今回は、ネパールで引越しってどうするの?という記事です!
あまり実用的な記事ではないと思いますが、「発展途上国の引越しってこんな感じなんだー。へー。」と感じられる読み物です。流し読みに、どうぞ。
ネパールでの引越しとは。
当たり前ながら、ネパールには、引越し業者やお役立ちサービス・アプリなどは全く存在しません。
ネパールで引越したいときには、自分でいろいろ手配しないといけません。
- タクシー
- リキシャ
- いかだ
- トラック
- マイクロバス
なんかを使って引越しします。
参考
持ち運べる荷物の量は、
リキシャ<タクシー<いかだ<マイクロバス<トラック
といったところかなぁ。
距離で分けるなら、
リキシャ<いかだ<タクシー<トラック=マイクロバス
ぐらいでしょうか。
リキシャでの引越しは、狭い道や一方通行の多いタメル内でゲストハウスを引っ越すときに重宝しますね。
全部、チャーターや値段交渉は自分でしないといけません。
トラックでの引越しに挑戦!
そんな中、今回の記事に書くのはトラックの引越しです。
もちろん、トラックのチャーターも自分たちでしないといけないんですが、トラックのチャーターなんて、どうすればいいかわからんー。
と、困っていたところ、友人が「カリマティ付近にトラックがたくさん停まっているので、自分で行って値段交渉しすればいいよー。」と教えてくれました。
詳しく聞くと、「引越し当日の朝5時頃に行かないと、トラックを捕まえられない。」んだとか。
有力情報をゲットしたものの、引越しの日は、友達に手伝ってもらう予定にしていたので、「トラックが捕まらなかった。」なんて理由でキャンセルになったら、申し訳ないしなぁ。と悩んでました。
(ネパリの感覚からしたら、それでもOKと笑って許してくれそうなもんですが。)
結局、友達のネパリに声をかけまくって、知り合いのトラック運転手を紹介してもらいました。
ちなみに、ネパール人は約束を守ることに関してかなりルーズなので、引越し当日までに何度も電話しておかなければなりません。
「○○日は引越しだからね!お願いね!」
「○○日は三日後だからね!忘れないでね!」
「時間は○時からだからね!遅れずに来てね!」
と、何度念押ししたか。ネパール人に約束を意識させるコツです。(それでも、守らない場合が多いのです。)
ネパールの引越しは早朝から!
ネパールの引越しって早朝からなんです。
朝6時スタートなんてザラです。
詳しくは知らないんですが、リングロード内は8時を過ぎると大型トラックが入ってこられない?とか。警察が検問をしているらしいですが、真偽はよくわかりません。(渋滞緩和のためかな?)
それで、我が家も、例に漏れず引越しの日は6時スタート。
でも、6時を過ぎても案の定、トラック運転手が現れない。(あれだけ念押ししたのにー!)
電話をかけると、「うちの近くの交差点までは来ているんだけど、そこから中の路地に入るところに警察が立っていて、入れてもらえない。」んだとか。
もしかして言い訳じゃなくて、本当だったのかもしれませんが、信用度ゼロです。(ネパール人相手ですから。)
もしかしてまだ家にいたんじゃないかなーなんて勘ぐってしまいます。(ネパール人相手ですから。)
「とにかく早く来て!そっちが時間の約束を守れないんなら、こっちもお金の約束守れないよ。」と、はったりをかけて、相手を焦らせておきます。(これもネパールでの処世術です。)
トラック到着。
結局1時間後ぐらいに、トラック到着。こちらはすでに準備万端だったので、友達の手も借りて、荷物をトラックに積み込みます。
ボロボロのロープは用意してくれていたのですが、養生などはないので、いらない布を使って荷物にかぶせておきます。
あ、荷物のパッキングに使う段ボールのことを書くのを忘れていました。これも自分で調達しないといけないので、引越し前から何日も近くのお店に通いつめて、いらない段ボールをせっせと集めました。
トラックに積み込んだ後は、トラックの助手席に乗り込んで、新しい家へ移動。
我が家の近くの路地は2トントラックが通るにはかなり狭かったので、こんな感じで、助手席に座った人が車幅をチェック。
ネパールでは、手のひらで車体を「ドンドンッ」と二回叩けばGO、「ドンッ」と一回叩けばSTOPという合図があります。
車幅をチェックしながら、「ドンドンッ」「ドンドンッ」「ドンドンッ」とリズミカルに叩くのが楽しかったです。
その間、夫は2トントラックの荷台に乗って荷物を抑えていてくれました。この写真、ネパールにまみれてる感じでお気に入りです。
なんだかんだ言って楽しい。
ネパール生活は、不便です。
でも、なんだかんだ言って楽しい。日本でいるより、不便な分、体を動かすからかなー。それとも、一人じゃできないことが多くて、周りの人と協力しないと生きていけないからかなー。
ネパール人と交渉したり、ハッパをかけたりするのも、駆け引きが楽しいものです。
以上、ネパールの引越しについての、プチ情報でした。
あ、ネパールはコネ社会なので、一度お願いしたトラック運ちゃんやいかだのお兄ちゃんの連絡先は覚えておくといいです。今度お願いするときに、いろいろ気を利かせてくれたり(くれなかったり)します。