もみじ饅頭といえば、にしき堂・藤い屋などが有名ですが、今回宮島にて、もみじまんじゅうの食べ歩きをしてきました。いろんなお店を食べ比べておすすめのランキングを作ってみました。それぞれのお店におすすめのポイントがあるので特徴とともに書いてみたいと思います。
本当に美味しいお店は一体どこ?穴場のあの店もランクイン!たびハックセレクトのもみじ饅頭ランキング。どうぞご覧ください。
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もみじ饅頭ランキング 〜宮島編〜
❶ 岩村もみじ屋 「つぶもみじ」がおすすめ
❷ 紅葉堂 「揚げもみじ」がおすすめ
❸ 藤い屋 「こしあん」がおすすめ
❹ やまだ屋 「桐葉菓」がおすすめ
ランキングに出てくるもみじ饅頭屋さんのマップを作ってみましたので、宮島観光の際に役立てていただければ嬉しいです。では美味しいもみじ饅頭屋さんのランキングを見ていきましょう!
第1 位 岩村もみじ屋 つぶもみじ
全国的な知名度を考えると、にしき堂や藤い屋といったメーカーが知られていますが、有名どころを抑えての堂々の1位は「岩村もみじ屋」です。
岩村もみじ屋は、純粋にもみじ饅頭の味で勝負しているお店です。正直パッケージのデザインやお店の雰囲気は、お世辞にもおしゃれとは言い難いのですが、もみじ饅頭の味が本当に良いので一番おすすめしたいお店です。
もみじ饅頭の型もとても年季が入っています。
岩村もみじ屋の歴史は古く、創業は明治末期にまで遡ります。お店の名物「つぶもみじ」が誕生したのは1934年(昭和9年)のこと、高松宮殿下が厳島を訪問された際に「つぶあん入り」のもみじ饅頭を所望されたことから、初代店主が開発して今に至ります。
そう、ここ岩村もみじ屋さんは「つぶあん」のもみじ饅頭の発祥のお店なんです!
時代を超えて愛され続ける老舗岩村もみじ屋の「つぶもみじ。」一ついただいてみました。
出来立ての「つぶもみじ」をバラ売りで買うことができます。1個90円です。
お店の向かいには椅子とテーブルが置いてあり、座っていただくことができます。お店の方が冷たいお茶を運んできてくださいました。宮島観光はけっこう歩くので、暑い中の冷たいお茶のサービスはとても嬉しかったです。
こちらの「つぶもみじ」は、まず生地がふわふわです。ふわふわでありながら、スカスカしてない絶妙な柔らかさで焼かれています。
そのふわふわの生地に包まれた餡は、すっきりあっさりしており、後に残る嫌な甘さが全くありません。北海道産の小豆とザラメを使用して丁寧に炊き上げられているあんこ。普通のあんこ作りの2倍の手間をかけてしっかりとアクをとっているそうです。まさに味の為には一切妥協しないお菓子職人の魂を感じます。
お土産としてもおすすめですが、賞味期限が9日間とやや短いのでご注意ください。他のお店に比べて、余計な添加物などが少ない証拠ですね。
宮島・厳島観光の際はぜひ「つぶもみじ」を食べに「岩村もみじ屋」に寄ってみてくださいね。メインの商店街からは外れた場所にありますが、足を伸ばす価値は十分にあります。
岩村もみじ屋
住所 広島県廿日市市宮島町中江町304-1
電話番号 0829-44-0207
営業時間 9:00~17:00 売り切れ次第終了
定休日 不定休 詳しくは公式ホームページをご覧ください。
第2位 紅葉屋 「揚げもみじ」
第2位にランクインしたのは「紅葉屋の揚げ紅葉」です。
2002年に誕生した「揚げもみじ」は、紅葉屋の職人さんたちが試行錯誤を繰り返し完成させた大ヒット商品です。
まず、もみじ饅頭を揚げてみようという発想がすごいですよね。
僕自身食べるまでは、インパクト狙いのキワモノかな〜と思っていたんですが、食べてみて衝撃を受けました!
もみじまんじゅう×揚げる=めちゃ旨!
なかなか言葉で伝わるように説明するのが難しんですが・・ふわふわの生地が、さらにふわふわモチモチになり、そこに揚げることによってサクサクといった食感がプラスされ、今まで経験したことのない食感を生み出しています。
これは決してインパクト重視・話題性重視の商品ではありません。食べた人に美味しいと言わしめる力が「揚げもみじ」にはあります。
1個180円です。注文すると目の前で揚げてくれます。店内にあるベンチで座っていただくことができます。揚げたては熱々なので口の中を火傷しないようにご注意ください。あんこが特に熱々なのでご注意を。
紅葉堂本店
住所 広島県廿日市市宮島町448-1
電話 0829-44-2241
営業時間 9:00~18:00 季節によって変動あり
定休日 不定休
第3位 藤い屋 「こしあん」
第3位にランクインしたのは、宮島のもみじ饅頭の老舗である「藤い屋」さんです。外観もとてもおしゃれで老舗の風格を感じさせます。
藤い屋は、ここ宮島で創業しなんと90年もの歴史を誇ります。宮島のもみじ饅頭は、ここ「藤い屋」抜きには語れないと言っても過言ではありません。
こちらが藤い屋のつぶあんもみじ饅頭。
藤い屋のもみじ饅頭はとってもあっさりで上品なお味です。水飴が入っているのでとても上品な甘さを感じます。そして餡には栗が入っています。老舗和菓子屋さんの上品な味を楽しむことができます。
ただ、生地に関しては、1位の岩村もみじ屋の方がふわふわで美味しかった印象でした。
今回粒あんのもみじ饅頭をいただいたのですが、粒がとても小さくてこしあんに近い感じでした。
粒あん好きとしてはちょっと物足りない印象ですが、それだけ丹念に上品なあんこを作っているという証拠です。藤い屋のホームページを見ると、推しはこしあんのもみじ饅頭です。
つぶあんなら岩村もみじ屋、こしあんなら藤い屋をおすすめするもみじ饅頭ファンが多いです。
藤い屋はパッケージやデザインが他のお店に比べ群を抜いています。とってもおしゃれなので贈答用やお土産として喜ばれること間違いなしの一品です。
藤い屋本店
住所 広島県廿日市市宮島町1129
電話 0829-44-2221
営業時間 8:30〜18:00
定休日 年中無休
第4位 やまだ屋 「桐葉菓」
続いてランクインしたのは宮島に本店を構える老舗「やまだ屋」さんです。昭和9年創業のやまだ屋は全国菓子大博覧会などでも数々の受賞歴のあるおすすめのお店です。
やまだ屋のもみじ饅頭は、生地がしっとりしておりギュッと詰まっている感じです。粒あんはやや漉し餡よりな印象でした。
やまだ屋のもみじ饅頭は、種類がとっても豊富です。クリームもみじ・チョコもみじといったイメージできるものから、レモンもみじ・みかんもみじ・藻塩もみじといった、ちょっと味の想像がつかないものまで。いろんな種類があるので、お土産で買って行って、みんなでワイワイ言いながら食べると楽しいかもしれません。
実はやまだ屋には、おすすめしたい商品がもう一つあります。(もみじの形をしていないので恐縮ですが・・)
それが、こちらの安芸銘菓「桐葉菓(とうようか)」です。たまたま広島宮島SAでおすすめされていて購入して食べて以来、大ファンになってしまいました。毎回広島を通るたびに「桐葉菓」を食べるのが習慣になっています。
地元の人たちは、もみじ饅頭よりも桐葉菓の方が美味しいという声も。粘り気のあるモチっとした生地と、あっさりのあんことの組み合わせが絶妙でとても美味しいんです。生地にはもち米が使われているのでものすごく伸びます。一度食べてしまうとこのモチモチの食感が癖になりファンになってしまうこと間違いなし?かもしれません。
冷蔵庫で冷やして食べるのもおすすめです。ひんやりしててこれからの季節に嬉しい食べ方です。
ぜひ、やまだ屋に行かれる際は、もみじ饅頭と一緒に桐葉菓も手に取ってみられてくださいね。
やまだ屋 宮島本店
住所 広島県廿日市市宮島町835-1
電話番号 0829-44-0511
営業時間 8:00~20:00
定休日 年中無休
まとめ
宮島にはもみじ饅頭のお店がたくさん軒を連ねています。お店によってそれぞれのこだわりやおすすめポイントが異なるので、お店の人の話を聞きながら食べ歩きすると楽しいですよ。
宮島観光の際は、ぜひ出来立てのもみじ饅頭を食べ歩きしてみましょう。きっと自分の好みの美味しいもみじ饅頭を見つけることができますよ!