みなさん、オリンパスが出しているマイクロフォーサーズ用のレンズでボディキャップレンズと言われるレンズがあるのをご存知ですか?今回はそんなボディキャップレンズを使ってみて感じたメリット・デメリット、こんな人におすすめって情報をまとめてみました。
BCL-0980ってどんなレンズ?
BCL-0980は、オリンパスがマイクロフォーサーズ用に発売しているレンズです。
良いところ
・軽い 30g
・簡単 f8
・安い 8000円ちょっと
・写りも良い 4群5枚のレンズ構成には非球面レンズ2枚を使用し、実用的な光学性能を発揮
・魚眼ならではの楽しさ 9mm
それでは一つずつ良いところをチェックしていきましょう。
軽い
どうですか?この薄さ。
持ってみたらわかるんですが、ほんとにこんなんで大丈夫か?というくらい軽いです。
なんと重量は驚異の30g!
カメラにつけると、レンズ付けてる?ってくらい軽いです。
ものすごく軽いし、小さいので、今まで場所とってたカメラがめっちゃスリムになります。
これだけスリムだとポケットにも入るので、お散歩にも持ち出そうかなと思いますよね。
ちょっとお出かけする際も、このキャップを付けておいて、バッグの中にもう一本レンズを入れておくというスタイルが良いかなぁなんて思ったりします。
・簡単
このレンズはf8(絞り)固定のレンズです。
ピント合わせは∞か20cmかの二択。(写真左下のつまみで調整します。)
ほとんどの撮影は∞の方につまみを動かしておくとO.K.
あとはカメラ本体側での設定は不要です。シャッターボタンを押すだけで、全体的にピントが合うので良い感じに撮れちゃいます。
気合い入れて写真撮りたい気分のときは別ですが、お散歩のときなんか設定とか考えずに、パシャパシャ撮れるのでものすごく楽です。
・安い
このレンズ、実売価格8000円ちょっと。
ものすごく安いです。1万円でお釣りがくるってどういうことよ!
これだけ安いとなってくると、性能が不安になりますよね・・。
・写り
持ってみての驚きの軽さ、そして値段の安さ、おもちゃの様なレンズだろうとタカをくくっていたんですが・・。
「う~ん!なかなかやるじゃん!」
この値段でこの写りは実力を認めざるを得ません。
魚眼レンズということで歪曲しているので、四隅に行けば行くほど画質は低下します。
それは魚眼レンズの宿命です。
写真の中心部を拡大してみると・・なんということでしょう!
ものすごく綺麗に写っています。
コスパ最高!
・魚眼
魚眼ならではの「ぐわ~ん」と歪んだ楽しい写真が撮れます。
特に気に入っているのは、「鼻デカワンコ」です。
我が家のまるくんの散歩に持ち出して撮影タイム~!
だめなところ
・暗い
・逆光に弱い
・背景がぼけない
・暗い
f8ということで、室内での撮影にはちょっと暗すぎます。
さらには、レンズ自体には手振れ補正が入ってないので、シャッタースピードが遅くり、ブレまくりな写真になってしまいます。
ただ、オリンパスのOM-D EM-5で使ってみると、本体側の手振れ補正がしっかり効いてくれるので、極端に暗い室内でない限り案外使えるなと思います。
手持ちのカメラに手振れ補正が付いているようでしたら、おすすめのレンズです。
・逆光に弱い
どうしても逆光撮影となるとフレアが出ます。上の写真も虹色のフレアが盛大に出ています。
まぁ、これも味があっていいんじゃないかなと個人的には思うんですが・・。我が愛犬「まる」に後光が差してる(笑)!
・背景がぼけない
残念ながら、このレンズはf8(絞り)固定なので、背景までしっかり撮れてしまいます。
背景のボケたふわっとした写真を撮りたい方には向いていません。
背景をボカすには絞りの数値が小さいレンズが向いています。
f1.4とかf2.8とか・・。
背景のボケた写真を撮りたいならこのレンズがおすすめ↓↓
Panasonic 20mm f/1.7 II Lumix Aspherical Micro
詳しいレビュー記事はこちら
おすすめ単焦点 Panasonic 20mmf/1.7
まとめ
いかがでしたか?
個人的にはこの値段とこの性能を考えると買って損はない面白いレンズだと思います。手軽な魚眼レンズを探しておられる方にはおすすめのレンズです。
旅に持って行くのもあり!もちろんこのレンズを旅のメインレンズとするのは無理がありますが、邪魔にならないし手軽に魚眼を楽しめるのでおすすめです。
そして個人的に犬のお散歩に持ち出すレンズとして最適だと思います。愛犬の可愛い表情がたくさん撮れますよ。