海外の卵事情|海外旅行時に生卵は食べて良い?殺虫剤汚染やサルモネラ菌に注意!

2017年8月11日、ヨーロッパの15ヵ国とスイス、そして香港において、殺虫剤によって汚染された卵が流通しているというショッキングなニュースが飛び込んできました。

日本では、あまり報道されていませんが、欧州諸国では今月頭からスーパーマーケットに並ぶ卵数百万個が回収される大きな問題となっています。

また、韓国でも同じ殺虫剤成分の入った卵が見つかり49箇所の養鶏場が不適合認定を受けるなど、この殺虫剤汚染卵問題は世界中に波及しています。

ということで今回は、海外の卵事情について書いてみたいと思います。

  • 海外では生卵は食べられる?
  • 卵による食中毒はなぜ起きるの?
  • 今回の殺虫剤による汚染はなぜ起きたの?

海外で生卵を食べるリスクとは?

①  サルモネラ菌による食中毒

海外の卵には、食中毒の原因となる「サルモネラ菌」が入り込んでいる場合があります。

・そもそも、なぜ卵に「サルモネラ菌」が入り込むの?

卵は鶏のどこから出てくるかご存知ですか?

実は、「総排泄こう」という場所から出てきます。

糞が出るその同じ場所から卵は出てくるんです。(途中までは別々の管ですが、最後の出口は一緒。)ということで、卵の殻に糞が付着することがあり、糞とともにサルモネラ菌も一緒に卵に付着することがあります。

また、鶏舎が汚れており、産み落とされた卵が糞などに触れてサルモネラ菌が付く場合もあります。

・海外では卵は殺菌しないの?

日本では、生食(せいしょく)の文化が根付いていることから、サルモネラ菌対策がしっかりと施されています。

例えば、卵の次亜塩素酸での洗浄はもちろんのこと、鶏にサルモネラワクチンを接種しサルモネラ菌が卵に入り込むのを防いでいる養鶏業者もいます。

しかし海外では各国対応が異なります。

そもそも海外で生卵を食べるというのは、ゲテモノ扱いされるほど珍しいものです。卵の「生食」という概念がないので、日本ほどサルモネラ菌対策が徹底されていないのが実情です。

アメリカのようにしっかり洗浄することが義務付けられているところもあれば、まったく洗われずそのまま売られているところも。

僕が住んでいたネパールでは、まったく洗われることなく、鶏の羽根や糞がついた状態で売られていました。

・保存方法も問題。

サルモネラ菌は、10℃以上で発育します。そして20℃以上になると驚くほどのスピードで増殖します。

そのためアメリカでは、殻付きの卵は4℃以下の状態での輸送・保存が推奨されています。

ただ、外国では日本ほど食の安全性が守られていない現状も・・。スーパーや商店に並んでいるものでもどのように保管されてきたのか、いつ産み落とされた卵なのかというのは分からないものも多いです。

発展途上国では、20℃以上の気温の中、普通に常温で店先に並んでいます。しかも古い卵も混入している可能性が・・。

このような卵を生で食べてしまうと、サルモネラ菌が繁殖しており、食中毒を起こしてしまいます。

②  殺虫剤によるリスク

今回欧州で問題になっている殺虫剤による汚染。これはサルモネラ菌を殺すために養鶏業者が、「フィプロニル」という化学物質を使ったことが問題となっています。

この「フィプロニル」は、農薬として用いられたり、日本ではゴキブリ駆除の「ブラックキャップ」の成分としても使われている物質。

ゴキブリが全滅してしまうほどの強力な化学物質。もちろんサルモネラ菌も死滅させることができるでしょうが、人体への影響も計り知れないものがあることでしょう。

今回「フィプロニル」を用いたとして、ベルギー、オランダ、ドイツ、フランスの養鶏場が閉鎖されましたが、発覚したのは氷山の一角かもしれません。

海外では、食の安全を脅かすこのような問題があるということを念頭に置いておく必要があります。

見た目綺麗な卵でも、汚染の可能性があります。こればかりは見分けることが困難なので大きな問題ですね。

海外で安全に卵を食べるために

海外では、「自分の身は自分で守る」ことが重要になります。これは「食」においても同じことが言えます。

海外で卵を食べる際は、次の点に注意しましょう。

  • 殻にヒビが入っている卵は食べない。
  • 糞や羽根などが付着している卵は避ける。
  • 新鮮かどうか必ず確認する。
  • よく加熱して食べるようにする。
  • 生産者などがしっかり分かる卵を購入する。

 

 

まとめ

海外で卵を生で食べても良い? → 食べないほうが良い。

海外での卵の生食はできるだけ避けたほうが良いでしょう。

ただ、海外での滞在が長くなると、どうしても生卵が食べたくなります。そんな時には日系スーパーなどで手に入れるか、安心できるレストランなどで自己責任でいただきましょう。

当たるか当たらないか・・こればかりは、一概には言えません。お腹の強さも人それぞれですし、自分のその時の体調によっても変わってきますので。

以上 「海外の卵事情|海外旅行時に生卵は食べて良い?殺虫剤汚染やサルモネラ菌に注意!」でした。

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