気軽に行けるビーチリゾートとしてすっかり人気となったタイ。今やハワイと同じくらいの人数の日本人観光客がタイを訪れています。
中でも東洋のハワイと称されるパタヤビーチや、プーケット島、サメット島などのリゾート地は人気が高く大勢の観光客が訪れます。
そんなタイのビーチで来月2017年11月より新しい法律「禁煙法」が施行されます。
タイのビーチは煙草全面禁煙へ。
施行日は?
2017年11月から施行されます。
罰則は?
最高1年の懲役、または100万バーツの罰金刑、もしくはその両方です。
100万バーツは、日本円に換算すると約340万円!さらに最高1年の懲役まで課される可能性。かなり重い罰則ですね。
日本と違い、東南アジアの国々はかなり容赦ない重い罰則をかけることが多い気がします。本気で守らせたいという意気込みが伝わります。
なぜ?
近年タイのビーチには、日本人を含めて多くの観光客がバカンスに訪れるようになっています。賑わいを見せて活気付いている反面、環境汚染が深刻な問題となっています。
先日パトンビーチで行われた環境調査では、なんと2.5kmのビーチに13万8千本ものタバコが見つかりました。計算すると1平方メートルあたり0.76本。掘ればすぐに煙草の吸い殻が出てくるという感じですね。しかもこの調査では深さ10cmまでしか掘っていないので、砂の奥深くにはもっとたくさんの吸い殻があることでしょう。
このような深刻な環境汚染、煙草のポイ捨てから、綺麗な砂浜と海を守ることを目的に今回の法律が施行されることとなりました。
対象となるビーチは?
11月施行開始の段階で、全てのビーチが対象となるわけではありません。まずは人気の20のビーチで施行されます。
対象となる主なビーチは以下の通り。
- ラヨーン・メーピンビーチ(Mae Pim)
- プーケット島・レムシンビーチ(Laem Sing)
- チョンブリ・バンセンビーチ(Bang Saen)
- ペッチャブリー・チャアムビーチ(Cha-am)
- ホアヒン・カオタキアブビーチ(Khao Takiab)
- サムイ島・ボプットビーチ(Bo Phut)
- タオ島・ハードサイリービーチ(Haad Sai Ree)
- プーケット島・パトンビーチ(Patong)
- パタヤビーチ(Pattaya)
- パタヤ・ジョムティエンビーチ(Jomthien)
- カイ島・ノックビーチ(Koh Khai Nok)
- カイ島・ナイビーチ(Koh Khai Nai)
日本人に人気のプーケットやパタヤのビーチも対象となっています。
11月の施行開始時は20のビーチですが、今後、環境保全の観点からタイ国内の全てのビーチへ対象を拡大していく予定となっています。
対象となるビーチでは、砂浜に入る手前に喫煙スペースが設けられる予定となっていますので、喫煙者の方は、そこで一服してから、ビーチへ入るようにしましょう。
まとめ
11月からベストシーズンを迎えるタイのビーチ。年末年始の冬休みなどを利用してタイへ行かれる方も多いかと思います。喫煙者のみなさんはくれぐれもご注意ください。知らなかったでは済まされません。かなり重い罰則付きなので・・。
また、ご家族やご友人の方でタイへ行かれる方がおられたら、ぜひこの情報を教えてあげてくださいね。