上海旅行や、中国出張などで、上海浦東国際空港を利用される方も多いと思います。
また最近では、ヨーロッパへのハブ空港として乗り継ぎに使う人も増えてきています。
そこで本記事では、「上海浦東国際空港で無料WiFiを使う方法」について解説します。
空港内はフリーWiFiが飛んでるのですが、設定や閲覧に関して中国独自の制限があります。
日本のサイトを見るにはちょっと工夫が必要です。中国に行く前にこの記事を読んで、しっかり対策を頭に入れ準備しておきましょう。
上海浦東国際空港で無料WiFiを使う3つの方法
上海浦東国際空港で無料WiFiを使うには、必ず登録が必要です。
ユーザー登録は、現地の空港で行えます。
登録方法は、3種類!
簡単な方から説明します。
ユーザー登録方法
❶ インフォメーションカウンターで登録する
❷ キオスク(自動端末)で登録する
❸ 携帯番号番号(SMS受信)で登録する
❶ インフォメーションカウンターで登録する
必要なもの
- パスポート
旅行者にとって、一番簡単でおすすめなのが「インフォメーションカウンター」で登録する方法です。
この方法だと、中国語が出来なくても大丈夫です。
係員さんにパスポートを手渡し「WiFi please」と言うと、IDとパスワードの書かれた紙をもらえます。
ただし、中国の空港はインフォメーションに人がいないことがよくあります。と言うかほとんどいません!
むしろ「いればラッキー」みたいな感じで考えておきましょう。
無人の場合は次の❷自動端末(キオスク)で登録する方法にトライしましょう。
❷ 自動端末で登録する(キオスクの使い方)
必要なもの
- パスポート
続いて、WiFi取得自動端末(キオスク)を使った方法を解説します。
空港内の各所に、写真のような端末が置いてあります。この端末を使ってWiFiのパスワードを取得することができます。
以下、手順です。
⑴ 身分証明にパスポートを選択
最初の画面で、身分証明が必要になります。
日本人旅行者の場合、パスポートを選択すればOKです。
⑵ パスポートをスキャン
パスポートの顔写真のあるページをガラス面に置きます。浮かないようにしっかり押さえつけましょう。
写真赤枠の手のマークを押すとスキャンが始まります。
⑶ パスワードをメモする
アカウント名とパスワードが表示されるので、これをメモします。
※ 端末の数が少なく混み合うので、この画面をスマホで撮って、ベンチでゆっくり設定するのがおすすめです。
⑷【#AirportPVG-Free-WiFi】を選ぶ
続いてスマホ側の設定です。
空港の無料WiFi【#AirportPVG-Free-WiFi】を選択します。
⑸ ログイン画面で「WiFi-Kiosk」を選択し、アカウントとパスワードを入力。
するとこのようなログイン画面が表示されるので、写真赤枠部分をタップし【Wi-Fi Kiosk】を選びます。
そして、先ほど自動端末でゲットした、アカウントとパスワードを入力します。
以上で、ネットに繋がるようになります。
自動端末(Kiosk)の設置場所
ターミナル1 GATE 8-9, 18,19,28,208 arrival exit GATE 7 近く。
ターミナル2 GATE C58, D75, D71-73, 227-232, arrival GATE A2, international security check exit 近く。
❸ 携帯電話番号で登録する
必要なもの
- SMSを受信できる携帯電話番号
この方法で登録できるのは、中国の携帯電話番号を持っている人か、日本の電話番号でもSMSを受け取れる国際ローミング設定にしている人のみです。
⑴ ログイン画面で、【SMS】を選ぶ。
⑵ 携帯電話番号を入力。
日本の携帯番号を使う場合、国番号は +81 になります。(写真赤丸)
そして電話番号は、最初の0を抜いた10桁の番号を入力します。
【例】080-1234-XXXX → + 81 80-1234-XXXX
⑶ SMS認証。
SMSで届く暗証番号(数字)を入力するとネットに繋がります。
中国の空港でWiFiを使う際の注意点と対策
中国のインターネットは、政府によって厳しく監視されています。
そのため、私たちが日本で普通に使っているサービスで使えないものがたくさんあります。
使えないサービス
- Google系サービス(G-mail、GoogleMapなど)
- Yahoo!検索
- SNS(LINE、Facebook、instagram、Twitterなど)
- Youtube
代表的なものだけでも、かなりのものが使えません。
この規制は、外国人が多く利用する上海空港のWiFiでも同じです。
私も初めての中国旅行で、「さすがに空港なら使えるだろう」と思って何度も試しましたが、全く繋がりませんでした。
唯一繋がったのは、Yahoo! JAPAN のトップページくらい・・。
日本で使えるほとんどのサービスが使えない!
では、中国の厳しいインターネット規制を回避する3つの方法を紹介します。
簡単な順でご紹介します。
対策❶ 規制回避できるレンタルWiFiを使う
一番簡単な方法は、レンタルWiFiを利用する方法です。
「中国特別回線」のレンタルWiFiだと、レンタルした段階ですでに規制を回避できる設定になっています。
なので、面倒な設定が一切必要なく、日本と同じように全てのサービスを使うことができます。
ですが、「どのレンタルWiFiでも良い」というわけではありません。
中国のネット規制を回避できる「特別プラン」のあるレンタルWiFiを選ぶ必要があります。
おすすめは、グローバルWiFiの「中国特別回線プラン」です。
詳しくはこちらの記事でまとめています。
中国のレンタルWiFi、今使えるおすすめは?【2020年9月最新】
対策❷ 規制回避できるSIMを使う
少しネットに詳しい方であれば、規制回避できるSIMを使う方法もおすすめです。
中国本土で使える「香港版のSIM」を使えば、ネット規制を回避できます。
(現時点で香港は中国本土のネット規制を受けていないため)
ただ設定が中国語や英語で分かりにくいといった難点も。
そういった方には、日本語で24時間サポートを受けれる テレコムスクエアの「アジア周遊SIM」がおすすめ。
こちらは、香港版のSIMなので中国でも快適に利用できます。
実際に使ってみましたが、上海浦東空港でもサクサク繋がり便利でしたよ。
関連記事
「Wi-Ho!アジア周遊SIM」を中国で使ってみた!日本語で簡単設定&サポートが便利!【PRレビュー】
対策❸ VPNサービスを使う
画像引用:わーとら!
最後にご紹介するのは「VPN」を使って接続する方法です。
よく中国で使えると紹介されている「無料VPN」を試してみたのですが、上海空港では使えませんでした。
- 試してみた無料VPN → WARP, betternet
制限の厳しい上海空港で使えたのが「セカイVPN」です。
「セカイVPN」は、日本の会社が提供しているVPNで、中国で安定して繋がると在住者・旅行者に人気のサービスです。
空港無料WiFi、ラウンジのWiFiともにサクサク繋がり快適でした。
こちらは、現在「最大2ヵ月無料」で使えるキャンペーン中。
ビジネスで使う方や、安全性を気にする方は、「セカイVPN」おすすめです。
- 公式サイト:セカイVPN
現在、中国国内で使用できているVPNサービスについてはこちらに最新情報をまとめています。
中国のVPN規制ますます厳しく!【2023年3月最新】今使えるおすすめは?
まとめ
「上海浦東国際空港」で無料WiFiを使う方法を解説しました。
簡単にまとめると・・
- ネットは繋がるけど、使えないサービスが多い。
- 中国専用のレンタルWiFiや、VPNを使えば日本と同じように使える。
ということで、中国出張・旅行の際は、事前にしっかりと対策を講じておきましょう。
この記事が、皆さんの役に立つことを願っています。