今回は中国のグルメをご紹介します。
中国に来て楽しみは、やはり食事!!お金を出せば高級中華が食べられますが、地元の食堂を体験したい!
もっともっと中国を知るため、中国の食を知りに行ってきます。
それで今回紹介するのは、中国の地元の人が集まる食堂です。
これが、美味しいんです!!
中国のおいしい食堂に行く!
うちの近くには、様々なタイプの食堂があります。
麺専門店や北京ダックを売りにしている店もあります。
そんな中で、今回紹介する食堂はこちらです。
こちらの食堂は、いつも店の前を通るとスピーカーから流れる客引きが聞こえて、気になっていた食堂です。
スピーカーから流れるうたい文句を聞いてみると、「△◇◉◆⬜︎・・台湾・・◆⬜︎△◇◉」とのこと。
どうやら、元は台湾のお店のようです。
初めて見た時から一度行って見たいと思っていたのですが、一人では入るのはなかなか勇気が必要です。
わたしは、一人で入って注文したり支払ったりする時に「何か言われたらどうしよう」と考えて二の足を踏むタイプです・・・。
そのため、心の準備が必要です!
まずは心を整えるため、調査です。店内を見てみると、食事をするためのテーブルがない!?ということは、持ち帰り専門?
他のお客さんを観察していると、トレイにご飯を入れてもらい、好きなおかずをを取って最後にお金を支払う形式の食堂のようです。
等と見ていると気づいた店員さんが「いらっしゃい、どうぞ中に入って!!」と。
その時はただの調査で行っていたので、「またくるよー」と言って帰って来ました。
次こそは!と心を整え後日再び来店。
中国の食堂で注文!「持ち帰り」に挑戦!
ただ注文するだけでは面白くないので、今回は持ち帰りに挑戦してみます。
持ち帰りはたしか「外带」といえば通じるはず。
では心の準備と、中国語の準備をしていざ店内へ。
店内はこんな感じ。
写真の一番手前でご飯を注いでもらい、そのあと好きなおかずを入れてもらいます。
おかずは種類ごとに値段が決まっていて高くても9元。
始めに、ご飯を入れてもらいますが、店内で食べる用のトレイと持ち帰り用のトレイが有ります。
ここで失敗してしまうと持ち帰ることはできません。
女性の店員さんがしゃもじをを持ちながら、「ご飯どれくらい?」と聞いてきます。明らかに店内で食べる用のトレイを手に取ろうとしています。
ここで持ち帰り用のトレイに入れてもらいたいので「外带好吗?」と聞いてみます。
「啊?」と聞き返されます。
ここまでは想定範囲内、まだわたしの言語力では一回では大抵通じません。なのでもう一度「外带好吗?」。
女性の店員さんは眉をひそめながらもう一度「啊?」と聞き返してきます。
これは通じないか、単語自体が理解されていないパターンです。
こうなれば、あとは身振り手振りで話すしかありません。次は、持ち帰り用のトレイを指差しながら、「外带好吗?」。
さすがにこれで理解してもらい、持ち帰り用のトレイにご飯を入れてもらいます。
「どれくらい?」と聞かれたので「普通で」と返すと、中国の普通盛りで(日本の山盛り)入れてくれます。
これが中国の普通なんだ・・・と自分を納得させてトレイをもらおうとすると、まだ何やら店員さんが言ってきます。
???・・・これは想定外です。
何を言って来たのかわからないので、こちらも「啊?」と聞き返します。
・・・もう一度言ってくれるが、わからん!!
と思っていると、なにやら「一つでいいのか?」と聞いてくれているよう。・・とりあえず「うん、一つで」と答えるとトレイを渡してくれます。
当たってた!
後で考えていると、おそらく、「持ち帰る」と言ったので、まとめて何人かの分を持ち帰るのかと思ってくれたのかもしれません。
次はおかずを入れてもらいます。
色とりどりのおかずの中から、鶏肉のおかずを二つと、ちんげん菜を茹でたやつを選びました。
この時は「这个、这个」言っているだけだったので大丈夫でした。
ミッションコンプリートです!!持ち帰りで購入できました!
中国の地元の食堂の味は?
そして完成した今回の食事がこちら!!
おかずは、ご飯の上に乗っているのが鶏肉を焼いたやつ、左奥が鶏肉・しいたけ・きくらげを炒めたやつ、右奥がちんげん菜を茹でたやつです。
なんとも、茶色いお弁当になってしまいました(笑)
これで合計19元(約300円)!!
とてもお買い得です。しかもお腹いっぱいになる量。
味はというと、もちろん中国の味付けです!とてもおいしいです!
中国は香辛料や調味料の使い方が上手で、なかなか家では作れない味なのでとても美味しくいただけます。
日本で食べる中華料理とよく似た味です。それがこの値段で食べられるのは最高です。
他のおかずにも挑戦してみたくなりました。
油をたっぷり使っているので、日本人が毎日食べると確実に体調を壊すかも。
ちなみに店内を見てみると、「二階で食べられるよ」と書いていたので見てみるとこんな感じ。
店内用のトレイに入れて、ここで食べることも出来ます。
ちなみに、广州市の高德置地広場に【乐家园】という同じような食堂があるのでお勧めです。(わたしが行ったところより綺麗です)
中国の食堂で必要なアイテム
ではここで中国の食堂で食事をするための、必須アイテムをご紹介します。
お金だけじゃなく、必要のものが有るんです!
水(飲み物)
このような中国の地元の食堂でお冷は出てきません。飲み物は自分で準備しましょう。
特に、わたしの住んでいる広州はこれからどんどん気温が上がってくるので、飲み物を持っていないと死んでしまいます。
地元の中国人も水筒を持ち歩いているので、本当に必要です。
また中華料理は、辛いものもあり基本的に濃い味付けなので、飲み物は必須です。
お店によってはコーラやサイダーを売っているところもありますが、持ち込むのが無難でしょう。
消毒液
次に必要なのが消毒液です。
食事の前に手を洗うのは普通です。日本ではおしぼりが出てきますが、中国にそのようなサービスはありません。
食事の前に手を洗えればいいですが、中国の水で手を洗うより消毒液を使う方がいいでしょう。
わたしは電解次亜水を使っています。コスパが良く、塩と水があれば直ぐに作ることができます。
関連記事 : 電解次亜水の効果は?アクアシュシュ生成器で作ってみたレビュー
旅行で来る方は携帯用の消毒液をお勧めします!
わたしは海外旅行の度に体調を崩していたので、自分の体のための対策は激しくお勧めします!
勇気
『言語が出来ないうちは』という条件付きですが、最後に必要なアイテムは、勇気です。
店に入る勇気、注文する時の勇気です。
言語習得のは始めは伝わらないのが普通です。
でも使わなければ言語は上達しないので、勇気を持って積極的に飛び込みましょう。
ちなみに、中国人が聞き返して来る時の「啊?」という言葉には要注意。
この言葉は日本人が聞くと、ヤンキーがよく使う「あぁ!!?」という言葉に発音がそっくりです。
中国人はただ聞き返しているだけなのですが、慣れない日本人が聞くと【喧嘩を売られているか・因縁を付けられているか】のどちらかに聞こえます。
慣れていないと心にダメージを受けます。対策は慣れです。心を折られずに立ち向かいましょう。
まとめ
いかがでしたか?
格安で美味しい中国の地元民が集う食堂でした。
くれぐれも、水・消毒液・勇気をお忘れなく!
これから他の食堂にも行ってみたいと思います!
皆さんも、是非中国の地元の食堂に行ってみてください。中国をもっと良く知ることができるはずです。