中国で生活必需品となっているアリペイ。日本に住んでいるとあまり聞き慣れないアリペイですが、日本ではローソンやほんの一部の店舗で使うことができます。
では中国ではどの程度??中国在住のわたしが、中国国内でのアリペイ(支付宝)の普及率はどれくらいなのか調べてみました。
実際の使用感を含めてお伝えします。
アリペイに関する記事はこちらをご覧ください。
支付宝(アリペイ)の登録方法、使い方を徹底解説|Alipay Tour Pass最新情報
中国でアリペイ普及率は?
さて、このアリペイという電子マネーですが、結論から言いますと、中国国内ならほとんど全ての商店で使うことができます。
アリペイは、中国企業のアリババグループが2004年に開始した電子マネーです。当初はネット通販での支払いで使われていました。
もともと中国は現金を持ち歩くより、デビットカードでの決済を好んで使っていたこともあり、爆発的に広がっていきました。現在アリペイに登録している人の数は、6億人以上と言われています。
理由としては、中国の最大紙幣が100元(1600円)ほどで高い買い物に不向きな点や、偽札が出回ることが多いとの理由が挙げられています。
実際どこで使えるのか
前述したように、ほとんど全ての商店で使えます。
わたしは2016年12月から生活していますが、これまで「アリペイが使えない」と言われたのは近くの小さなお茶屋さんだけでした。
つまり約一年間、ほとんど現金を使わなくても生きて来れた、というわけです。
メモ
スーパー、果物屋、レストラン、ファストフード、ホームセンター、ショッピングモール、ネットショッピング、露天、屋台等々・・・。普及率は、個人的使用感を含め98%越え(ソース無し)です。
これは日本では経験できない体験です。アリペイに中国国内のデビットカードを紐付けておけば、いつでもどこでもスマホ一つで支払いが可能なのです。
つまり外出時に、スマホさえあればなんでも出来る!というわけです。大変便利です!
使い方も大変簡単です。スマホのアリペイ(支付宝)アプリを使います。
- レジに商品持って行く
- アリペイで支払うことを告げる(QRコードの画面を見せるだけでも可能)
- スマホ画面上のQRコードをスキャンしてもらう orスマホで店舗QRコードをスキャンし金額を入力後パスワード入力
- 決済完了!
スキャン画面
アリペイ以外の電子マネー「WechatPey」
ここからはもう一つの電子マネー「WeChatPay」について簡単にご紹介します。
「WeChatPay」も電子マネーとして中国国内で広く普及しています。腾讯(tenceng)が運営している、微信(WeChat)の電子マネーです。アリペイよりも少し遅く、2014年から運用を開始しています。
しかしもともと中国国内で使われていた微信(WeChat)のアプリからそのまま使える利便性も有り、アリペイを超える勢いで広がりを見せています。
特に小売店で広がっており、わたしが中国にきた2017年始めは、まだアリペイに対応していないお店もちらほら有りました。
「WeChatPay」もアリペイ同様、ほとんど全てのお店で使うことができます。
電子マネーが使えないところはあるのか?
さてここで疑問ですが、中国国内でアリペイなどの電子マネーが使えないところはあるのでしょうか?
北京、上海、広州のような大都市や、各省の中心部は使えるでしょう。
これは調べたわけではないの確証が有りませんが、どんどん田舎に行くとは使えないかもしれません。ただ、観光スポットなどは使える確率が高いでしょう。
もしものためにいくらか現金を
電子マネーが大変普及している中国ですが、もしもの時のためにいくらか現金をもって置くことをお勧めします。
都市部に住んでいると、アリペイも「WeChatPay」どちらも使えないということはまず無いですが、タクシーやバスなど交通機関は都市部でも現金が必要ですので、幾らかの現金を持参しましょう。
またホテルでもアリペイが使えないホテルなども有るのでご注意ください。
日本でもアリペイは普及するか?
日本人として特に気になるのが、アリペイは日本でも普及するのかという疑問です。
中国在住なら大変便利なアリペイ。中国では使わない日は無いというほどのヘビーユーザーです。
その分、日本に帰った時に不便さを感じます。
そんな時、『2018年春から日本国内にアリペイが進出‼︎』とのニュースが有りました。
そんなこんなで、日本でも普及してほしいと熱く願うのですが、個人的な意見として日本でアリペイは普及しないと思われます。
と言うより、中国ほどは普及しないと思います。
理由としては、日本人の国民性。アメリカではクレジットカードでの買い物が一般的と聞きますが、日本人は基本的に現金主義の人の割合が多いです。
また、現在Apple PayやLINEpayといった電子マネーが日本国内で利用可能ですが、普及しているとは言い難い状況ですよね。
消費者が必要としていなければ、小売店も投資してまで対応しなくてもいいと考えるのがセオリーです。
ということで、現金主義の日本でアリペイが使えるようになっても普及はしない!というのがわたしの予想です。
でも個人的には、日本でもどんどん使えるようになって欲しい!!!
まとめ
中国国内だけでなく、世界的に広がりを見せているアリペイ。
財布も持たず、スマホだけで生活が出来るのは本当に便利で魅力的です。個人的には日本国内でも積極的に使えるようになってほしいものです。
ただ、現時点でアリペイを使うには中国国内の銀行口座が必要なのでご注意を。
参考記事:中国で銀行口座を開設しよう!
ではこれからも楽しくて便利な中国生活を楽しみましょう!