海外旅行にぴったりのレンズってどんなレンズ?カメラ好きの旅人にとって最も大きな悩みポイントですよね。
今回は、SIGMAのArtシリーズ「SIGMA 35mm F1.4 DG HSM」についてレビューしてみたいと思います。メリットデメリットを、実際の写真とともにご覧ください。※このページの写真は全てこのレンズで撮影したものです。
SIGAMA 35mm F1.4 DG HSMってどんなレンズ?
画像:SIGMA
すべてにおいてワンランク上のクオリティを実現。
「最高」の基準を刷新するシグマの自信作。あらゆる設計要素を最高の光学性能と豊かな表現力に集中して開発、高水準の芸術的表現に応えうる、圧倒的な描写性能。シグマの新ライン“Art”のコンセプトを具現化した完成度です。
SIGMA公式ホームページ
SIGMAのArtシリーズというと・・
圧倒的な描写性能を極限まで追い求めたシリーズ。
写りの為には重さや大きさなど度外視するというコンセプト。
「とことん写りのすごさにこだわっちゃうよ」というレンズ沼にはまったマニアたちの心をくすぐる面白いシリーズ。
実はこのレンズ、今まで僕が使ってきたレンズの中で最も使用頻度が高く、満足できるオススメしたいレンズです!
その理由は?!↓↓
「SIGMA 35mm F1.4 DG HSM」をおすすめする5つの理由
- 人物写真キレッキレ!
- 風景写真キレッキレ!
- 夜景写真キレッキレ!
- テーブルフォトもキレッキレ!
- 価格もキレッキレ!?
1. 人物写真キレッキレ!
F1.4の威力は半端ないです!
部屋の中でもボケるボケる。
逆光でも十分勝てる勝てる。
とにかく明るい 安村 レンズです。
Weddingとの相性も抜群です!これだけ光が綺麗に写るのはこのレンズの強みです!
ボケまくるのでピン外すことも多いです・・
まぁそれはそれで面白い写真になったりするから楽しいんですけどね。
これは室内リビングで撮った一枚です。
完全に部屋の天井の蛍光灯のみ。
レンズが明るいおかげでフラッシュ要らず。助かります!
朝方、朝日のぼり始めの一枚。あたりはまだ暗い中、これだけ撮れるのは嬉しい。
これもネパールでのウェディング撮影。
これはノウビセの山奥の学校に写真撮りにいったときの一枚。
子供たちの笑顔が眩しすぎます。
最短撮影距離30cmなのでこんな感じの上から目線のショットも撮れちゃいます。
地元の「リンガーハット」にて。やっぱ長崎人、ちゃんぽん大好きです!
このレンズ、ハイキーで撮っても、アンダーで撮っても被写体の質感がうまく表現される素敵なレンズです。
ほら虫歯!って見せてくれた女の子。
どんだけ虫歯やねん!!
屋台のいい感じのおばちゃん。
ラストはやっぱりラスボス感漂うおばあちゃん。
なんなんだろう・・僕は渋かっこいいおばあちゃん好きなのか?!
インドを旅する「渋イケメン」フォトグラファー三井さん(この写真家さん凄いです!)に対抗して、ネパールを旅する「渋バァちゃん」フォトグラファーとでも銘打っとこうかな〜。
2. 風景写真キレッキレ!
35mmという画角ってどんな感じ?
いろんな人のレビューを見ていると、ちょっと風景には狭いし人物写真にはちょっと広いしという意見を目にします。
でも、実際に使ってみると、個人的にはうまいとこ両取り出来てるレンズなんじゃないかなと思います。
あ、僕は6Dに付けて使ってるので、フルサイズ35mmの話です。
APS-Cサイズ機だと35mmという画角は確かに風景には狭いかな・・
キルティプルという街。地元の坂の街長崎に似てて妙な親近感を覚えた場所。
逆光でちょっとフレアが出てますが、建物ひとつひとつ綺麗に撮れてます。
ファーピンという街の「チャパサル」お茶飲み屋さんにて。レンガの質感とか朝もやと木々の質感とか失われることなく撮れててすごいレンズだなと感動します。
ちなみに、これ日の出前なのでけっこう暗い中撮影しました。
カリカリっとした写真が好きな方にとっては、このレンズで撮る風景写真は最高だと思います。
3. 夜景写真もキレッキレ!
このレンズ、F1.4スタートということで、薄暗い中での撮影に威力を発揮します。
レンズ自体が明るいので、低いISOで撮影することができ、ノイズが乗りにくいです。
船などの動くものを暗い中、止めて撮れるのは明るいレンズならではの恩恵です。
暗い中でも少しの明かりで被写体を捉えることができるので、こんな感じのショットも撮ることができます。ちなみにこれは手持ち撮影です。
これは月夜に打ち寄せる波を撮った一枚です。
フラッシュなどは全く使ってません。
純粋にレンズが月夜を頼りに明かりを取り込んで仕上がった写真です。
ノイズが少なくてクリアな写真が撮れるので本当に夜景撮影に向いています。
これも手持ち撮影、香港の路地で撮った写真です。
背景の光源ボケも美しくレクサスの質感も出ててけっこうカッコイイかも!
夜のお散歩撮影でも気軽に撮れるので楽しいです。
4. テーブルフォトもキレッキレ!
35mmという画角はお料理などのテーブルフォトでも威力を発揮します。
逆光時でも質感色共に失うことなく撮影することができます。テーブルフォト逆光で撮るの大好きなんでめっちゃ助かります。
旅の思い出ってけっこう「食」だったりします。
後で見返して楽しいので写真撮っておくといいですよね。
これは船の時間待ちの時に待合所のコンビニで買ったサイダー。普通のサイダーもこのレンズで撮ったら絵になりますね〜。
5. 価格もキレッキレ!?
SIGMA 35mm F1.4 DG HSM (¥ 82,273 )
最近発売されたCANONのBRレンズとの比較です。
何やらキヤノンも本気を出してきましたね。
今まで、散々シグマのArtラインに置いてけぼりにされていると叩かれていましたから・・。
レビューを見る限り、これからの4K、8K時代を先取りした抜群の解像力を誇っているようです。
でも、個人的な感想ですが、ボケの美しさ・解像度・値段を総合的に考えるとSIGMA 35mm の勝ちだと思います。
それだけ、このレンズといろんな国や場所を旅してきて愛着が沸いてるのもあります。
価格も1/3くらい。
浮いたお金で旅に出たいという気持ちの方が強いです。
EF35mm F1.4L II USM (¥ 221,519)
今回17年ぶりにモデルチェンジを行い、発売されたBRレンズ。圧倒的な高画質を追い求めるキヤノンの本気度を伺い知れます。
ですが、その分価格もお高め・・。
20万越えのレンズなのでお金に余裕のある方はどうぞ。
Canon 5Ds なんかとの組み合わせで威力を発揮するレンズですね。
デメリット
- 重い
1. 重い
このレンズの重量は・・やっぱりめっちゃ重い。
ただ、その重さはしっかり作り込んである証。
その重さがキレッキレの画質につながっていると考えるとデメリットではありません。
後のデメリットが思い浮かばない・・
光学性能もこのクラスの中では群を抜いて素晴らしいし、ピントの速さも問題ないし。
デメリットは重さだけ。
ちなみに・・重量比較。
SIGMA 35mm F1.4 DG HSM 665g
EF35mm F1.4L II USM 760g
重い重いと言っても、このクラスのレンズの中では軽い方ですね!
他デメリットはないか一生懸命考えたんですが・・見つからず。
まとめ
今回は、旅するレンズとしてSIGMAの「35mm F1.4 DG HSM」をメリット・デメリットと分けて解説してみました。
いろいろオススメのポイントを分けて解説していますが、何を言いたいかというと・・
「このレンズは、キレッキレ!」ということ。
「はい、神レンズです」もうこの一言につきます。
一度使ってその解像度と描写力を体験してしまうと、他のレンズに乗り換え出来なくなる魅惑のレンズです。
今まで、旅するレンズとしていろんなレンズをレビューしてきましたが・・
僕が、一番オススメしたいレンズは何?と聞かれると、即答「SIGMA 35mm F1.4 DG HSM」
そう思わせてくれる写りがこのレンズにはあります。
他のレンズでは決して味わうことのできない「質感まで写す」こだわりの美しさ。
おそらくこのレンズずっと使っていくと思います。
皆さんも是非使ってみてください。勝手に「たびハック推奨レンズ」として認定します。
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