ミュンヘンといえば、ビールに白ソーセージと美味しいグルメに目が行きがちですが・・
絢爛豪華な王宮「レジデンツ」や、美しい街並みを見渡せる絶景スポット、世界の名作が見れる美術館など、おすすめの観光スポットもたくさんあります!
ということで今回は、ミュンヘン旅行で実際に訪れてみて本当に良かったところを10つご紹介します。
それぞれの位置関係が分かりやすいように、観光マップ作りましたので参考になさってください。
ミュンヘンおすすめ観光スポット10選!
ミュンヘンの都市自体は広いですが、観光スポットは街の中心にコンパクトにまとまっているので、比較的短時間で見て回ることができます。
特にマリエン広場の周辺は、みどころが固まっており歩いて見て回ることができます。
ただ、美術館や博物館などは、かなり巨大で所蔵品も多いので、一度入るとあっという間に時間が過ぎていきます。
なので観光日数と照らし合わせて、事前に計画をしっかり立てておくことをおすすめします。
❶ マリエン広場
ミュンヘン旅行で、まず訪れたいのが「マリエン広場(Marienplatz)」です。
ミュンヘンの街は、ここマリエン広場を中心に広がっています。
この広場には、有名な観光スポットが集中しており、右も左を、前も後ろも歴史的に重要な建造物に囲まれています。
特に有名なのが、天高くそびえる「ミュンヘン新市庁舎の時計塔(ラートハウス・グロッケンシュピール)」です。
実はこれ、からくり時計なんです。しかも人形が等身大というかなり大掛かりなもの。
毎日11時と12時(3〜10月は17時も)に動くので、その時間に合わせて観光するのがおすすめです。
ただ、その時刻は、からくり時計を一目見ようと多くの人が押し寄せるので広場は大混雑。スリには十分ご注意を!
ちなみに・・platz(プラッツ)はドイツ語で「広場」のこと。地下鉄やバス停の地名でよく出てくるので覚えておくと便利です。
マリエン広場
・住所 ⏩Marienplatz, 80331 München, ドイツ
・営業時間 ⏩ 24時間
・料金 ⏩ 無料
・公式サイト ⏩ https://www.muenchen.de/
❷ 新市庁舎展望台
続いてご紹介するのは、ミュンヘンの街並みを見下ろせる絶景スポットです。
実はこの展望台は、先ほどのマリエン広場のからくり時計の上の部分にあります。
高さ85mの塔からの眺めはまさに絶景!360°見渡す限り広がるミュンヘンの街並みを一望することができます。
しかも、ここエレベーターで登ることができるんです。
ヨーロッパの展望台は、螺旋階段を数百段歩いて登るところがほとんどですが、これは体力に自信がない人にも嬉しいですね。
おすすめは、建物の赤屋根がより赤く染まる夕日の時間帯。
だんだんと夜景に変わっていく時間帯を楽しんでみてください。
ただこちら、入場料の支払いが現金のみ。クレジットカードは使えませんのでユーロへの両替を忘れずに。
新市庁舎展望台
・住所 ⏩ Marienplatz 8, 80331 München, ドイツ
・営業時間 ⏩ 10:00〜19:00(日・祝 10:00〜17:00)
・休業日 ⏩1/1,6、5/1、11/1、12/25,26、告解火曜日(2020年は2/25)
・料金 ⏩ 4ユーロ(クレジットカード利用不可)
・公式サイト ⏩ https://www.muenchen.de/
❸ フィッシュブルネン
新市庁舎を正面に、右手の方へ進むと小さな噴水「フィッシュブルネン」があります。
この噴水もぜひ見ておきたいスポットです。
一見、どこにでもあるような小さな噴水なのですが、上部には明らかに場違いなポップなものが・・。
まるで、中世の世界に迷い込んだ「ポニョ」のよう。
下の人が持っているリアルな魚と比較すると、「なぜ?」と疑問を感じずにはいられません。笑
実はこの「フィッシュブルネン」の噴水の歴史は古く、1318年まで遡るそうです。
以前は、ここに市場があり、魚屋さんが活きのいい魚を吊るしていたことが由来のよう。
戦争で破壊されたあと、復元されたらしいのですが、なぜこんな可愛い系になってしまったのは不明・・。知ってる方がいたら教えてください!
フィッシュブルネン
・住所 ⏩Marienplatz, 80331 München, ドイツ
・営業時間 ⏩ 24時間
・料金 ⏩ 無料
・公式サイト ⏩ https://www.muenchen.de/
❹ 旧市庁舎
新庁舎を正面に右へ進むと、突き当たりに見えるのが、「ミュンヘン旧庁舎」です。
1874年までは、この場所にミュンヘンの庁舎が置かれていました。
激しい第二次世界大戦により建物は徹底的に破壊されてしまいましたが、1974年に今の姿に再建されました。
メルヘンチックな建物の中は、現在「おもちゃ博物館」が入っています。
また、建物の下は渋滞緩和の為にトンネルが掘られており、現在は歩行者が歩いて通れるようになっています。
旧市庁舎
・住所 ⏩ Marienplatz 15, 80331 München, ドイツ
・営業時間 ⏩ 10:00〜17:30
・料金 ⏩ 4ユーロ(おもちゃ博物館)
・公式サイト ⏩ https://www.muenchen.de/
❺ レジデンツ
ミュンヘン旅行で、個人的に絶対に訪れてほしいスポット。
それがバイエルン王家の王宮「レジデンツ」です。
「レジデンツ」は、1385年にシュテファン3世により建設が始まった城を、バイエルン君主「ヴィッテルスバッハ家」が増改築を繰り返し現在の姿になったもの。長年この地を統治してきた「バイエルン王家」の凄さが見て取れます。
まず、入り口からして建物が巨大すぎて広角レンズでも入りきれません。
中に入ると、豪華絢爛な美しい装飾の施された広間や部屋が立ち並びます。
特に美しいのが、この写真の「アンティクヴァリウム」の間。
巨大なフラスコ画と左右の壁にずらりと並ぶ彫像群。外から優しく入り込む自然の光も相まって感動を覚える美しさです。
他にも「王の間」や、王家一族の肖像画がずらりと並ぶ「祖先画ギャラリー」など豪華な見どころがたくさんあります。
あと、「王妃の寝室」もベッドや内装がキュートなので必見!
また、宝飾品のコレクションも展示されており、日本の立派な有田焼などもかなりの数見ることができます。
残念ながら、日本語のオーディオガイドは無いので、カメラ翻訳などで説明を読みながら回るのがおすすめです。
敷地が広大で、部屋の数も多いので見学には1〜2時間見ておきましょう。足早に回っても1時間近くかかります。
レジデンツ
・住所 ⏩ Residenzstraße 1, 80333 München, ドイツ
・営業時間 ⏩ 9:00〜18:00(10/19から3/31 〜17:00)
・休業日 ⏩ 1/1, 12/24,25,31 告解火曜日(2020年は2/25)
・料金 ⏩ 博物館:7ユーロ 宝物館:7ユーロ クヴィリエ劇場:3.5ユーロ 共通券:13ユーロ
・公式サイト ⏩https://www.residenz-muenchen.de/
❻ アルテ・ピナコテーク
ドイツ語で「アルテ」は、古いという意味。
「アルテ・ピナコテーク」は、ヴィッテルスバッハ家が収集した15〜18世紀の作品が古代絵画を中心に展示されています。
こちらの写真は、有名なルーベンス作「最後の審判」が展示されている間。
絵画には1mの距離まで近づいて眺めることができるのですが、あまりの大きさ、そして精巧さに圧倒されます。
あと嬉しいことに、ノイエピナコテーク(現代美術館)が、現在改装中のため、そちらに所蔵されている有名な絵画もまとめて見ることができる。
ゴッホのひまわりや、ミレー、モネ、マネなどの作品を間近でゆっくり見れるのは嬉しいポイント。
絵画に詳しくない私でも知っている、学校の教科書に載っていた作品が目の前にあると結構テンションが上がりますね。
パリのルーブルと比べて人がものすごく少ないので、じっくり鑑賞できます。
ちなみに、日曜日は入場料が1ユーロとなるため混み合います。ゆっくり鑑賞したい方は平日の方がおすすめです。
※ ドイツの美術館は基本写真撮影OKです。ダメなものは絵画の説明欄にカメラ禁止のマークが書かれています。
名称
・住所 ⏩
・営業時間 ⏩ 10:00〜18:00(火曜日〜20:00)
・休業日 ⏩ 毎週月曜 8/15, 12/24,25,31
・料金 ⏩ 一日券12ユーロ
・公式サイト ⏩DIE PINAKOTHEKEN
・クレジットカード利用可
❼ レンバッハハウス美術館
「レンバッハハウス美術館」は、ドイツの表現主義画家集団「青騎士」の作品を中心に展示しています。
本当は、アルテ・ピナコテークに向かって歩いていたのですが、道端のこの看板に目を奪われそのまま建物の中へ吸い込まれてしまいました。
結果、寄ってみて大正解!
ちょうど、隣接する「クンストバウ」で、「Alexej von Jawlensky」と「Marianne von Werefkin」の企画展も行われていました。
独特の色使い、イマジネーションに惹きこまれ、ここでかなりの時間を過ごすことに。
展示用のパーテーションも、すごく絵画を引き立たせる色使いで美しい美術館でした。
その他にも常設の展示で、「アンディ・ウォーホル」など、有名な現代芸術にも触れることができます。
展示作品は、そのときどきに変わるので、公式サイトで確認してから行かれるといいと思います。
名称
・住所 ⏩
・営業時間 ⏩ 10:00〜20:00
・休業日 ⏩ 毎週月曜 12/24
・料金 ⏩ 12ユーロ
・公式サイト ⏩LENBACHHAUS
・クレジットカード利用可
❽ ヴィクトゥアリエン市場
ミュンヘンに行ったら、市場(マーケット)の見学も忘れずに。
こちらは、200年以上の歴史を持つミュンヘンきっての市場です。
と言っても、八百屋さん、魚屋さん、肉屋さんがバーっと並ぶ市場を想像していると、拍子抜けするかもしれません。
もちろん、そういったお店もありますが、手作りジャムのお店や、チーズ専門店、お花屋さん、ギフトショップなど様々なお店が軒を連ねています。
また、屋台グルメもたくさん出店しているので食べ歩きを楽しむこともできます。
中でもおすすめは、ミュンヘンNo.1の称号をとったことがある「スープスタンド」です。
お手頃な価格で、ちょっと小腹を満たすことができるので、観光に疲れたらぜひ寄ってみてくださいね。
名称
・住所 ⏩
・営業時間 ⏩ 10:00〜(各店舗による)
・料金 ⏩ 入場無料
・公式サイト ⏩munchen.de
・現金のみの店舗もあり
❾ アリアンツ・アリーナ
サッカー好きであれば一度は見てみたい最高のスタジアム。
ホームチーム「バイエルンミュンヘン」の試合は、チケットが高騰しておりなかなか入手するのが難しいです。
試合を見たい方は、早めに予約サイトで押さえておくのがおすすめ。
試合の無い日でも、昼間はスタジアムの見学ツアーに参加することができます。
歴代の受賞トロフィーを飾っているギャラリーはもちろんのこと、選手のロッカールームや、インタビューを受けるプレスルームなどにも入ることができるのでおすすめです。
スタジアムツアーは、公式サイト(英語)から予約することができます。
名称
・住所 ⏩
・営業時間 ⏩ 7:00〜21:30
・料金 ⏩ 19ユーロ(スタジアムツアー)
・公式サイト ⏩
・クレジットカード利用不可
❿ HIRMER
「HIRMER(ヒルマー)」は、ミュンヘン最大の紳士服専門店です。
紳士服には興味がなくても、建物の外観がとても可愛いのでぜひ寄ってみてほしいスポットです。
カールスプラッツからマリエン広場へと続く道沿いにあるので、マリエン広場観光のついでにぜひ。
名称
・住所 ⏩
・営業時間 ⏩ 9:30〜20:00 (土曜9:00〜)
・料金 ⏩ 入場無料
・公式サイト ⏩HIRMER
おまけ:ノイシュヴァンシュタイン城
ミュンヘンから日帰りで行ける「ノイシュバンシュタイン城」もぜひ予定に組み込んでほしいスポットです。
シンデレラ城の舞台になったと言われているだけあって、雪に囲まれたお城の美しさは最高でした。
また、外観に劣らず、内部も非常に美しくじっくり見る価値があります。
おすすめは日本語で説明を聞けるオーディオガイドツアーです。(内部は自由観覧不可、必ずツアーでの観覧)
城主であるルードビッヒ2世の人物像と生涯、さらには城が作られた経緯を詳しく知ることができます。
内部の写真撮影は不可なので、お見せできないのが残念なのですが・・中東や、アフリカ、さらには日本を含むアジアなど、世界各国の文化から影響を受けた数々の彫刻やインテリアは一見の価値ありです。
ミュンヘンからのアクセスは乗り換えが必要なので、ツアーで行くのがおすすめですよ。
名称
・住所 ⏩
・営業時間 ⏩ 9:00〜18:00
・料金 ⏩ 13ユーロ(音声ガイド込み)
・公式サイト ⏩https://www.neuschwanstein.de/
・クレジットカード利用可
まとめ
魅力的なスポットがたくさんあるミュンヘン。
特に、美術館やレジデンツは、じっくり見て回ると半日では足りないくらい時間がかかることも。
滞在日数に合わせて、効率よく回れるよう計画をたてておきましょう。
観光も楽しいけど、ドイツ名物の白ソーセージや、超美味しいドイツのパンも堪能してくださいね。
こちらは、私たちが宿泊したホテル「エデンホテルウルフ」の朝食バイキング。
朝からもりもり食べて、元気に観光に出かけましょう!
この記事が皆さんの役に立つと嬉しいです。
それでは楽しいミュンヘン旅行を!「ダンケーシェン!」