イギリスのシンボルとして観光客に愛されている、時計塔「ビッグベン」が大規模改修のため、今月の21日を最後に4年間止まることになりました。
ビッグベンとは?
ビッグベンとは、ウェストミンスター宮殿(イギリスの議会議事堂)の時計塔のことです。本来はその時計塔の上に付いている鐘の愛称として「ビッグベン」が使われてきましたが、現在では時計塔自体のことを「ビッグベン」と呼ぶようになっています。
ビッグベンは、1859年に運用を開始して以来、150年以上にわたり時を刻み続けてきました。しかし今回老朽化により修理が必要とのことで時を止めることに。2007年に6週間ほど修理のために止まったことはあるものの、ここまで長期間に及ぶ大規模改修は初めてのことです。
今回の補修では、大時計を分解して部品の点検・修理・交換などが行われる予定です。
大時計塔と言われるだけあって、時計塔の文字盤の大きさは直径7m。スケールが大きいですね。振り子の長さは3.9mあり、重さはなんと300kg。そんな巨大な振り子が2秒ごとに150年以上時を刻み続けているということは感動さえ覚えますね。
今まで時を刻んで来たのも、しっかりと大切にメンテナンスされてきた証拠でしょう。
・なぜ鐘の音が止まるの?
時計塔の補修作業を行う作業員の聴力を守るために、鐘を鳴らさないとのこと。しっかりと補修がすんでまた美しい鐘の音を聞かせて欲しいものです。
ビッグベンの停止期間は?
2017年8月21日正午〜2021年まで
ただし、大晦日や戦没者追悼式典などの国民的行事の際は、特別に鐘が鳴らされる予定になっています。
まとめ
これから4年間鐘の音を聞くことができません。さらに文字盤も洗浄・分解されるということで、しばらく大時計を見ることができなくなるかもしれません。
観光で行かれる方が、行ってからがっかりすることのないように、この情報を事前に知っておいて欲しいと思います。もしご家族やご友人などがイギリスへ行かれる際は、ぜひ教えてあげてくださいね。
イギリスの街を150年以上にわたり時を刻みながら見守り続けてきたビッグベン。4年後の復活を楽しみに待ちましょう!
以上 「イギリスビッグベンの大改修工事」についての情報でした。