ポカラの近郊からヒマラヤを見るなら絶対ダンプスがおすすめです。ダンプスはサランコットの丘や日本山妙法寺のように有名ではありませんが、迫力あるヒマラヤの絶景を楽しむことができます。パーミットの要らないエリアではここダンプスが一番のおすすめスポットです。ジープで楽々トレッキングも楽しめますよ。
ダンプスってどんなとこ?
ダンプスは、ポカラのレイクサイドから15kmほど北西にある標高1800mの小さな村です。村からのヒマラヤの眺望は遮るものがなくとても美しいので、多くの観光客がトレッキングで訪れています。
アクセス
トレッキングで行く場合
ポカラの標高が800mほどなので、そこから1000m上がることになります。
トレッキングのスタート地点は「フェディ」という町です。フェディまでは、ポカラのバスパルクからベニ方面行きのローカルバスに乗り1時間ほどで着きます。ただ、トレッキングルートまで行くバスの本数が少ないので、なかなか予定立てるのが難しいです。
バスの代わりにタクシーで行くという方法もあります。詳しくはホテルのフロントの人に相談してみてくださいね。
フェディからは2時間ほどのトレッキングです。道は比較的綺麗なので特別な装備は必要ありません。
ジープで行く場合
ジープを借りると言っても、レンタカーのように自分で運転する訳ではありません。運転手兼ガイド付きで借りることができるんです。
ジープで行く場合は、片道1時間半くらい見ておく必要があります。レイクサイドから直線距離で15kmほどですが、曲がりくねった山のでこぼこ道を行くことになるので、時間がかかります。
行き1時間半+Viewポイントで1時間+帰り1時間半
合計で4時間のプチツアーでヒマラヤの絶景を見に行くことができます!
料金は交渉次第ですが、1台Rs.7000〜8000で借りることができます。宿泊しているホテルのフロントに相談すると、提携しているジープ屋さんがいますので、紹介してくれます。1人で行くとちょっと高いですが、みんなで割り勘で行くとかなり安く行けるのでおすすめです。
ただ行き帰りの道は、ものすごくガタガタ道なので、酔いやすい方はかなりキツイかもしれません。事前に酔い止めを飲むなどの対策が必要です。
実際にジープで行ってみた!
朝日が上がってくる時間が一番ヒマラヤが綺麗に見えるので、その時間に合わせて行くことに。
もしトレッキングで行くなら、絶対に前日から行って、ダンプスに泊まらないと見ることが出来ない景色ですが、ジープを使って行くプランなら、朝早くの出発で行けちゃいます。
出発は朝4時!ちょっと早いですが、余裕を見て出発です。
しんしんと冷える中真っ暗な道をジープが快調に走っていきます。
途中までは綺麗に舗装されたバイパスなので乗り心地抜群です。30分弱綺麗な道を走ったあと、狭い道に入り山道を登っていきます。ここからは跳ねる跳ねるで大変でした。(笑)
道が悪いのでゆっくりゆっくり登っていきます。
一時間ほど揺られてダンプスのView Point に到着です。
時刻は、午前5:40分!
あたりはまだ暗いですが、ほんのりと空に明かりが出てくる絶妙な時間です。
ダンプス撮影一発目はこんな感じ!ヒマラヤの頂上、雪を被っている部分に徐々に光が当たりだすいいタイミング!
ここのView Pointは、宿泊施設やレストランも備えています。ということで、体を温めるためにも「チヤ」を頼みます。「チヤ」の値段は観光地かつ山の上ということでやや高めでしたが、とても美味しい暖かい「チヤ」でした。
そうこうしていると、どんどん明るくなってきました。
薄雲が出ててなんか神々しい雰囲気です。やっぱりヒマラヤって高い!ヒマラヤのはるか下に薄雲が出ています。
こちらは「マチャプチャレ」のズームバージョン。「マチャ」とはネパール語で魚。魚の尻尾のような形をしているので「マチャプチャレ」と呼ばれているそうです。
こっちは、アンナプルナ。山肌までしっかり見える距離感。ダンプス最高です!
だいぶ陽もあがり、帰る時間が近づいてきました。
陽が上がりきってしまうと、だんだんとヒマラヤが霞んできて見えにくくなってきます。やっぱり朝一が一番綺麗に見えるんですね!
コスモスが咲いていたので、コスモスとヒマラヤを絡めてパシャ!もう少し時期が早く満開のコスモスと一緒に撮れてたら綺麗だっただろうな〜。
帰り道もスポットごとにジープを止めてもらい撮影を楽しみました。
こちらは、パサル(お店)と奥に見えるのは多分学校。その後ろにそびえるヒマラヤがかっこいいですね。
こんなところで育つ子供たちはどういう大人になるんだろう。雄大な自然が当たり前の環境。都会に出て汚れて欲しくないなと思います・・。
ここは道の途中の一番のお気に入りスポット。マチャプチャレへと一直線へ続く道がかっこよくておすすめです。
人が入るとスケール感が出るかな。僕らも山の上にいるのに、それをはるかに凌ぐ高さに山があるのは不思議な感覚です。
何度見ても、マチャプチャレはかっこいいですね!
ダンプスはネパール人にとってもピクニックスポットのようです。帰り道では、バスに乗って来る若者たちや、バイクの集団で上がってくる若者たちとたくさんすれ違いました。なかにはこのガタガタ道をスクーターで上がってきている女の子たちもいました。たくましいな〜ネパール人!
いやいや、こんな悪路を天井に乗って来るなんて・・純粋にスゲー!
さてさて、僕らはジープの運転手さんに景色ごとに止めてもらったので、ちょっと時間オーバーしてポカラへとおりてきました。
それでもまだ午前10時前。これから普通に一日始めれる時間帯です。とりあえずレイクサイドで朝ごはんといきます。
まとめ
ポカラに行ったらぜひヒマラヤの絶景を見に「ダンプス」へ行ってみられませんか?
もちろん「サランコット」や「日本山妙法寺〜World Peace Pagoda〜」からもヒマラヤを望むことは出来ますが、ダンプスの迫力には及びません。
ジープで行くプランなら、朝早く出て10時くらいまでには帰ってこれるので、おすすめです。
以上 じゅんじゅんの「絶景のヒマラヤが楽しめる穴場スポット・ダンプス」のレポートでした〜。