海外旅行は楽しみな反面、気がかりなのは現地の治安ですよね。
当ブログ「たびハック」も、ライター陣が実際に訪れた国の最新の治安情報を定期的にアップしておりますが、かなりの人数の方が読んでくださっています。
それだけ、海外旅行時の治安は気になるものです。
多くの人が海外旅行時に遭遇する「一番身近な犯罪」、それはスリです!
以前「【実録】スリの犯行の手口を大公開!人はこうやってスられている|海外在住者要チェック!」の記事で、海外のスリのプロたちの犯行がいかに巧みかご紹介しました。
今回は、実際に僕が海外旅行で使っている「スリ対策に役立つグッズ」を7つご紹介します。
海外旅行のスリ対策グッズ7選
僕が実際に海外旅行で使って役立つと思うグッズはこちらです。
- マネーベルト
- ネックストラップ
- ファスナーロック
- スーツケースベルト
- ワイヤーロック
- スキミング防止グッズ
- 防犯ブザー(要注意)
では、実際にどのように使うと効果的なのか、写真付きで詳しく解説していきます。
① マネーベルト
だいたいどこの国へ行っても、「日本人はお金を持っている!」というのが現地の人たちの共通認識です。
ということは、スリのターゲットになる確率もものすごく高いということを常に頭に入れて行動する必要があります。
男性の場合、後ろポケットに財布を入れている方が多いですが、海外では絶対にやってはいけません。
どうぞスってくださいと自ら悪い人たちをおびき寄せているようなものです。
手持ちの現金は必要最小限にし、持ち歩く際には必ずマネーベルトを使うようにしましょう。
私が使っているのがこちらの「セキュリポ」というマネーベルト。
こちらは腰にまくソフトタイプのセキュリティーポーチです。
かなり薄型で柔らかいので、服の下に隠すことができます。着け心地も悪くありません。
また思った以上にたくさん物が入るのも助かります。
いつも、これだけのものを詰め込んで持ち歩いていますが、ずれ落ちることもなく快適です。
これ使うまでは「マネーベルトって腹巻きみたいでダサい!」と敬遠していたのですが、実際に使ってみたら安心感が全然違います。
実際に使ってみて、「一番効果的なスリ対策グッズ」だと感じるので、海外旅行の際は是非使ってみてください。
② ネックストラップ(スマホ用)
海外旅行で、財布の次に狙われるのって何だと思いますか?
それは、スマホです!
パリやハワイといった日本人に人気の旅行先でも、スマホの盗難が多く発生しています。
中には、スマホを触っている時に、無理やり手から奪って走り去るような大胆な事件も起きています。
大切なスマホの盗難を防ぐために、僕が使っているのはカラビナリング付きの「ネックストラップ」です。
これ、かなり便利です。
使わないときは、シャツの胸ポケットやジャケットの内ポケットなどにしまっておくこともできます。
スリ犯が、ポケットから取ろうとしても、ストラップが繋がっているのでそうそう簡単にはスられません。
また、いざ写真を撮りたいなと思ったらすぐに取り出して使えるのも嬉しいポイント。
スリを警戒してカバンの奥底に入れてしまうと、いちいち取り出すのが面倒臭くなりますからね。
またカラビナ部分を外せば、このように指にかけて使うことができます。
外ではネックストラップにつけて、ホテルでは(ストラップ紐が邪魔なので)外して・・といった使い分けができるので非常に便利です。
ただし、iPhoneをお使いの方は、ストラップの取り付けられるスマホケースが必要になりますのでご注意ください。
僕はこのスマホケースと合わせて使っています。
ネックストラップを使ったり、カラビナを使ったり、いくら対策を講じていても、完全にスリ・ひったくりを防げるというわけではありません。
海外では普段からよく警戒し、注意を怠らないことが大切です!
③ ファスナーロック
海外に持って行くバッグのファスナーは、すぐに開けられないよう「ダイアル式の南京錠」でロックすると効果的です。
ただ南京錠でロックしていても、プロの手にかかればペン1本でファスナーは一瞬で開きます。その衝撃的な動画がコチラ↓↓
この動画はスーツケースですが、僕らが海外旅行の街歩きに使っているショルダーやリュックなども同じように開けることができるということです。
ということで、街歩きの際は、「南京錠+前抱っこ」で絶対に目を離さないという対策が一番有効です。
リュックであっても荷物は前に持って歩くようにしましょう。かっこ悪いとか恥ずかしがることはありません。
治安の悪い場所では現地の人たちもリュックを前にして歩いています。
✈️GW海外行く方へ【スリ対策❶】
✅ リュックは必ず前に!
日本人はめっちゃ狙われます。
後ろに背負ってると、知らぬ間にナイフで切られて中身を盗られます。
ダサいとかいう考えは捨てて万全の対策を。
ファスナーに鍵をかけるのも効果的です。#はじめての海外旅行 pic.twitter.com/2aJStxO92P— Jun ✈️トラベル✖️ガジェットブロガー (@junjun_purpleon) April 16, 2019
ちなみに南京錠は、鍵で開けるタイプではなくダイアル式がおすすめです。
まだ海外旅行に不慣れだった頃に、100円均一で買った鍵式の南京錠をファスナーに取り付けて出かけました。
しかし、現地に到着してバッグパックを開けようと鍵を探すものの見つからず・・。
ポケットの中に入れていたはずの鍵は、どうやら空港の保安検査場に忘れてきたようです。
けっきょく、その時はハンマーで砕いてことなきを得たのですが大変でした・・。
鍵だと失くす危険性があるので、ダイアル式の南京錠が絶対におすすめです。
④ スーツケースベルト
先ほどの動画にあったように、スーツケースのファスナーは簡単に開けられてしまいます。
なのでその対策としてスーツケースベルトを着けるようにしましょう。
ベルトの着いているスーツケースとベルトの着いていないスーツケース。2つ並んでいたら犯罪者はどちらを狙うと思いますか?答えは簡単ですね。
スリ犯は、少しでも手間がかかりそうなものは敬遠します。
スーツケースベルトは、TSAロック付きでも比較的安くで手に入れることができます。
1000円以下で出来る防犯対策、海外旅行の際には必ずやっておきましょう。
目立つ可愛らしいベルトをつけておくと、預け荷物の場合でも自分の荷物の目印にもなりますよ。
⑤ ワイヤーロック
海外の空港では、スリや置き引きの被害が多発しています。
特にトイレに行く間は要注意!少し目を離した隙にスーツケースなどの荷物が消えていることも・・。
対策として、自転車用のワイヤーロックを使うのがおすすめです。
どうやって使うかというと・・
こうやって使います。
⒈ ファスナーにはダイアル式の南京錠。
⒉ スーツケースベルトでしっかりロック。
⒊ テーブルや柱などにワイヤーロックで固定。
この3段構えは鉄壁です。
このおかげで今まで一度も盗難の被害にあっていません。
空港泊(空港野宿)をされる方には、特におすすめしたい方法です。
⑥ スキミング防止グッズ
現代社会において、スリに遭うのはなにも物に限ったことではありません。
最近では、情報も盗むスキミングという犯罪が多くなっています。
実際クレジットカードなどの情報がスキミング被害によって流出し、不正使用されるというケースが後をたちません。
スキミング対策にはこのようなグッズが効果的です。
こちらはクレジットカードや、キャッシュカード対応のスキミング対策カードです。
このカード1枚で表側と裏側の計2枚のカードをスキミング被害から守ることができます。
ちなみに、僕が使っているのはこちら。
パスポートやクレジットカードがまとめて入るベルロイの「トラベルウォレット」です。
お洒落な本革の財布ですが、「RFID」機能がしっかり付いています。
パスポートにも個人情報を書き込んだ「電子チップ」が入っているので、まとめて守れると安心ですね。
レビュー記事
ベルロイ(Bellroy)の財布は海外旅行・出張の最高のパートナー【PRレビュー】
⑦ 防犯ブザー(要注意!)
「防犯ブザーをお守りに持っておくと良い」という記事がネットの中にたくさん出てきますが、個人的には安易におすすめしません。
逆に防犯ブザーの音で犯人を刺激してしまい命を奪われる危険もあるからです。
防犯ブザーを持っていくかどうかは行く国の治安情報をよく調べて決めるようにしましょう。
特に銃社会の国では危険かもしれません。
まとめ
今回は、今までの旅において役立ってきたスリ対策グッズをご紹介しました。
安心安全の日本で育った僕らは海外へ行くと、隙だらけで犯罪者の良いカモです。
こちらで紹介した「スリ対策グッズ」ももちろん効果がありますが、一番大切なのは「防犯に対する意識付け」です!
決してビクビクおどおどする必要はありません。
堂々としながら、周囲への警戒を決して怠ることのないようにしましょう。
海外で危険なのは、何もスリだけではありません。
ホテルやゲストハウスの中だって決して安心できません。こちらの2つの記事もあわせてご覧ください。
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