編集者より:
この記事では、中国人ライターの蘭ちゃんが中国人の食事について紹介してくれます。
伝統的なもの?いつも食べているもの?ではでは中国人ならではのご飯を見てみましょう。
日頃の食事
毎日の食事は、特別に準備するものというより自然なものですよね。
おそらく、その国にとっては一般的な食事も、別の国や土地の人からすると驚くことがあるかもしれません。もちろん、同じ土地や場所に住んでいても、食事の習慣は人によって違いますよね?
今回は、中国の旧正月(春節)の時期にわたしの家で食べた食事についてご紹介します。
中国の朝ごはん
中国人の朝ごはんはいろいろです。
中国の一般的な朝ごはんは、包子(肉まん)や面包(パン)、饺子(餃子)など。また「粉」(うどんぽいやつ)・面(中華麺)等の麺類もあります。お粥が好きな人もいます。おかゆは、肉粥や野菜粥、豆粥など種類がいっぱいあります。他にも豆浆(豆乳っぽいやつ)や牛奶(牛乳)を朝ごはん代わりにする人もいます。
じゃあ中国の旧正月(春節)の時期はどんな朝ごはんを食べるのでしょうか?
中国の旧正月(春節)の朝ごはん
中国の旧正月(春節)の時期の朝ごはんは、「お粥」と「年糕(お餅)」です。
「年糕(お餅)」は、旧正月によく食べられる食事です。「年糕(お餅)」は粘りのある米や米粉を蒸したお餅です。
わたしの家で最も食べられているのは白いお餅ですが、写真のような小豆を入れた黄色いお餅もあります。
わたしの家族はこのお餅を焼くのが大好きです。
焼くときに油を使い、ちょっと脂っこくなるので、あっさりしたお粥を一緒に食べるんですよ。脂っこい物とあっさりした物のコンビは、中国は広州の朝食でとても一般的です。
わたしの好きな朝食ーたまご麺
わたしは時々、朝ごはんにたまご麺を食べます。簡単に紹介しますね。
中国のたまご麺はとても簡単で、一般的な中華麺に卵を加えるだけ!もちろん、このたまご麺にお肉や野菜を加えて豪華にすることもできます。
ちなみに、この食器・・・
みなさん、もしかすると、このお粥やたまご麺を入れた食器に注目されたかもしれません。
実はこのステンレスのお椀、中国では多くの親が子どもの食事時に使っているものです。ステンレスのお椀を使うのは、子どもが食事の時にお椀を叩いたり落としたりして壊してしまうのを防ぐため。陶器の器だと、子どもって簡単に叩いて割ってしまいまう危険がありますよね。そのための安全策です。
ちなみに写真のお椀は、わたしが子どもの頃に使っていたものなので、、、約20年近く前のものです(笑)
中国の昼食と夕食
中国では一般的に野菜料理が好きで、野菜とお肉をバランスよく食べます。一般的に多くの人は、昼食にたくさん食べて、夜はその残りを温めて食べます。
広州の人は鶏肉がとても好きです。それで特別な食事の時は必ず鶏料理を準備します。例えば、家族で集まり合う食事や、結婚式に鶏料理は欠かせません。
広州の人はこんな言葉を言います。
「无鸡不成宴」
意味は、「食事の時に鶏料理がなければ宴じゃないじゃん」。広州の人にとって鶏肉はとても重要なものなのです。
では、中国の旧正月(春節)の食事はどんなものでしょうか?
中国の旧正月(春節)の食事
中国の旧正月(春節)の食事は、多くの家族が集まりあって、とっても豪華な食事をします。
もちろん「无鸡不成宴」、鶏料理は欠かせません。他にも魚料理、北京ダックのようなものも出てきます。
この魚料理は、甘酸っぱいソースをかけたもので、広州独特の料理です。
またわたしの故郷は広州市の郊外で、客家人(中国の3分の1を占める民族)が多く住んでいて、豆腐を使った客家料理がたくさんあります。例えば「酿豆腐」などです(写真参考)。
豆知識:
酿豆腐の「酿」は客家料理の調理法の1つを表す言葉で「中をくり抜いて何かを詰める」事を指す。そのため酿豆腐は、「豆腐をくりぬいて何かを詰めた料理」で、元々は客家料理の豆腐をくりぬいて肉団子を詰めた料理。
簡単に言うと、豆腐の真ん中に穴を穿いて、穴に適量の肉を入れ、穴を詰めることです。 豆腐が柔らかいので技術が必要で、注意しながら作る料理です。
まとめ
中国人の食事について紹介しようと思うと、紹介する内容が多すぎますので、ひとつずつリストアップすることはできませんでした。
この記事では、家族の旧正月(春節)で広州の人が食べる食事を簡単に紹介しました。 いかがでしたか?
もちろん、広州には他にも、多くの特別な、面白い食べ物がたくさんあります。ぜひみなさん!広州に来て、美味しい広州料理を楽しんでください!