海外へ移住することに決めると、携帯電話の契約をどうするかはとても悩むところ。
日本の携帯はできれば解約しておきたい・・・でもいまの時代は一時帰国した時に家族や友人と連絡が取れないと大変不便。
そういう海外移住者におすすめなのは、国内格安SIMカード!!
でも帰国時にしか使わないなら、出来るだけ使用料金を抑えたい!!ですよね。
今回は、海外移住者へオススメする国内SIMカード、最安値のSIMカードをご紹介します。
大手キャリア3社は解約すべき
まず、始めに言っておきないことは、大手キャリア3社をお使いなら解約してください!!
なぜか?もしそのまま使用可能にしておくと、無駄に携帯料金を支払うことになります。
参考
仮に中国で5000円あれば、むちゃくちゃ美味しいレストランで夫婦で二度食事ができます。
そんな大手キャリア3社も、海外移住者向けにオススメな【契約一時停止/番号お預かりサービス】を行なっています。
契約一時停止 / 番号お預かりサービスとは
この、【契約一時停止/番号お預かりサービス】とは、携帯電話番号やキャリアのメールアドレスをそのまま残すサービスです。このサービスの期間は月々の基本使用料を支払う必要はありません。ですがサービス使用料が必要で、月々 au:372円 / Softbank:390円 / docomo:500円 です。
契約は、海外へ行く前に、各携帯ショップへ行きサービスの契約を行ないます。その後は、サービス解除を行わなければ使用することはできません。
一時帰国時に使用する場合、いちいち契約解除をする必要があります。もちろん使用した月は基本料金が必要です。
また出国する前に、再び【契約一時停止/番号お預かりサービス】を契約する必要があります。【契約一時停止/番号お預かりサービス】を契約するときに、キャリアによりますが、1000〜3000円ほど事務手数料が必要です。
つまり一時帰国した時に少なくとも、合計で4000〜6000円ほど使用料が必要です
海外移住をする際は各キャリアを解約し、その後は格安SIMを使用されることをオススメします。
格安SIMは基本使用料金が安く、一時帰国の時の使用程度なら難なく使うことができます。
でも、どこのSIMが良いのか??
海外移住者向けのオススメ格安SIMカード
現在、数多くの格安SIMカード会社があります。
また海外移住者向けに0円SIMというものが提供されています。このSIMカードは、使用しない月は0円で使用した月だけ使用料金を支払うSIMカードのこと。
これは海外移住者に最高のSIMカードだ!!・・・と思いました。
でも、実際調べて見るとそうとも言えないかも・・・。
わたしがオススメする、0円SIMカードを提供している2社と格安SIMカード会社3社をご紹介します。
HANACELL ジャパンSIMカード
この「ハナセル」は在米の日本人に向けてサービスを開始した会社です。その流れで、日本に一時帰国した人向けのSIMカード「ジャパンSIMカード」を提供しています。使用した月だけ使用料を支払います。SoftBank系のSIMカードです。
メリット
月額基本料金が0円、また登録手数料も0円です。
SIMカード購入で、電話番号が得られるので、プリペイドやレンタル携帯の不便さもありません。
使用料金は使った月だけなので、大手3社より大変安く使用することができます。7GBを超えると通信速度制限されますが、通信量制限はありません。
こちらの会社はSoftBankの電波を使用しているので、MVNOでは大変珍しく、SoftBankでSIMロックされている携帯電話で使用することができます!
デメリット
・MNP(ナンバーポータビリティー)が使えない
こちらの会社はMNP(ナンバーポータビリティー)が使えません。なので、現在お使いの電話番号をそのまま移行することができません。
新しい電話番号を使うようになるため、家族、友人、仕事関係の人に新たな番号を伝え直さなくてはいけません。
・使用した月の料金が高い
このSIMカードは使わない月は0円ですが、データ通信を使用した月は、1MB/29.70ドルで2MB以降は定額月59ドル必要です。(約6800円)
加えて通話料金は1分/1ドル(約112円)なので、一時帰国の際は少なくとも約7000円が必要です。
使用した月は、日本の大手キャリア3社とほぼ同じ料金になりそうです。
さらに、月額使用料と初期費用はいませんが、年会費が8ドル必要です。(約900円)現在入会すると初年度は無料のようです。*2017年2月のレート
出来る限り節約したい!!という人にはオススメしません。
こんな方におすすめ
- 帰国回数が少ない人・番号が変わるプリペイドやレンタル携帯を面倒に感じる人
nuro mobile 0SIM
こちらは、ソニーネットワークコミュニケーションズ株式会社のサービスの一つです。ドコモ系のSIMカードです。
メリット
こちらの会社は、MNP(ナンバーポータビリティー)を使うことができるので、現在お使いの電話番号をそのまま移行することができます。
また、[データ専用プラン]・[データ+SMSプラン]・[データ+音声プラン]の3つのプランを選ぶことができます。
使用しない月が0円なのは、[データ専用プラン]のSIMカードのみです。
全てのプランでデータ通信量は500GBまでなら0円です。500GB以降は2GBまで100MBごと100円必要で、2GB以降は1600円定額です。
[データ+SMSプラン]は月額150円、[データ+音声プラン(音声通話付き)]は月額700円必要です。
仮にデータ通信量を2GB使用すると・・・月額使用料(150円or700円)+2GB分データ通信量 (1600円)+使った分(SMS送信料3円~/1通:音声通話料金20円/30秒)が請求されます。
さらにMVNOでは少ないリアル店舗でのSIMカードの受け取りができます。(ヤマダ電機・ヨドバシカメラ・JoShin・ビックカメラの一部の店舗)
デメリット
・5GBを超えると速度制限がかかる
日本に一時帰国した際に、データ通信量が多い方は注意が必要です。
もちろんチャージができますが、1GB:3,800円と高く設定されています。
・3ヶ月間データ通信が利用されなければ、自動解約される
[データ専用プラン]・[データ+SMSプラン]は、契約後3ヶ月続けてデータ通信の利用がない場合、自動的に解約されます。
上記二つのプランは国際データローミングができないため、3ヶ月に一度、携帯のために帰国しなければいけないことになります。これは海外移住者にとって痛いところです。
長期間日本に帰らない人、帰った時に使用頻度が多い人にはオススメしません。
こんな方におすすめ
- 即日手渡しを希望する人・帰国時にデータを多く使わない人・帰国頻度の高い人
お申し込みはこちら
DMM mobile
こちらはよく知られたDMMが行なっている携帯電話サービスです。わたしはここのSIMカードを使っています。ドコモ系のSIMカードです。
メリット
ライトプランの場合、データSIMは月々440円、音声通話付きのSIMカードでも月々1140円が最安値となっています。これが使用しない月の最安値です。
ライトプランは最大通信速度が200Kbpsですが、通信料は使い放題です。DMMmobileは通信バースト機能をつけており、低速設定でも通信開始数秒を高速通信で繋げることができ、ネット閲覧やLINEなどのメッセージ送信に問題はありません。
また、月々のデータ使用量は変更することが出来ます。毎月24日までに変更すると翌月から反映されます。例えばライトプランを契約中であっても、毎月24日までに5GBのプランに変更すると、翌月のデータ使用量を5GBに増やすことが出来ます。
データ量は翌月末まで繰り越しができるので、使用しない月でも、全く無駄になることはありません。
MNP(ナンバーポータビリティー)を使うことが出来ます。
SIMカードを複数枚契約しデータ通信量を分け合うこともできます。
デメリット
・MNPを使うことが出来ますが、SIMカード到着までに3日から7日ほどかかり、この間携帯電話を使用することが出来ません。
これはDMM mobileだけでなく、MVNOの会社を契約する時の最大のデメリットと言えます。
大手キャリアを解約後、手元にSIMカードが届くまで使用不可となることです。
流れを説明すると、
- 現在使用中の大手キャリア3社に、MNP予約番号を請求する。(ネット上で簡単にできる)
- DMMmobileのサイトに行き契約。この時MNP予約番号を入力する。
- 契約を完了すると同時に、使用中のキャリアは解約される。(解約後直ぐ使用不可)
- 各手続きが行なわれ、SIMカードが発送される。(使用不可)
- SIMカードが自宅に到着。(到着するまで使用不可)
上記の流れの中で【3から5】の期間は携帯電話を使用することが出来ません。(Wi-Fiを使った連絡は可能)
この期間が約3日から7日ほどです。7日間は週末を挟まない限り無いと思われます。その間あなたの携帯は【四角い平板】と成り果てます。
わたしは4日間音信不通となりました。仕事で電話を使うことが少なかったので、連絡はフリーWi-Fiを使うなどして対応しました。そこまで不便を感じることはありませんでした。
・最低利用期間内に解約すると手数料が必要
DMMmobileは解約手数料は一律9000円です。
データ通信専用SIMカードの場合、最低利用期間は一ヶ月間です。
音声通話付きSIMカードの場合の最低利用期間は「利用開始日の翌月1日から12ヶ月間」です。
仮に、2017年3月3日から利用開始すると、翌月4月1日から2018年の3月31日まで解約手数料が必要な期間となります。
海外移住ギリギリまで携帯電話を使用する人、にはオススメしません。
こんな方におすすめ
- 出来るだけ節約したい人
- 通信速度をそこまで気にしない人
- SIMカードを複数枚契約する人
お申し込みはこちら格安スマホなら!DMMモバイル
FREETEL
現在、ユーザー数を伸ばしている日本の格安SIMの企業です。ドコモ系のSIMカードです。
メリット
現在業界最安値を誇っています。
「使ったぶんだけ安心プラン」が最安値となっており、100MBまでデータSIMカードは299円、音声SIMカードは999円です。これが使用しない月の最低料金です。
一時帰国時に1GB使用した場合でも、データ通信のみのSIMカードで499円、音声通信付きSIMカードで1199円です。これは業界最安値です。
また全国に取り扱い店舗もあり、MNPでも即日手渡しが可能です。(ヨドバシカメラ・ビックカメラ・ノジマなど一部の店舗)
デメリット
・解約時高額のMNP予約番号発行手数料が必要
FLEETELは解約手数料を設定していません。
ですが、MNPで他の会社に移動する際、MNP予約番号発行手数料が必要です。
仮に、契約後1ヶ月目に転出する場合15,000円手数料が取られます。12ヶ月目でも4,000円の手数料が取られます。解約手数料はありませんが、別の名目でお金を取られるということです。
一年以上契約しない人にはオススメできません。
こんな方におすすめ
- 出来るだけ節約したい人
- 即日手渡しを希望する人
お申し込みはこちらFREETEL
MNPを使わない方はこちらから
mineo
こちらのサービスは「eo光」などのサービスを提供しているケイ・オプティコムが提供しています。特徴は、ドコモ・auどちらのSIMカードもあります。
メリット
何と言っても、au系のSIMカードを使うことができるのが特徴でしょう。
また家族割、複数割という割引サービスも付いています。
またヨドバシカメラ、コジ、ヤマダ電機等一部の店舗で、SIMカードの購入受け渡しができます。
デメリット
mineoのデメリットは、少しだけ他社より利用料金が高いところです。
500MBのデータ通信SIMカードで700円、音声通話付きSIMカードで1310円(auSIM)です。
解約金はありませんが、MNPで転出する場合、契約後12ヶ月以内はMNP転出手数料12,420円が必要です。12ヶ月後は2,160円となります。
出来るだけ節約したい人にはオススメしません。
こんな方におすすめ
- auでSIMロックされている携帯を持っている人
- 即日手渡しを希望する人
まとめ
いかがでしたか?
海外移住でも日本国内のSIMカードを残しておきたい方へのご紹介でした。
電話番号を残しておくなら、少なくとも月々1000円程度は必要ですが、大手キャリアのままより断然安く済みます。
最近はLINE、Skype、FaceTimeなども有るので、データ通信のみのSIMカードでも十分かもしれません。
自分に合ったSIMカードを使い上手に節約しましょう。