インスタグラム や YouTube でドローンを使って空撮してる人の写真や動画を見ては、「ドローン欲しい!!」「でも高いし・・」「でもやっぱ欲しい!」「けど操縦とか難しそうだし・・」と数年にわたって一人押し問答を繰り返していたのですが、ついにそんな悩みとはおさらば!
手に入れちゃいました!ドローン。
今回、ドローンの最大手 DJI が新商品 MAVIC Air を発表したので思いきって購入しました。
購入を決めた理由は、「初心者でも扱いやすい」ということと、「コスパがいい」ということ。
ようやく実機が届いたので、早速開封レビューをしてみたいと思います。
まずはじめにMavicAirユーザーの率直な感想を一言。
「小さっ。軽いっ!」
MAVIC Air 開封レビュー
今回僕が購入したのは、DJI MAVIC AIR FLY MORE COMBOというセット商品。
ダンボールを開封し、出てきたのがこちら。ホワイトの箱にドローンの写真。実に洗練されています。
まずは色が間違ってないかの確認。Arctic White(白)で間違いありません。
フィルムにカッターを入れ開封。緊張の瞬間です。
上蓋を開けたとこ。
左上のケース(❶)の中に MAVIC Air 本体が入っています。
右上の箱(❷)の中には替えのプロペラやケーブル類など細々した部品が入っています。
下側はキャリーケース。この中には予備バッテリーや充電器、コントローラーなどが収納されています。
はやる気持ちで本体を開けようとしたところ、上蓋の裏側にあるシールに目が止まりました。
「Please review the Quick Start Guide to prepare for your first flight.」
(飛ばす前にクイックスタートガイドをよく見てね!)的な意味。
ドローンは危険が伴うので、しっかり説明書などを熟読して飛ばさないといけませんね。こういう注意喚起は大切です。
MAVIC Air 本体レビュー
さあ、本体を開けて見ましょう。
ちょっとワクワク感をシェアしたいので、開封の様子をGIF動画で。
いかがですか?
このコンパクトな機体からプロペラが飛び出すトランスフォーマー感。ガジェット好きにはこのメカメカしい感じがたまりません。
いよいよドローンを手に入れてしまった!という高揚感でいっぱいです。
それでは、細部をじっくり見ていきましょう。
プロペラの繰り出し方には順番があります。前後のプロペラは繰り出す方向がそれぞれ異なるので注意が必要です。無理やり引っ張り出そうとすると折れてしまいます・・。
順番と繰り出す方向はシールが貼ってあるので良く見てから繰り出しましょう。このシールは慣れるまで剥がさずにいた方が良さそうですね。
実にかっこいいです。
カメラはプロテクター(プラスチックのカバー)の中に格納されています。
プロテクターを外すとカメラが姿を表します。
カメラ部分は撮影のために自由に角度を変えることができるよう固定されていません。とっても繊細な部品ですので、飛行時以外は必ずプロテクターをつけておきましょう。
1200万画素の高性能カメラ。どのような絵が撮れるのか今から楽しみです。
バッテリーには電源ボタンが付いています。(写真赤丸)
このバッテリー電源ボタンを2度押しするとバッテリーの電源が入ります。
ちなみにバッテリーの装着・脱着は写真の赤四角部分のつまみを引いて行います。
このバッテリー1個で最大21分間飛ばすことができます。
本体後部にファンクションボタンがあります。( MAVIC Air 本体に付いているボタンはこれ1つ)
この白いボタン(ファンクションボタン)を4秒間長押しすると、「ピーッ!」というビープ音が鳴り本体が起動します。
ファンクションボタンの上のカバーを開けると、MicroUSB端子とMicroSDカードのスロットがあります。
ちなみに MAVIC Air は、8GBの内部ストレージを搭載しています。 これなら「SDカードの入れ忘れで撮影できなかった!!」なんてことがなくてすみますね。
MAVIC Air には、プロペラガードも標準装備として付いています。屋内や人の多いところでは安全対策としてプロペラガードを装着した方が良いでしょう。
MAVIC Air より 前に発売された MAVIC Pro には、プロペラガードは付いていませんでした。
MAVIC Air は標準装備なので、これからドローンを始める初心者のことを念頭に置いて発売されているように思います。
プロペラガードはワンタッチで装着できます。アーム部分を囲むように取り付けます。カチッと音がすれば装着完了です。
今回の MAVIC Air の開封で一番驚いたのが、やっぱりそのコンパクトさです。
奥さんに手タレになっていただき撮影。女性の手のひらにちょうどすっぽり収まってしまうコンパクトさ。(折りたたんだ状態のサイズ168×83×49mm)
そして500mlのペットボトルよりも軽い 430g という重量。
下手したら一眼レフカメラよりも軽くて小さいかもしれません。
これなら、どこに持って行っても邪魔になりませんね。
本体に続いて、コントローラーも見ておきましょう。
MAVIC Air コントローラーレビュー
ドローンは本体だけでなくコントローラーも大切。MAVIC Air のコントローラーはどんな感じ?チェックしておきましょう。
こちらもトランスフォーム感をGIF動画で。
全て収納した状態だとなんだかカニのような可愛さ。
下部を開くとそこがハンドル部分になります。
その中(写真赤枠部分)に、コントローラーのピンが収納されています。
このピンは、コントローラーのスティックになります。写真赤枠の丸いところに回してねじ込みます。
失くしやすい小さな部品なので、内部に収納できるようにしてあるところがナイスです。それにスティックが飛び出ていると収納のときに邪魔になるので・・。コンパクトになるようによく設計されていますね。
左手ハンドル部分にライトニングケーブルが内蔵されています。
このライトニングケーブルで、コントローラーと iPhone を接続できます。
こちらが iPhone5s を接続したところ。左右のハンドルでしっかり挟み込み固定します。
このハンドルは可動域が広く自由に開く角度を調整できるので、iPhone8Plus や iPhoneX などの大きい端末でもしっかり固定することができます。
またコントローラー下部(底部)には、USB端子も付いているので、タブレットなどと接続することもできます。
コントローラーの上部には、カメラのシャッターボタンと動画の録画ボタンがあります。操縦中に人差し指で簡単に撮影できるので、シャッターチャンスを逃す心配がありません。
こちらが実際に手に持ってみたところ。
小型化・軽量化といっても、コントローラーのサイズまで小型化されると操縦しづらいもの。でもこのコントローラーはちょうどいいサイズで手に馴染みます。
充電器
フライトに使うもので充電が必要なものは、コントローラーと本体バッテリーです。
今回僕は、MAVIC FLY MORE COMBO というセットを購入したので、バッテリーが3つ付いています。
これだけのものを充電するのは大変そうですが、実はとっても簡単。
このように、バッテリーを4つまで充電できるハブが付いているんです。また写真左のアダプターにはUSB端子が2つ付いているので、コントローラーも同時に充電ができます。
コンセント1つでこれだけ全部充電できるのは嬉しいですね。
その他の付属品
FLY MORE COMBO のセットには、予備のプロペラも2セット付いています。初心者なので墜落させる危険性も高し!一番無防備なプロペラは壊れやすいので2セットの予備があるのは心強いところです。
あとは、コントローラーのスティックも予備が1セット入っています。失くしたときのために大事に保管しておきましょう。
携帯バッグ
MAVIC Air FLY MORE COMBO には、携帯に便利なバッグも付いてきます。
これがなかなか便利。
こんなに小さいのに、必要なものが全部入っちゃうんです。
- MAVIC Air 本体
- コントローラー
- 充電アダプター
- バッテリー充電ハブ
- バッテリー3個
- USBコネクタ
- 予備のプロペラ1セット
これだけのものが、きちんと入るように設計されています。
これさえ持っていれば撮影旅行にだって出かけちゃいます。もちろんバッテリーが切れても充電器やハブも入っているので出先での充電も可能です。
このバッグひとつでどこへでも撮影に行けちゃいますね!
このバッグは、FLY MORE COMBO にしか付いていません。
このバッグと、バッテリー×3個の特典だけでも FLY MORE COMBO を選ぶ価値ありです。
MAVIC Air フライトレビュー
こちらが、ドローン初心者が初フライトで撮った動画です。
初フライトにしてはなかなか滑らかに撮れたのではないかなと思います。MAVIC Air は、風速10mの風にも耐えれるように設計されているだけのことあり、ホバリングがとても安定しています。
全くブレませんね。それだけでも、ちょっとプロが撮ったような動画になります。
全部 MAVIC Air のおかげです。
初心者に嬉しい機能① 衝突回避性能が凄い
初心者にとって一番怖いのが、操縦をミスしてドローンをぶつけてしまうこと。
僕も初めてのフライトは、ぶつけてしまわないかヒヤヒヤでした。
でも飛ばして見て分かったのですが、MAVIC Air の衝突回避性能はマジで凄いです!
これだけ小さいながらも、本体に取り付けられた7つのカメラで周辺状況を常に確認し、危ないときには自動で衝突回避してくれます。
フロント部分にメインカメラを含め3つのカメラ。
後部に2つのカメラ。
そして背面にも2つのカメラ。
この7つのカメラで、周囲の安全とドローンをしっかり守ってくれます。
自分の周辺、何メートル地点に障害物があるのかというのをきちんと把握しており、その情報がアプリの画面にちゃんと表示されます。そちらに向かってスティックを倒すと警告音がなります。ドローンはその場でホバリングの姿勢を保ったまま。
この衝突回避性能だけでも、初心者が MAVIC Air を選ぶべき十分な理由となります。それくらい凄いです。
初心者に嬉しい機能② リターントゥホームで自動でドローンが帰ってくる
ドローンを飛ばしていると、楽しくなってだんだん遠くへ飛ばしてしまうもの。でも、初心者にとって飛ばすのは簡単でも、自分のところまで戻って来させるのは、けっこう至難の技。
風に流されたり、操縦に慣れてなくてフラフラしてたら電池切れ!!!なんてことも。
でも大丈夫。この MAVIC Air には自動で離陸ポイントに帰ってくるリターントゥーホーム(自動帰還)機能が付いています。
一度、海の上で遠くに飛ばしてるときに、電池切れの警告音が鳴り出したときにはかなり焦りました。でも瞬時にリターントゥーホームモードに切り替わり、離陸ポイントまでサササッと帰ってきました。これなら焦る必要なく安心ですね。
初心者に嬉しい機能③ クイックショットでプロみたいな動画が撮れる
最初、一生懸命コントローラーで操縦して動画を撮っていたのですが、設定を覗いてみると何やら自動でカッコいいショットが撮れる機能が。
それがクイックショットです。
実際にクイックショットを使って撮影した動画がこちら。
ボタン一つ押すだけで初心者だってこんなかっこいい動画が撮れちゃいます。操縦は一切必要ありません。
MAVIC Air が全自動で撮影してくれて、元の場所まで戻って来てくれます。
おそるべし MAVIC Air!
そして、もうひとつ凄いのが、DJIアプリで編集まで自動でやってくれるんです。
こちらは、iPhoneのDJIアプリで自動編集したクイックショットの動画。10秒ほどの短い動画が出来上がります。しかも音楽付き。
動画の編集って面倒臭そう・・時間かかりそう・・ってイメージがあったのですが、この機能を使うとあっという間。その場で動画作って、インスタなどのSNSにアップできちゃいます。
初心者に嬉しい機能④ 3軸ジンバルで映像が滑らか
上の動画を見ていただければ分かると思うのですが、MAVIC Air は映像がとっても滑らか。
その秘密はジンバルです。
このジンバルというのは、スタビライザーといってカメラを安定させる大切な装置。滑らかな動画を撮影するには絶対必要不可欠なものです。
小型のドローンはDJI以外にもたくさん販売されていますが、そのほとんどはジンバルが付いていません。
ですがこの MAVIC Air は、3軸スタビライザーを搭載しているので、誰でも(操縦が不慣れな初心者でも)安定した滑らかな映像を撮影することができます。
PRO、SPARKではなくAIRを選んだ理由
SPARK | AIR | PRO | |
重量 | 300g | 430g | 743g |
サイズ(折りたたみ時) | 143×143×55mm | 168×83×49 mm | 198×83×83 mm |
バッテリー最大飛行時間 | 16分 | 21分 | 27分 |
静止画 | 4056×3040 | 3968×2976 | 4000×3000 |
動画 | FHD 1920×1080 30fps | 4K Ultra HD 3840×2160p 30fps | C4K 4096×2160p 24fps |
ジンバル | 2軸 | 3軸 | 3軸 |
写真フォーマット | JPEG | JPEG/DNG | JPEG/DNG |
衝突回避 | 前方・下方 | 前方・下方・後方 | 前方・下方 |
価格 | 54,800円 | 104,000円 | 129,800円 |
① 衝突回避能力。
MAVIC Air を選んだ理由に、まず格段にアップした衝突回避性能をあげることができます。
MAVCI Pro・Spark ともに、衝突回避センサーは前方と下方の2方向のみ。
一方 MAVIC Air は、前方・下方・後方 ← New!! の3方向 。
クイックショットの Dronie などは、ドローンが後ろに下がりながら撮影します。衝突回避センサーが付いてない機種だと、後ろに障害物があったらそのまま突っ込んで墜落してしまいます。
MAVIC Air は、後方の衝突回避センサーも装備されたのでより一層初心者にとって安心できる機種になりました。
② コンパクトさ。
次にコンパクトさをあげることができます。
Spark の方が軽いし、小さいので持ち運びしやすいのでは?と思われる方も多いかもしれません。
確かにSparkの方が軽いのですが、残念なことにSPARKは、アームを折りたたむことができません。
なので持ち運びするときは、この写真のようにアームが出っ放しになってしまいかさばります。
さらに、送信機のスティックも取り外しができません。
この辺の不満点を改良して発表されたのが今回の MAVIC Air 。Proと比較して40%以上軽量化されていますし非常にコンパクトになっています。
MAVIC Air はアームも折りたためますし、スティックも外せるのでコンパクトに収納できます。収まりがいいので小さな携帯バッグの中にも綺麗に入ります。とても持ち出しやすいドローンです。
この MAVIC Air が、DJIの携帯型ドローンの完成形と言っても過言ではありません。
③ 3軸ジンバル・4K動画が撮れる!
SPARKは、フルハイビジョンまでしか撮影できませんが、Airは4Kも撮ることができます。これから4Kが主流になってくると思うので、4K撮影ができるのはAirの強みです。
またジンバルも、SPARKは2軸。対するAirは3軸。より安定した滑らかな動画が撮れます。
あの小ささで、こんなにカッコいい動画を撮れる MAVIC Air ってやっぱり最高ですね。
ただ動画性能にこだわる方や、ドローンの扱いになれている上級者の場合 MAVIC Pro の方がおすすめです。
MAVIC Pro は MAVIC Air よりもう1サイズ上の4Kを撮ることができます。また飛行時間も MAVIC Air よりも長いのでじっくり動画撮影を楽しむことができます。
ということで、これからドローンを始める初心者は MAVIC Air 。動画性能を求める上級者は、MAVIC Pro が良いと思います。
ちなみに MAVIC Pro は、今年の3月に新型が登場するのではと噂されています。MAVIC Pro の購入を考えている方は、それまで待ってみるのも良いかもしれません。
ドローン上級者 → ワンランク上の動画を目指すなら MAVIC Pro
まとめ
MAVIC AIR 本体 ・・・104,000円
MAVIC AIR FLY MORE COMBOセット ・・・129,000円
正直、ドローンって高いしな・・とずっと思ってて、なかなか購入に踏みきれなかったのですが、実際にMAVIC Air を手に入れてみて、これはこの値段払うだけの価値は十分にあるな!と感じました。
だって、めちゃくちゃ楽しいんだもん!もう今から夏にどこの綺麗な海を撮りに行こうか?と妄想が止まりません。
そして「初めてのドローンに MAVIC Air を選んで正解だった」という気持ちでいっぱいです。
- 初心者に大切な安全面での配慮がたくさんなされていること。
- 難しい操縦がワンタッチで自動でできること。
特に、難しい撮影がオートでできちゃうクイックショットはかなりおすすめ。これさえあれば初心者なのに空撮が一気に上手くなった気がします。編集まで自動でやってくれるのは嬉しいポイントですね。
また、MAVIC Air には、賠償責任保険が1年間無償付帯されているのでもしもの時も安心です。
初心者にとってありがたい機能がたくさん詰め込まれた MAVIC Air。 これからドローンを始めたいと思っている方にぜひおすすめしたい1台です。
MAVIC Air を買うなら、FLY MORE COMBO がおすすめです。その理由は、予備バッテリーを含めて3つのバッテリーが付いていること。
一つのバッテリーで最大21分間のフライトが可能ですが、21分なんてあっという間です。
特に初心者の場合は、設定だのなんだのやってると、あっという間に電池切れになってしまいます。
3本バッテリーがあれば1時間ほど飛ばすことが可能なので、余裕を持って空撮を楽しむことができます。
あとは、携帯バッグが付いているのもおすすめ。MAVIC Air 用に作られているので、それぞれのパーツが全部綺麗かつコンパクトに収納できるようになっています。大事なドローンを傷つけないためにも携帯バッグは絶対にあったほうがいいです。
発売当初に比べて価格もお求めやすくなっています。ぜひこの機会に。