シリーズ「北朝鮮3泊4日ツアー」旅行記のその2をお届けしたいと思います。前回は中国から北朝鮮に入国し平壌の観光地をいくつか見て回りました。
今回は北朝鮮で食べることの出来る食事と、実際に平壌市内で撮られた写真から、現地の生活の実態を中心にご紹介したいと思います。
北朝鮮旅行の食事を大公開
まずは、北朝鮮のビール。お値段は中国元で10元。支払いは中国元です。ちなみに中国で飲むとひと瓶25元もしますが、朝鮮で頼むとその半額以下で飲むことが出来ます。
お酒のお供。北朝鮮では牛肉はまず食べられません。一番多いのがアヒルの肉、次に鶏肉や豚肉ですが、主に食べられるのはアヒルです。
次に出されたのがこちら。金色のお椀が並べられています。宮廷料理の飯床器です。
中身はこんな感じ。1品ずつお椀に盛りつけられています。素朴な味わいでまずくはありませんが、特別美味しくもありません。
しばらくして運ばれてきたのがこちら。ニワトリが一匹まるまる入った参鶏湯です。中には高麗人蔘が入れられているそうで、食べると同時に体がぽかぽかしてきます。お味は、辛くなくちょうどいい。ちなみにお値段は250元。日本円で約4,000円くらい。高い!!
美味しかったのがこちらのアヒルの焼き鳥。
肉はジューシーで、味はふつうに美味しい。サンチュにくるみコチュジャンを付けて食べます。
そして、北朝鮮で一番食べたいのがこちら。
朝鮮の平壌冷麺です。ボリュームがあり、味付けもだしが効いて非常に美味しい!北朝鮮では絶対に外せないグルメです。※といってもツアーでは強制的にこのお店に連れて行かれます。
では次に、北朝鮮の生活の実態を探ってみましょう。
平壌市内の写真が意外にもキレイなんですが、本当のところはいかに?
北朝鮮旅行では現地人と話すのはタブー
北朝鮮に入国すると、現地の住民と気軽に話をすることは禁止されています。
ですので、彼らから直接話を聞くことは出来ません。この理由でハングルの分かる韓国人や朝鮮系中国人は入国がかなり難しくなっているようです。
では平壌市内の写真をご紹介しましょう。
意外に綺麗な町並み
舗装された橋
市民の足は自転車か徒歩です。北朝鮮内の車は全て国家のもの。個人所有の車はありません。
時々現れる銅像。
近代的な団地が立ち並んでいます。
社会主義のスローガンが掲げられているのでしょうか。整備されていて非常に綺麗です。
少し走ると、田園風景が広がります。繁栄している(ように見える)のは中心部のみ
現地の学生たち。制服を着用しています。
貧困に苦しんでいるようには見えません。仕込みか?とも思いましたが、自然な様子で歩いていきます。
平壌市内の交差点。整備されていて非常に綺麗です。
信号機はなく、大きな交差点には交通専門の婦警さんが立っています。
綺麗なところを観光バスが通るのか、観光バスが通るから綺麗なのか。
綺麗なベンチが並んでいるが座っている人は一人もいない。
街の綺麗なところだけを見せてくれ、写真もOKでした。でも現地人がたむろしていたり、やや庶民的なところを撮った写真は全て削除させられます。
情報統制をかなり厳しく行っていますが、ガイドは外国ではどんな報道がなされているのか気になるようで、「衛星(ミサイル)のことを日本はどう思っているのか、韓国ではどう報道されているのか」と質問してきます。
情報が一切入ってこない中で、多くの住民は我が国こそ素晴らしいと思っているようで、韓国はさらに貧しい国にあると信じているようです。
では、最後に北朝鮮が誇る観光スポットをドバっとご紹介したいと思います。
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