最近、中国での家探しを体験しました。住めるかなと思える家、一瞬で無理と思える家、色々ありました。
その時に撮りためた中国の家の中から、住めそうな家を厳選し一挙にご紹介します。
個人的に、「家探しの時にこんなまとめ記事あったら良いのにな」と思ったのでまとめてみました。
中国の家の簡単な解説
始めに、簡単に中国の家の間取りの表し方を説明しておきます。
参考
中国にも同じような略し方があります。それは、数字と「房厅」で表します。「房」は寝室、「厅」はリビングのことです。例えば、「2房1厅」なら寝室2つとリビング1つです。
「え、キッチンは?」と思いますが、キッチンはある家とない家があります。外国人が住める家には、大概キッチンが付いていますが、日本人感覚のキッチンではありませんのでご注意を。
それと中国の家は、ベットや洗濯機など基本的な家具が揃っている家がたくさんあります。なので、家具を一から揃える必要はありません。
ただし、どの家具が付いているかは、その家次第なので、もし欲しい家具が無ければ自分で購入するか、大家さんと交渉して買ってもらう必要があります。
今回は、わたしが住んでいる「広州の家たち」なので、値段は割と高めです。中国は同じ都市の中でも、場所によって家賃はだいぶ違います。金額はあまり参考になりませんが、中国で家探しをする時の目の肥やしにどうぞ。
個人的な感想を書いていますが、気にしないでください。
3600元(約58000円) 2房1厅 エレベーター付き5階 最寄り駅から15分
この家は、エアコンも冷蔵庫も洗濯機も付いています(昭和のやつ??というレベルの物)。しかもエレベーター付き。わたしの他にもたくさんの人が内見に来ていました。不動産屋のオススメ物件です。
ちなみに、この家は中国人に言わせるととても綺麗な家です。わたしの価値観ではギリギリ住めるレベルでしたが、住む前の掃除が大変そうなので却下しました。
3500元(約56000円) 2房1厅 階段6階 最寄り駅から5分
ここは改装後でとても綺麗です。冷蔵庫も洗濯機も比較的新しく、まだ使えそうです。何よりトイレが最高です。駅近も良いところです。
ただ寝室が昼間でも暗く、家具が古かったので却下です。
2800元(約45000円) 1房1厅 階段2階 最寄り駅から10分
この家は正直良いところは安さだけです。冷蔵庫がなく、コンロもありません。ユニットバスは、1畳あるの??って感じの狭さ。即却下でした。
3800元(約61000円) 2房1厅 階段4階 最寄り駅から10分
ここは広さは申し分ありません。家具もそこそこ揃っています。家の場所的にも悪くありませんが、全体的に古く汚い印象です。
極め付けは、シャワーをすると時、目の前のタイルにはなぜか女性の裸のタイルがはめ込まれていました(写真は自主規制)。却下しました。
3500元(約56000円) 1房1厅 エレベーター24階 最寄り駅から25分
ここは少し狭いですが、綺麗な家です。大家さんも良い人で「ソファーを新しく買っても良いよ」と言ってくれました。トイレとお風呂が分かれているのが良いところです。
なかなかの好感触の家でしたが、交通が不便なのが難点です。却下です。
3800元(約61000円) 1房1厅 エレベーター5階 最寄り駅から30分
先ほどの家からすぐ近く。不動産屋が「近くにもう一つ良いところあるから!」と連れていってくれたところ。
平均的な綺麗さです。掃除を頑張れば住むこともできそうな家です。その割に3800元は高すぎます。加えて、「さっきの家より駅から遠くなっとるやないかーい!」
却下です。
3800元(約61000円) 2房1厅 階段3階 最寄り駅から5分
この家は写真で見るとなかなかの良い家だと思いましたが、内見して見るとキッチンは汚いし、冷蔵庫もありません。
てか、なんでベットマット二つ繋げてるの?これは何サイズのベットというのだろうか??
却下です。
2800元(約45000円) 2房1厅 階段7階 最寄り駅から10分
この家は改装したてで、とても綺麗な家でした。それなりにおしゃれです。家具はありませんが大家さんが全部買ってくれるとのこと。
「7階だけど、ここはいいかな」と思って決めかけていた時に、他の人が契約してしまいました。
2600元(約42000円) 1房1厅 階段7階 最寄り駅から10分
ここはトイレが狭く、全体的に汚れているイメージですが、頑張って掃除をすれば全然住めそうです。
必要なものも大家さんが買ってくれるとのこと。問題は、大家さんが外国人に貸したくなかったことです。却下されました。
3500元(約56000円) 2房1厅 階段4階 最寄り駅から5分
床が全面フローリングで、綺麗な印象の家です。不動産屋が「日本人の好きな畳がおける場所だよ」と言っていた一段上がったよくわからない場所もあります。
キッチンやトイレは結構掃除が必要です。んーすみません、却下で。
中国で家を総括すると
以上、中国の賃貸住宅のまとめでした。
中国の家は基本的に汚いです。日本人の感覚では、「よくこんなところで住んでいられたな・・・」という印象の家は多くあります。中には、「動物でも飼ってたのかな」と思うほど汚い家も多くあります。覚悟を決めて住むなら、借りてから数日は掃除に時間を奪われるでしょう。
また、トイレとお風呂が一緒なので、お風呂に入るとトイレはびしょびしょになります。これは慣れていかなければいけません。
キッチンは基本的に油まみれです。
家具が付いている家も多くありますが、家具は大家のセンスで選ばれるので当たり外れも多くあります。
写真で見て、良いなと思えても内見したら汚かったり、「とてもきれいだよ」と言われて見にいっても住めるところではなかったり。やっと見つけて、「これは綺麗だ、住める!」と思っても、値段が高かったり、競合相手に先をこされたりします。
中には掘り出し物件もあります。きれいで安い家とか、大家さんが良い人で新品の家具を買い揃えてくれたりする物件もあります。そういう物件は即決をおすすめいします。
中国の家探しは、始めのうちは楽しいものです。ですが途中から、「なぜこんなに周りには家があるのに、理想の家が見つからないのか」と天を仰ぐこともしばしばありました。
良い物件を見つけるコツは、下の記事であるように、足で探すことです。下の記事は、中国での家探しの方法が書かれています。興味ある方はご覧ください。実際の不動産屋とのやりとりが書かれていて、楽しい記事です。
【中国の家探しはネットに頼るなかれ!自分の足で探すのが一番だと思った理由】
まとめ
ちなみに、あなたが住めると思う中国の物件はありましたか?
日本人の感覚なら、「?」が何個も浮かぶような、意味不明な家もたくさんあります。もし内見の時に、意味不明な家に出会ったら、「ツイッターのネタ」と思って笑い飛ばすことをおすすめします。