中国というと、4000年の歴史、中華料理、というイメージですよね。ポジティブなイメージもありながら、中には、パクリというネガティブなイメージを持つ人も多いかもしれません。
実は先日、中国で面白すぎるお店を見つけました。その名も「メイソウ」。日本では、パクリ?と有名なお店のようですが、それまでメイソウを知らなかった僕は、衝撃を受けました。
そのメイソウの品揃えなど調査してみたので、まとめてみます。
※ どうやらMINISOの日本進出が本格化しているようですね。イオンモール津田沼店と幕張新都心店が9月からオープンする模様。イオングループと提携したとなると全国展開も早そうです。
「メイソウ」「miniso名創優品」とは?
広州を散策中、ふと目を上げると飛び込んできた日本語の看板「メイソウ」。そして、反対側の入り口の看板を見ると、「miniso名創優品」の文字が。
むむ!この看板のデザインとフォント。そこはかとなく既視感があります。脳裏には、あの日本の大企業3社が浮かんできます。
そう、その3社というのも、DAISO(大創産業)、MUJI(無印良品)、UNIQLO(ユニクロ)の3社です。
この3社をパクってうまくオマージュしているのか?と思わせるこのお店「メイソウ」。
実は、中国の広州(広東省)から全国展開している若者に大人気の雑貨・インテリア専門店だそうです。そんなに有名なお店だったんですね、知らなかったー。
メイソウのキャッチコピーは、「今の生活が好き! だから、名創優品」「Love Life, Love MINISO」だそう。
公式サイトによると
MINISO名創優品は、デザイナー三宅順也と中国の若手企業家葉国富により創設。三宅順也をチーフデザイナーとし、東京に本社を構える。「ファッションライフスタイル」におけるパイオニア的存在のジャパンファストファッションデザイナーズブランドです。
デザイナーは、三宅さんという方だそう。どおりで、日本語の看板やデザインなのかも?
メイソウは日本の会社??日本にも店舗あり?
メイソウはデザイナーが日本人なだけでなく、登記も一応日本のようです。
商品タグには日本の本社の住所が書かれていました。
が、経済制裁をしている北朝鮮にも出店しているとのことなので、実際のところは???よくわかりません。参考記事:東洋経済オンライン
日本国内に本社以外のメイソウ店舗がないのか調べてみると、日本にもお店はあるようです。
- 早稲田旗艦店
- 池袋店
- 渋谷宇田川町店
- 渋谷神宮前店
などなど。
こちらは、早稲田旗艦店です。Googleのストリートビューでも確かに確認できます。
僕は日本の田舎に住んでいるので、よくわかりませんが、東京にはたくさん店舗があるようです。東京では、メイソウって人気なんでしょうか?
メイソウは世界展開もしている日進月歩の雑貨店だった!
調べてみると、当初は、100%日本品質をうたっていたとの噂ですが、今はその表示は見当たりませんでした。それでも、中国の若者たちは、メイソウに日本クオリティーを求め、集まってきているのかもしれません。
メイソウの店舗の中を見て回ってみると、確かに、中国の他のお店とは一線を画していました。ディスプレイも整然としていましたし、お店で働く店員たちも真面目に忙しく動いていました。
さながら日本の「おもてなし」のようでした。
開店当初は「クオリティーが悪い」と散々叩かれたこともあってようですが、今はかなり品質の良いものを売っているようです。
確かに、僕らが子供の時の百均なんかもクオリティー低かったですが、今は百均をなめていてはダメなぐらい質の良いものが売っていますもんね。
実際、メイソウ店舗で商品を見て回りましたが、かなり高いクオリティーのものが販売されている印象を受けました。
今では、毎月100件近く新規店舗をオープンするほどの人気を得ているようで、中国国内のみならず、フィリピン、シンガポール、モンゴル、ドバイ、イタリア、アメリカにも進出している、日進月歩の雑貨店のようです。
そのうち、世界的な大企業になる日も近い!?
いよいよメイソウ店内散策開始!
そんな能書きをごちゃごちゃと書き連ねましたが、いよいよメインのメイソウ店内散策日記です。
店内に入ってみると、やはり、なかなかクオリティーの高いものを扱ってる雰囲気です。
説明書きも、翻訳ソフトで翻訳しただけという感じではなく、比較的正しい日本語表記になっていて驚きました。
ぬいぐるみ、帽子、生活用品、キッチン用品、化粧品、パソコン周りの備品など、何でも置いてあります。
店内のものはほとんど20~30元と安く、日本の百均のような感覚です。ただ、置いてあるものは、無印良品の品揃えに似ています。
このタグのデザイン、ユニクロでよく見るようなおしゃれなデザインです。
おすすめアイテム in メイソウ
おすすめアイテムと書きながら、完全にネタ商品も多数あります。あしからず。
・長持ち栓抜き
そうそう、栓抜きはやっぱり長持ちするのを選びたいよねー。って、なんでやねん!
日本人の感覚からすると、栓抜きが壊れるって、そうそうない気がします。
でも、長持ちしない栓抜きと長持ちする栓抜きなら、うん、長持ちする栓抜きを選びたい。
・魚眼レンズ
スマホに取り付けるだけで魚眼レンズになる優れもの。
実は、以前からスマホレンズ欲しいなーなんて思っていたので、これを見つけた時は、軽く興奮。
わくわくしながら、サンプルで試し撮りをしてみると…↓
…。
…。
これはまだまだクオリティが低いみたいでした。残念。
・マルチUSB充電ケーブル
これは、本当にいい買い物でした。
買って2ヶ月、まだまだしっかり使えています。
新旧iPhoneのケーブル、microUSB、miniUSBまとまっているので海外旅行などのときに1本あると非常に便利です。
モバイルバッテリーとセットで持ち歩けば、iPhoneはもちろんGoProの充電だって出来ちゃいます。
さらには、外付けHDDとノートPCの接続にも使えるし、海外生活の必需品!
今では、パクられる側になったメイソウ!
引用:YUBISO
そんな、日進月歩の企業メイソウ。今では、他の中国国内の企業から真似されるようになっているようです。
メイソウを真似している二番煎じのお店たちは、クオリティーでは、まだまだメイソウには追いつけてないようです。
なんだか、みんないいものはどんどんパクろう取り入れようという精神が、中国らしいというかなんというか。
ちょっと「ユビソオ」気になるんで、今度行ったらリサーチしてこよっ!
2019年8月16日追記
先日行ったベトナムには「MUMUSO」というお店が多数展開してました。
ハングル表記で、韓国資本を売りにしてるけど、実態は中国の会社らしい。
東南アジアの韓国人気に乗じた戦略。パクリのパクリでのし上がるビジネス根性に敬服・・。
パクリのパクリ。
ベトナムで「MUMUSO」なるものを発見!
ハングル表記で韓国資本を売りにしてるけど、実際は中国の会社。
当たった「MINISO(メイソウ)」をパクって儲けようとするビジネス魂の凄さよ。けど、売ってるもののクオリティーはなかなか。 pic.twitter.com/parqFSVDeG
— Jun✈️旅行×ガジェット (@junjun_purpleon) August 16, 2019
まとめ
パクリ大国中国。
なんでもパクリパクリと思っていましたが、それでいて、クオリティーも追いついてきた感じです。中国で物を買うには、安心して買えるお店「メイソウ」おすすめですよ!
あ、そうそう。今回、いろいろと写真をとっていたら、店員さんに「写真を撮るな!」と怒られました。コメントいただいたんですが、中国はそういう文化のようですので、くれぐれも真似しないでください。
中国でのむやみな写真撮影は控えたほうがいいようなので、僕も今後、気をつけようっと。