日本人観光客にも人気のお隣の国台湾。現在日本との時差は1時間ありますが、もしかしたらこの時差がなくなるかもしれません。
10/18日付の自由時報が「日本に行く際、時計を合わせる必要がなくなる?」という記事で報じています。
※ 記事タイトルは筆者の和訳
関連記事:去日本不必改時差?「台灣時區調至GMT+9」開始連署(中国語)
台湾と日本の時差
現在、日本と台湾では1時間の時差があります。
東京が12:00なら、台湾は11:00といった具合に、日本が1時間進んでいます。
ちなみに、日本と韓国は同じタイムゾーン(UTC+09:00)
台湾は、中国と同じタイムゾーン(UTC+08:00)です。
台湾が日本のタイムゾーンに変更する?
きっかけは、今月の16日に、国家発展委員会のサイトに、「台湾の標準時間を1時間早め日本と同じ時間に変更する」という提案が寄せられたことから始まります。
この提案は、大きな反響を呼び、国家発展委員会は賛同者5000人以上の署名が集まった場合、正式に検討に入ると明言。
すると、あっという間に5000人を突破し、わずか2日で8000人以上の署名が集まりました。
これを受け、国家発展委員会は60日以内に、正式な検討結果を公表することに。
しかし台湾は一体なぜ標準時間を変更したいのでしょうか?
台湾が標準時間の変更をのぞむ理由
一番多く見られる理由は、中国と同じタイムゾーンでありたくない!という意見です。
中国政府は、「台湾は中国の一部である」という見解。これに反発を抱いている多くの台湾人が「台湾は中国の一部ではない!」ということを証明するためにタイムゾーンの変更に賛同しています。
他にも、1時間早めることで冬場明るいうちに帰宅できる。といった意見や、日本に旅行に行く時便利!といった意見が書き込まれています。
台湾の標準時刻、本当に変更される?
標準時刻の変更への賛同の声も多くありますが、実際に変更されるとなると社会全体の問題。混乱が起きることも予想されるため、変更に反対する世論も多くあります。
現在の台湾政府は、中国との関係が冷え込んでいるので、「台湾は中国の一部ではない!」というアピールのために標準時間の変更に踏み切る可能性も十分にあり、どうなっていくのか国民の注目を集めています。
まとめ
僕ら日本人旅行者としては、台湾観光の際に、いちいち時差を気にしなくてよくなるなら良いですね。また台湾からの訪日観光客にとっても同じタイムゾーンなら、時刻表など気にする必要がないので便利ですね。
いずれにしても60日以内に、台湾政府の公式見解が発表される予定ですので、どうなるかは正式発表を待ちましょう。