今年の秋は「秋カビ」が多いと先日の夕方のニュースで特集が組まれていました。梅雨時期と同じほど秋はカビが生える季節。今年は特に夏の間雨が多かったので、秋カビがとても多いそう。
カメラレンズにとって、カビは大敵。湿気の多い時期は特に気を使います。湿気対策に防湿庫が欲しいなと思っていたのですが、防湿庫はどれも数万円・・。ちょっと高いな〜と思っていたところ、Amazonで評価の高いこちらのドライボックスを見つけました。
ということで、今回ナカバヤシのドライボックスを購入してみたので、使い心地や気になる点をレビューしてみたいと思います。
ナカバヤシ キャパティードライボックス レビュー
今回は、容量の一番大きい27リットルのボックスを購入してみました。
大きさは 幅30.6cm × 奥行き48.6cm × 高さ27.0cm
70-200mmの望遠レンズとの比較
70-200の望遠レンズも立てたまま余裕を持ってすっぽり入ります。
Canon6Dとの比較
27リットルの容量、かなり入ります。
27リットルのボックスだと、カメラ2台+レンズ6本くらいは余裕で入ります。上の方の空間が余ってしまうので、棚を入れて2段にして使うともっと入りますね。
ちなみにサイズは4種類あります。
品番 | DB-8L | DB-11L | DB-S1 | DB-27L |
容量 | 約8リットル | 約11リットル | 約20リットル | 約27リットル |
サイズ(外寸) | 幅21.2×奥行き33.4×高さ20.5cm | 幅30.6×奥行き48.6×高さ13.8cm | 幅25×奥行き44×高さ29cm | 幅30.6×奥行き48.6×高さ27.0cm |
サイズ(内寸) | 幅15.5×奥行き26.0×高さ17.0cm | 幅25.1×奥行き40.3×高さ10.0cm | 幅20×奥行き38×高さ26cm | 幅25.0×奥行き41.0×高さ23.5cm |
手持ちの機材に合わせて、ちょうど良いサイズを選びましょう。
本当に湿度が下がるのか検証!
蓋を開けてみます。
中に入っているのは、説明書と湿度計と乾燥剤。
まずは、湿度計をセットしてみます。
湿度計を丸っぽい溝にセットします。
その際、忘れてはいけないのがこのアイテム。パッキンです。
湿度計の上の溝の隙間に埋め込みます。上下があります。若干すぼまってる方を下に差し込みましょう。
こちらのボックスは防湿庫と違い、湿度を全自動でコントロールすることはできません。
密閉された空間に乾燥剤を入れることでボックス内の湿度を下げレンズやカメラを湿気から守るという簡単な仕組みです。
では本当に湿度が下がるのか検証です。
まずは、セッティング時の湿度。
湿度66%くらい。WET(多湿)の青いメモリをさしています。
そしてドライボックスの中に湿気取り乾燥剤を入れます。
まずは、ドライボックスに付属してきた小さい乾燥剤を。
そして今回、容量が大きいので付属の乾燥剤だけでは足りないかなと思い、一緒に注文しておいたHAKUBAの「防カビ防湿剤カビストッパー」を入れてみました。
そして、こんな感じでレンズやカメラなどを中に入れ、蓋を閉め30分。
30分後の湿度計。
湿度48%くらい。緑のBEST(良い)の目盛りをさしています。
使用前66% → 使用後48%
しっかり湿度が下がりました。気密性も高そうです。
2ヶ月間使用してみましたが、開けたり閉めたりを繰り返してもしっかり湿度が下がります。
簡単な作りですが、しっかり湿度を下げた状態をキープしてくれるので、かなり使い勝手が良いです。
ナカバヤシ キャパティードライボックスの良い点
- 価格が安い
- 電源タイプじゃないのでどこにでも持っていける
本格的な防湿庫は高くて手がでなくても、こちらのドライボックスは2,000円弱。
また電源が必要なタイプではない普通のボックスなので、どこにでも持ち運びすることができます。海外滞在などの時にもそのまま持っていくことができるので非常に便利です。
ナカバヤシ キャパティードライボックスの惜しい点
- 湿度計が壊れやすい
Amazonのレビューを見ていると、湿度計が動かなくなったというレビューがちらほら。僕のは現在2ヶ月ほど使用していますが、壊れずに動いています。でも個体によってはすぐに壊れるのもあるようです。ドライボックスで湿度計が動かないのはちょっといただけませんね。ぜひ改善して欲しい点です。
まとめ
レンズのカビ・湿気対策に、本格的な防湿庫は高くて手が出なくても、こちらのドライボックスはお手頃価格で手に入れやすいです。
数万円のレンズがカビでダメになってしまったら大ショックですよね。湿気対策はしっかりやっておきましょう。
ナカバヤシ キャパティ ドライボックスは、Amazonで購入できます。