海外旅行におすすめなスーツケースはネットで検索するといろいろ出て来ますが、出張におすすめのスーツケースってなかなか出てこないですよね。
今回は「飛行機での出張や新幹線での移動の多いビジネスマンにおすすめ」のスーツケースをご紹介したいと思います。
その名も「トラベルプロ」
パイロットやキャビンアテンダントなど、飛行機に携わる仕事をしているクルーたちが実際に使用しているスーツケースです。
こんな方におすすめ
- 出張用の機内持ち込みできるスーツケースを探している
- 移動中よくPCを使う
- LCCよりフルサービスキャリア(FSC)の利用が多い
- 出張で空港ラウンジをよく利用する
- 仕事柄、新幹線での移動が多い
トラベルプロ【Travelpro】スーツケースとは?
【Travelpro】トラベルプロの主な特徴
- 世界90社以上の航空会社で職員への標準支給品に採用
- 機内持ち込みできるギリギリのサイズ
- 3〜4泊分の荷物が入る容量
- 15.6インチのPCやタブレットが入る外ポケット
- 充電に便利なUSB端子付き
- 車輪は2輪式
トラベルプロは、日本ではあまり聞きなれないブランドですが、世界的にとてもメジャーなスーツケースブランドです。
ハリウッド映画「マイレージ・マイライフ」の中で、ジョージクルーニーに演じる年間322日出張する主人公が使っていることでも有名なスーツケースです。
実際、アメリカン航空を始め、世界中の90社以上の航空会社で、職員たちが使うスーツケースとして標準採用されています。
なので、海外の空港などでキャビンアテンダントさんなどが持っているのを目にしたことある方もおられると思います。
パイロットやCAさんなど、旅のプロが使用するスーツケース。
実際に使用してみると、各航空会社が使っている理由がよくわかります。非常に細かな点まで旅人のニーズに合わせて設計されています。
それでは詳しく見ていきましょう。
【Travelpro Crew11" 20】
Travelpro Crew 11 20" Expandable Business Plus Rollaboard | |
サイズ | H54.61 × W36.83 × D22.86cm 3辺合計 114.3cm |
容量 | 48.2L 3-4泊分程度 |
重量 | 3.4kg |
材質 | 本体:バリスティックナイロン ハンドル:レザー |
ホイール | 2輪 |
サイズと重量
トラベルプロ(Travelpro Crew 11 20" Expandable Business Plus Rollaboard)のサイズは、[縦54.61 × 横36.83 × 幅22.86cm]です。
座席頭上にある「オーバーヘッドコンパートメント」にぴったり入るサイズに設計されており、ANAやJALなど国内大手のフラッグシップキャリアはもちろんのこと、海外のほとんどの航空会社の機内持ち込み規定に適合しています。
ANA・JALの機内持ち込み制限サイズ
※ 100席未満の小型機の場合は、3辺(縦・横・高さ)の和が 100cm以内(45cm × 35cm × 20cm以内)と制限が厳しくなるので注意が必要。
LCC(格安航空会社)の場合、規定が各航空会社ごとに異なりますので、公式サイトで確認することをおすすめいたします。
トラベルプロの重さは、約3.5kg(実測3.56kg)と、機内持ち込みスーツケースの中では決して軽いとは言えません。
なので、持ち込み容量の厳しい格安航空会社の利用には向かないでしょう。
一方、ANAやJALを含むフルサービスキャリアの場合、10kgまで持ち込み可能ですので、残り6.5kg分詰めることができます。
数日間の出張には十分な容量でしょう。
ポイント
持ち込み制限の厳しい格安航空会社の利用には向かない。
トラベルプロ外観
外側正面には、15.6インチのノートPCなどが収納できる大きなフロントポケットと、航空券などを収納できる浅めのポケットが付いています。
左サイドには、モバイルバッテリーを収納できる専用ポケットがあります。
裏面には、充電に便利なUSB端子が付いています。
右サイドには、サイド持ち手とTSAロックが付いています。
底面は、キャスター(車輪)が2つと、ストッパー2つ。
あと、スーツケース本体に傷がつかないようにガードが取り付けられています。
内部は、左側にメッシュの大ポケット。
右側メインの収納スペースには、ポケットが2つ付いています。
メイン収納部左側のポケットはビニール素材の防水ポケット。洗面セットなどを安心して収納できます。
右側は小物類の収納に便利なメッシュポケットです。
収納容量
トラベルプロの、機内持ち込み可能なスーツケースの中で最大クラスの48.2L。
見た目のサイズ以上に、荷物が入ります。
実際にどれくらいのものが入るのか詰めてみました。
左のメッシュポケット(大)には、ワイシャツやネクタイなどを。
メインの収納に、ジャケットやパンツ、ビジネスシューズなどを詰め込みました。
洗面用品など、液体の入ったものは、メイン収納部左のビニールポケットに。防水ポケットというのが安心ですね。
- ジャケット
- パンツ
- ワイシャツ
- ネクタイ
- 革靴
- 部屋着
- チノパン
- 下着
- ガジェットポーチ
- 洗面用品
これだけ詰めてもまだまだスカスカ。
公式では3-4泊分となっていますが、荷物の少ない方であればもう少し長い出張でも問題なさそうです。
また、お土産などを買って帰りの荷物が増えてしまった場合、横のジッパーを開けると最大5cmほどマチ幅が広がりさらに収納スペースを確保することができます。(エキスパンド機能)
さらにポケットに同梱されているアイテムを使用するとビジネスバッグやお土産などもかけることができ便利です。
PCやタブレットが入る外ポケット
トラベルプロがビジネスマンに人気の理由の一つがこの外ポケット(フロントポケット)。
これはハードタイプのスーツケースには無いストロングポイントです。
トラベルプロの外ポケットは、収納ポケットが多く取り出し口が非常に大きいので、荷物の出し入れもしやすく非常に使いやすいです。
15.6インチまで収納可能なラップトップスペース。そして独立したタブレットスペース。
柔らかい起毛張りのポケットなので傷が付きにくくなっています。
飛行機の待ち時間、ラウンジで作業したいときなど、いちいちスーツケースを広げる必要がありません。
外ポケットをちょっと開けてスマートにPCの出し入れが行えます。これはビジネスマンにとってかなり大きなメリットと言えるでしょう。
反対サイドにはポケットがたくさん付いています。
左側のポケットは、パスポートケースがそのまま収納できるサイズ。
右側のポケットは、スキミングなどの被害を未然に防ぐRFIDブロック仕様。
特に海外ではスキミング被害が多発しているので、こういった仕様はありがたいですね。
また、旅行中どこに保管しておくか悩む、自宅や車のキーもフックにかけてポケットの中に収納しておけます。
フロントポケットには、移動中の機内で読みたい雑誌や新聞、会社の資料なども入れておくことができます。
やはりサッと開けて取り出せるフロントポケットは便利です。
USBポート
トラベルプロには、もう一つ収納ポケットが付いています。
左側上部にあるこちらのポケットは、モバイルバッテリー専用のポケットです。
モバイルバッテリーを入れ、ポケット内にあるUSBケーブルに繋げます。
すると本体裏側にあるUSBポートから充電することができるようになります。
最近では、ノートPCもモバイルバッテリーから充電して使っておられる方も多いと思います。
いちいちモバイルバッテリーを取り出すことなく、スーツケースから充電できるこの感覚。これはかなりスマートで便利です。
ホイール(車輪)
トラベルプロの車輪(ホイール)は、インラインスケートのホイールを改良して作られており非常に滑らか。
実際に、石畳のガタガタ道を走らせてみましたが、今まで使っていた4輪のスーツケースと比べ違いは明らか。
しっかりとショックを吸収し、スムーズに動かすことができます。
考えてみると、インラインスケートは人の体重を支えないといけないので、スーツケースの10kg程度の重さならへっちゃらですよね。
この滑らかさ、丈夫さなら長年愛用できそうです。
タイヤが摩耗してしまった場合には、家庭用ドライバーで簡単に取り替えてまた使えるというところも良いですね。
2輪か4輪どちらを選ぶべきか?
メリット | デメリット | |
2輪 | 坂道や電車の中で勝手に転がらない。 しっかり自立し安定感がある。 ホイールが丈夫で壊れにくい。 | 傾けないと動かせない。 横移動ができない。 |
4輪 | 傾けずにそのまま横移動できる。 | 坂道や乗り物の中で転がる。 ホイールの故障が多い。 |
2輪と4輪のメリット・デメリットをまとめてみました。
大きな違いとしては「横移動できるか?」という点。
あとは「車輪が長持ちするか?」という点も忘れずに考慮しましょう。
スーツケースの故障のほとんどは、ハンドルと車輪。
私も海外で車輪が壊れて動かせなくなり、重たいスーツケースを抱えて空港まで行った経験があります。
4輪のスーツケースは、いろんな方向にタイヤが動かせる分、作りが繊細で壊れやすいです。
長く大切に使えるスーツケースを探しておられるのであれば、頑丈な2輪タイプの方がおすすめです。
ハンドルは3段階
トラベルプロのハンドルは、身長に応じて3段階に調整可能です。【床上 96.52cm、 101.6cm、 107.95cm】
身長173cmの私が持ってみたところ。
ちょうど真ん中がベルトの高さ。それから±5cmといった感じです。
標準的な日本人男性であれば、特に使い辛く感じることはないでしょう。
素材について
ソフトタイプのスーツケースは、ハードタイプに比べて “弱い” という印象を持たれている方も多いと思います。
ですが、このトラベルプロは「バリスティックナイロン」という特殊な生地が使われています。
これ、実は防弾チョッキにも使われるほど頑丈な素材なんです。
実際触ってみると、生地がかなり分厚く強いものであることがわかります。
また防塵防滴なので、ちょっとした雨などでも慌てずにすみます。
ハンドル(持ち手)の部分には、革が使用されています。
ザラザラとした「バリスティックナイロン」と違い、滑らかな革は握ったときの感触がとても良いです。
この辺の丁寧な作りも所有欲を抱かせてくれます。
まとめ
トラベルプロのスーツケースは、機能的で、かつデザインもよく、長く大切に使えるスーツケースです。
今回スーツケースに同梱されていた保証書、なんと生涯保証とのこと。品質には絶対の自信があるのでしょう。
海外出張・国内出張の多いビジネスマンで機内持ち込みできるスーツケースを探しておられる方は、これを選べば間違いありません。
私も、これからの海外出張が楽しみです。
関連記事
こちらのトラベルウォレットも、海外出張におすすめです。
ベルロイ(Bellroy)の財布は海外旅行・出張の最高のパートナー【PRレビュー】