、夜の部が一番多いそうです。
ではここに参加していた、中国人に突撃インタビューしてみました。
本当に中国で日本のサブカルは人気なのか?
話を聞けたのは、上海や福州などから来たサブカル好きの4人の若者たち。しかも日本のサブカルが好きなため、日本語も堪能!
感想を聞かせてくれて、ありがとうございました!!
わたしが始めに気になったのは、「日本のサブカルは中国で人気なのか」という素朴な疑問。
早速、彼らに聞いてみた。答えは、
「もちろん、とって人気です!!」
特に最近は、日本のアイドルも人気なようです。理由を聞いてみると、歌が上手い、かわいい、ライブの質が高いなどなど。
そして、特に彼らが口を揃えて「良い!!」と言っていたのは、ライブでのMIXコール。MIXコールとは、アイドルライブの曲の前奏や間奏で叫ぶ掛け声のことです。たしかにMIXコールが有ると演者とファンの距離感が近く、ライブ全体に一体感が生まれていました。あれはハマるかも。。
みんなが日本のサブカルを初めて知ったのはなに?
つぎに「日本のサブカルを初めて知ったのは何か」聞いてみました。
すると全員違う答えで、声優、スラムダンク、ガンダム、モー娘。とのこと。しかも詳しく話してもらうと、それはもう次々とマニアックなネタが。。。。
ゴメンナサイ、ワカリマセン、勉強シテ、出直シテキマス。
でも彼らが共通して好きなのが、日本のアイドルだということです。
そんな彼らも、約二年ぶりに集まったとのことでした。聞いてみると中国にもネット上でコミュニティが有り、連絡を取り合って今回集まったとのことでした。
中国のサブカル事情
では中国のサブカル事情はどんな感じなのでしょうか?
中国でもサブカルは浸透しつつあるようです。特に上海、北京、広州、四川でファンが増えつつあるようです。
中国のアイドルというと、AKBの秋元さんが上海で作ったSNH48は有名な話。中国にもアイドルグループがあり、ネット上では「レベルが高い!」との声も。
ただ彼ら曰く、基本的に中国のアイドルは日本からの輸入で日中で変わりはない、とのことでした。
せっかくなのでこの機会に「日本のアイドルと中国のアイドルの違い」を上げてもらいました。
すると、中国は女の子のスタイルがいい!とのこと。確かにそう言われてみると中国には、背が高くて、足が長い人がたくさん居る印象があります。
また最近、中国でもアニメ制作が盛んで、日本に負けず劣らずのアニメも有るようです。
ただ総合的に彼らの意見をまとめると、サブカルはまだまだ日本の方がレベルが高いとのことでした。
最近、藤田祥平さんの「日本負けた」との記事が日本でバズりましたが、日本のサブカルチャーは中国でも広がり、まだまだ可能性のある分野だと感じますね。
広州のイベント会社:Groupy
今回ライブを主催したのは、広州のベンチャー企業「株式会社Cloudtrons」(日本支社名)。中国では「广州市云动网络有限公司」(本社)。
ライブをしたグループは、「株式会社Cloudtrons」が運営している「Groupy」というアプリに参加している日本のアイドルたちでした。
このグルーピーというアプリは、アイドルを後押しすることができるアプリです。印象的に「Google+」や「755」と似たようなアプリです。
2017年12月に広州で開かれた、FFACGという中国サブカルチャーの大きなイベントにも出店しメイン会場でライブをするなど新進気鋭の会社。
今後このような企業を通じて、日本のサブカルも中国で浸透していくのが楽しみです。
まとめ
今後も中国で日本のサブカルは流行っていくでしょう!