私が海外フリーランスとして海外で生活し始めてもうすぐ2年になります。
最初は色々と大変でしたが、やっと軌道に乗り、物価の高い広州でもそれなりに生きていけるようになりました。
私なりに海外で生きていく秘訣を色々と学び中ですが、そのなかでもはっきり言えるのは「自分の強みを知っている人は負けない」ということ。言い換えると自分の長所が何かということです。
では、あなたの長所はどこですか?
海外フリーランスを目指している人も、海外移住、海外留学を考えている人も、出発前に自分の強みを知っておくべき理由をご説明したいと思います。
海外で生活し始めて起きる変化
長年憧れていた海外での生活!を始めたはいいが、いろんなストレスに耐え切れなくなって帰国してしまう人を幾人も見てきました。
もちろん体調が良くなかったり、家族の事情でやむを得ず帰国というのは、致し方ないことです。でもメンタルが弱って帰国する人は見ていてちょっと残念に思います。
意外と「自分は大丈夫」と思っている人も、海外生活の変化に対応しきれず、ホームシックになることがあります。
私も経験したことですが、海外生活を始めて起きる変化はこんな感じでしょう。
自分の常識が常識ではなくなる
これは確実に起こります。
特にずっと日本で生活していた方は、今までの常識がいかに独特のものだったかに気づかれるでしょう。
もちろん、今までが間違いだったとか、必ず自分の考えを変更しないといけないわけではありません。今までの感覚は保ちつつ、新たな土地の常識に順応していく力が求められます。
例えば、仕事への取り組み方。日本人は和を重んじますが、海外では個人主義、実力主義の考え方がほとんどです。「残業した人は偉い」ではなく「残業している奴はダメな奴」と見られます。
人付き合いでも、他人に迷惑をかけないのが美徳だった日本での生活に対し、人の生活にガツガツ土足で入ってくる外国人。彼らに悪意はないのですが、上手に付き合っていく力が必要です。
そんな時に、自分の強みや長所を把握しておくと、自分を上手に表現できるので、新たな環境に適応しやすくなります。
自分のアイデンティティが…
今までは、日本の中で生活していましたが、海外に出ると「日本人」として見られるようになります。
たくさんの外国人と接すると、自分の考えについて「あなたは日本人だからそう思うだけだ」と言われることも。
確かに海外に住むようになって、自分のアイデンティティの中に、日本の文化や教育の影響がたくさんあることに気付かされました。
結果として、今まではなんの疑問も持っていなかった自分の個性に疑問を感じるようになります。あれ、これは自分の個性?それとも僕が日本人だから?
もちろんそれも含めてのアイデンティティなのですが、迷いが生じると日々の選択や決定に多少なりとも影響してきます。
そんな時、自分にどんな強みがあるかを知っておくと、自分の原点に帰って落ち着いて考えることができるでしょう。
語学ができずに凹む
海外で一番多い悩みが「言語がわからん!!」というもの。
私も中国に来た当初は、自分よりも道端の犬の方が中国語を理解している事実にかなり凹みました。犬以下かよ…って。
そんなことはこっちに来る前からわかっていたことなんですが、大人が何ヶ月も満足にコミュニケーションが取れないとどんなに楽観的な人でも落ち込みます。
人と人とのコミュニケーションはかなり大切。
言語がわからないって海外生活の大きなストレスになり得る大きな問題です。
でも、あらかじめ自分の強みや長所を知っていれば、必要以上に動揺したり、凹みすぎることがありません。
「自分にも良い所がたくさんある。今は語学が分からないだけなんだ」って言い聞かせることが出来ます。その時期さえ乗り越えれば、後は楽に生活できるようになります。
海外では自分の強みをアピールしないと生きていけない
特に、海外就職したい人や、海外フリーランスを目指している人は自分の強みを把握しておきましょう。
海外では、私達が外国人。いわば助っ人とみなされます。
向こうは即戦力として期待しており、育てるなんて考えは全くありません。「今、何ができるか」が最も重要で、支払われる報酬以上の見返りを約束する必要があります。
もし自分に自信がないと、クライアントは敏感に感じ取り、あなたに仕事を任せることに不安感を抱くかもしれません。
自分の強みは何か。自分には何ができるのか。自分に仕事を頼むとどんなメリットがあるのか。を説明できなければいけないのです。
自分はどういう魅力があるのか知っておこう
という訳で、下記の点に当てはまる人は、自分の強みを今のうちに知っておきましょう。
- 海外フリーランスを目指している
- 海外就職したい
- 海外留学を考えている
- 海外で外国人を相手にした活動をしたい
- 海外転勤がある
といっても、自分ではなかなか自信の強みを診断することは難しいですね。
できれば客観的、専門的に自分の強みを診断してもらうといいでしょう。
カウンセラーや診断士にお願いすることも出来ますが、もっと簡単に、無料で、自分の強みを診断する方法を見つけました。
自分の強みを無料で診断してくれるサイト
それが、リクナビNEXTのグッドポイント診断。
「グッドポイント診断」とは転職業界大手のリクルートが開発した自分の強みを発見するツールです。
20分程度、診断テストを受診するだけで、18種類の強みからあなただけの5つの強みを判定してくれます。
診断方法
リクナビNEXTのページにアクセスし登録します(無料)。
メールアドレス、名前、生年月日と、パスワードを入力するだけ。非常に簡単です。
住所は必要ありません(転職情報がほしい方は記入)
登録できたら、マイページのページの左側にあるグッドポイント診断をクリックしましょう。
ただ単にこの下のような簡単な質問にどんどん答えていくだけです。
専門的な診断なので、問題数は多いです。私は20分位かかりました。
問題に答え終わると、自動で診断してくれ、これら18個のうち自分にあった5個の強みを教えてくれます。
さて、あなたの強みは何でしょうか?ワクワクしますね!
葉月詠二の強みは?
せっかくなのでぼくの強みをご紹介。太字にしている5つの点でした。
- 親密性(じっくりつきあう)
- 冷静沈着(いつもクール)
- 受容力(広く受け入れる)
- 決断力(迷わず決める)
- 悠然(ゆったり構える)
- 柔軟性(あれこれトライ)
- 現実思考(実現可能性にこだわる)
- 自己信頼(信じた道を突き進む)
- バランス(全体を考える)
- 社交性(360°オープン)
- 高揚性(ノリがよい)
- 自立(常に主体的)
- 慎重性(掘り下げて考える)
- 俊敏性(スピード第一)
- 継続性(決めたらとことん)
- 挑戦心(高い目標もクリア)
- 感受性(場の雰囲気を感じ取る)
- 独創性(オリジナリティあふれる)
5つ出ますが、上から2つくらいが自分の強みとなるようです。
ぼくは「バランス」と「俊敏性」でした。
めちゃくちゃ同意です。「場の空気を読んで、動く時は素早く」というのが強みでしょうか。
専門的な診断なので、まじめに質問に答えるだけで自分を分析してくれます。
診断は下記リンクからできます。無料ですし20分位でできます。
まとめ
海外移住して落ち込んだ時にも、自分を改めて評価してくれるのでおすすめですね。
なんだか褒められた気がして、かなりやる気が上がります。すべてポジティブなことを書いているので。
自分の強みを生かして、海外生活楽しんでいきましょう。
Photo credit: Gianmaria Veronese via Visualhunt / CC BY-NC-ND