香港国際空港から最も近いホテルがリーガルエアポートホテルです。
香港が目的地の方もトランジットで立ち寄るだけという方も、空港の近くのホテルに宿泊するという時には真っ先に選択肢に上がるのがリーガルエアポートホテルです。
香港に5つのホテルを持つ五つ星ブランドで、空港直結型のホテルとしても人気です。
施設詳細と実際に泊まってみたレビューをご紹介したいと思います。
良い点と悪い点がありますので、泊まる際にはご参考に。
リーガルエアポートホテル(エクスペディアで料金を調べる)
リーガルエアポートホテル香港・施設紹介
1998年にオープンしたリーガルエアポートホテルは、12階建てながら1,171室の客室を持つマンモスホテルです。
North Wing(北)側とSouth Wing(南)側に分かれており、フロントでカードを受け取るときに北か南か教えてもらいます。ズラッと並ぶ客室は圧巻。
これこそエアポートホテルというべき収容力です。
ロビーエリア
ホテルとは思えない、トロピカルなショッピングセンターという感じで非常に開放感があります。南国リゾートに来たのかと錯覚してしまうほどオシャレな空間が広がっています。
フロントも大きく、開放的です。多くのフロントスタッフが忙しく予約客の対応をしています。スタッフの応対は非常によく、さすが五つ星ホテルだと思わせられます。
エアポートホテルなので一度に多くの宿泊客が集まると、フロントで並ぶこともあります。
客室
ホテルは上から見ると「D」の字になっており、North Wing(北)側とSouth Wing(南)側に分かれています。
自分がどちらのウイングなのか覚えていないとグルっと一周するハメになるのでご注意ください。
部屋によっては、エアポートビューとなっており、間近で飛行機を見ることが出来ます。飛行機マニアや子どもたちにはたまらないロケーションです。
もちろん、窓には防音処理が施されているため、飛行機の音は全く気になりません。
デラックスルーム
一番安い(といっても25,000円以上しますが)部屋がデラックスルームです。
非常に清潔感があります。シンプルな作りですが、落ち着いて休めるようになっており、ビジネスホテルのような雰囲気がします。
ベッドのマットレスは柔らか目です。妻は平気でしたが、私は腰が沈み込む感じがいまいちでした。
デラックスルームのツイン
デスクは大きめで、高級感が有ります。
バスルームも清潔です。がさすがにオープンから20年近く経つので、大理石や設備に古さが感じられます。
バスタブが付いてる部屋と付いてない部屋があるようですが、私達の部屋は付いていました。ガラスがあるので蛇口を開けるのがちょっと開けにくいです。
シャワーもシンプル。固定式で水量は十分ですが、ルックスがちょっとイケてない。
バスタブも年季を感じさせます。決して新しくはありません。
荷物スペースも広く、スーツケースを広げるのにピッタリです。
電話が完全に一昔前のやつです。昭和かと突っ込みたくなります。
テレビはNHK放送を見ることが出来ます。
各部屋にアイロンが備え付けられています。
セキュリティーボックスも完備しています。
部屋のコンセントは香港仕様の三叉プラグです。変換プラグは有料(35HKD)の買取方式となっていますので、変換プラグを持っていく必要があります。
ベッドヘッドのデスク
小さめの冷蔵庫。なぜか鍵穴が付いているのかは最後まで不明でした。
使い捨てのスリッパが完備されています。
無料で水を用意してくれています。毎日補充してくれるのがありがたいですね。
ドライヤーは備え付けです。
残念なのはアメニティの少なさ。石鹸、ハブラシ、シャンプー、リンスと必要最低限のものしか置いてありません。家族で泊まるとちょっと足りないくらい。
湯沸しケトルもあります。
コーヒーやお茶のパックもあります。写真ではコップが4つあるように見えますが、鏡に写っているだけで実際は2つです。
全体的にビジネスホテル感が漂いますが、良く言えばシンプルです。あくまで寝るためのホテルと割り切りが必要です。
プール・ジムは無料
宿泊者に人気が高いのは無料のプールです。
屋内/屋外に2つのプールがあり、無料で使えます。
営業時間:ジム 24時間、スイミングプール 7:00~20:00(年中オープン)
場所:2階
リーガルホテルの悪いところ
実際に泊まってみると、うーーん、というポイントも出てきます。その中から2つをご紹介。
Wi-Fiが2デバイスまで
部屋には無料Wi-Fiが飛んでいます。
が、接続できるのは2デバイスまで。
私は妻のと合わせて、携帯2台、タブレット2台、PC1台を持っていましたが、繋がるのは2台まで。
3台目をつなげようとすると、お金を払うようにという画面が出てきます。
8時間:100香港ドル、24時間:130香港ドルと結構なお値段です。なんというか、、せこい。。。隣のマリオットホテルは制限なく使えたのに・・。
デバイスをたくさん持っている人や2人以上で泊まるときにはかなり不便に感じるでしょう。
以前は全て有料だったのでこれでも良くなったほうなんですが、街中どこでもWi-Fiが繋がるのが強みの香港の顔とも言える空港ホテルがこれでいいんでしょうか。
サービスはビジネスホテル並み
フロントのスタッフやドアマンは、非常に親切な応対で気持ちが良いんですが、サービスに関する知識がスタッフによって、かなり差があり統一されていません。
例えば、変圧プラグを忘れたのでホテルに貸してもらおうとフロントで尋ねると、無料で貸し出しできるとのこと。
でも、変圧プラグを部屋まで持ってきた人は1つ35香港ドルだと主張。は?なんで?
後にフロントスタッフの勘違いだったことが分かりお金を支払ったのですが、なんとなく後味が悪い。
さらに、変圧プラグを2つ頼もうとすると、「1つの部屋に1個まで!」とキレ気味に去っていくおじさん。うーーん、五つ星ホテルの対応とは言いがたい。。結局自分でもう一個買いました。
また、リーガルホテルからドンチョンという近くのショッピングセンターまで無料シャトルバスが出ているのですが、その運転手も究極に愛想がなく、運転もとても荒い。リーガルで働くスタッフとしては、よく首にならないものだと思うレベル。
スタッフの質にかなり差があります。
リーガルエアポートホテルの強みは近さ!
とにかく空港の近くに泊まりたい方にはオススメです。
空港の近くには3つのホテルが有るのですが、空港から歩いて行けるのはリーガルエアポートホテルだけ!他の2つは無料シャトルバスに乗る必要があります。
どうしても近いホテルに泊まりたい!という方はリーガルエアポートホテル一択ですが、空港付近で良いホテルに泊まりたいという方は少しお金を出してでもマリオットホテルがオススメです。
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