中国にはじめて訪れるとき、準備で迷うのが変圧器と変換プラグ。これまで行った他の国と同じ準備でいいのか、はたまた違うのか…
あと、できれば自分の使い慣れた電化製品を使いたいですよね。そのままで使えたら話が早いんですが、変圧器が必要ならばどれを買えばいいのか…。
この記事では、
メモ
- 中国の電圧と、それに対応する変圧器
- 中国でドライヤーを使うなら、絶対気をつけるべきこと
- 中国では変換プラグが必要か
の3点をまとめます。
中国旅行の前に変圧器を買いに行ったら、そこはカオスだった
わたしが変圧器の必要性に気づいたのは、出国の前日。もうAmazonで注文しても、出発までには届かない。やっちまったなぁ!
急いで近所のケーズデンキに駆け込みました。
変圧器・変換プラグ売り場は割とすぐ見つかりました。でも、いざ商品を見てみると…
なるほど!!!多すぎてサッパリ分からん!!!!ややこしいんじゃあああ!!!!!!
結局製品を見比べたり、その場で調べたり…20分ぐらいは売り場でしゃがみ込んで迷っていました。
この記事をご覧いただいているあなたには、同じ目に遭ってほしくないので…必要な情報を、しっかり収めてまいります。
まずは、中国の電圧は何V(ボルト)?というところから。
中国の電圧は220V。日本の100Vに変換する変圧器が必要
見出しの通りですが、中国の電圧は220V。日本の電圧は100Vなので、2倍近くということになります。
つまり、変圧器を買うならば 220V→100V に変換(ダウントランス)するものを選ぶ必要があります。
でも、そもそも変圧器が必要じゃない場合もあります。海外メーカー製のものなど、最近は海外の高電圧にも対応している製品が増えてきているんです。
まずは、自分には変圧器が必要なのかチェックしましょう!
中国旅行に変圧器は必要?自分の電化製品をチェックしよう!
まずは、旅行に持っていく電化製品を片っ端からチェックしていきましょう!そのときに、コンセント部分を見れば「変圧器が必要か?」が一発でわかります。
例として、わたしが持っていったものを挙げてみます。まずは、iPhoneの純正電源プラグ。
ちょっと小さいですが、ここに「input 100~240V」と書かれています。中国は220Vなので、このプラグをそのまま挿して使えますね。
もうひとつ、私は電気シェーバーを持っていきました。このプラグ部分もチェックすると、
「入力 AC100V」とだけ書いてありました。中国の220Vでは耐えられないので、変圧器を使わないといけません。
妻はドライヤーを持っていこうとして、同様にチェックしてみましたが…残念!100Vまでしか対応しておらず、この度は断念することに。
現地の友人と連絡を取ると、快く貸してくれました。
チェックの結果、いかがでしょうか?変圧器が必要なら、早いうちに購入しておきましょう!
中国旅行にオススメの変圧器
たびハックライター・じゅんじゅんのオススメ、BESTEKの変圧器。Amazonなら3,600円ほどで購入できます。
中国在住の友人も同じものを持っていたので、試しに使わせてもらいました。
言うまでもなく、普通ーーーーに使えます!!しかもコンセント3口・USB4口という爆発的な使いやすさ。
3,600円でこの機能性は、なかなかお目にかかれません。
実際、わたしもこれを買おうと思っていました。しかし気づいたときには旅の前日。さすがのお急ぎ便も、当日には届かず…諦めて近所のケーズデンキに走りました。
まだ出国まで日がある方は、この変圧器がが一番のオススメです。
参考記事 :海外変圧器コンセント|旅行に持って行くならBESTEK!おすすめの変換プラグも。実際の使用感を正直にレビュー。
ケーズデンキに駆け込んだわたしが買ったのはこれ。
220Vに対応する変圧器の中で、一番安かったものでした。挿し口は一つだけですが、手のひらサイズのコンパクトさが魅力。
2,800円ほどで購入できます。
こうして、コンセントとシェーバーの間にかませて使いました。言うまでもなく、普通ーーーに使えましたよ!
変圧器をドライヤーに使いたい方は、ちょっと待った!上で挙げた変圧器は、ドライヤーには残念ながら使えません…!
詳しくは下にまとめていきますね。
中国でドライヤーを使うなら、変圧器は高ワット対応のものが必要!
ドライヤーなど、熱を出す電化製品は電圧(V)に加えてワット数(W)も考えないといけません。上に挙げた変圧器は対応ワット数が低く、どちらもドライヤーには使えません。
電気についての難しいハナシは省略しますが…。要するに、高ワット数に対応する変圧器が別に必要ということになります。
例えば、こういう変圧器。
家庭で使用されるドライヤーは、1200Wまでが一般的。この変圧器なら1500Wまでカバーしているので、十分対応できます。
問題は値段なんですよね。この変圧器は安いほうですが、4,000円ほどします。それに、変圧器って結構重いんですよね。
それよりも、海外対応のドライヤーを買っておくことをおすすめします。このパナソニック製の海外対応ドライヤーなんて、1,800円ほどで購入できます。安い!
240Vまで対応しているので、220Vの中国でも当然使用できます。
柄の部分を折り畳めるコンパクトサイズなので、旅行用としてトランクにいつも入れておけますよ!
電圧の話は、これでおしまいです。
ここからは、コンセントの差込口の形について見ていきます!
中国のコンセントの形。変換プラグは基本的にいらない
中国のプラグの形状(コンセントの差込口の形)をよく知らなかったので、ケーズデンキにある一覧表を見たんですが…
なるほど!ゴチャゴチャしててサッパリ分からん!これは「場所によって種類が違う」ってこと?それとも「どんな形でも使えるぜ!」ってこと???
結局、わけも分からず「中国対応」と書かれた変換プラグをヤケクソで購入。
それで実際、中国に行ってみると…
一般的なコンセントは、こんな形をしています。なんか穴がやたら多いぞ。
で、日本のコンセントが…
普通に入る!中国では、日本の電源プラグも普通に挿せるんです。
実際、中国国内で売られている電気製品の中にも日本の形(2穴タイプ)のコンセントのものが増えてきたようです。せっかく買った変換プラグは、お蔵入りになってしまいました…。
そんなわけで、iPhoneの充電器も変換プラグ無しで使えました。
注意
香港やマカオに行く方は要注意。プラグの形状が中国国内とは違うので、別に変換プラグを用意しておきましょう。
中国の変圧器・変換プラグまとめ
ここまでの内容をまとめると、
メモ
- 変圧器が必要かどうかは、自分の電化製品をチェックして決めよう
- ドライヤーは特別な変圧器がいるが、海外対応のドライヤーが安くて合理的
- 変換プラグは、基本的に必要ない
ということになります。
なじみの電化製品を使って、快適な中国旅行を楽しんで下さい!
中国旅行に必要なものについては、私がはじめての中国旅行で準備した持ち物をまとめて記事にしました。
中国だからこそ必須のアイテムを中心にまとめてありますので、ぜひ準備にお役立て下さい!