たびハック特別企画として、「海外移住するならアジア人気ランキング」を発表しました。各国の解説を載せていきます。
生活費★☆☆☆☆
今、世界的に見ても中国の物価や地価は高騰しています。
国際人材調査機構の調査では、2015年の生活費ランキング、上海が首位を取りました。
生活費の中でも、特に住居費がかかります。住居費の平均は、一人暮らしで6万円ほど、また夫婦二人となると8万円ほどかかかるでしょう。
食費は比較的安く済むようですが、それでも日本食を食べようと思えば、レストランでの食事・調味料なども日本と同じか、またはそれ以上の費用がかかります。
また、インターネット費も、日本と同じか少し安いほどです。
合計で、夫婦二人だと最低でも12万円~ぐらいでしょう。日本と、さほど変わりありません。
ビザ★★☆☆☆
リタイアメントビザという制度はありません。
観光目的であれば、30日間のLビザを取ることができます。が、観光目的でそれ以上長期滞在することは認められていません。
日本の会社の現地支店などからの招待状があれば、商業目的のMビザが取得でき、長期滞在も可能です。
ビザ取得には、代行サービスを行なっている会社も多くあり、手続き自体は難しくありません。代行サービスは、ビザ取得のために大使館に支払うお金も含め、Lビザ30日でおよそ4,500円ほど。代行サービス会社によって異なります。
観光ビザで滞在できる日数を超える場合、日本に帰国または諸外国に出てから、また入国するなら再びビザを取得できます。
日常生活★★★☆☆
大都市とあって、インフラ整備は文句なしです。もちろん、日本のように水道水を飲むことはできませんが、最近は比較的水道水の色や臭いも気にならないようです。
地下鉄など交通網も発達しており、移動が楽にできます。
空気はやはり中国。PM2.5が酷く飛んでいます。
気温は東京などとあまり変わりなく、春・夏・秋・冬と四季を楽しむことができます。
日本食レストランや日本食スーパー、日本のコンビニも多くあり、住みやすい街です。
治安★★★★☆
繁華街などに夜、出歩かなければ、危険はありません。
アジアのいろいろな都市の中でも、安全な都市の中に数えられます。
しかし、観光客を騙して、お金を払わせようとする悪い人とたちもいますので、初めのうちは注意が必要です。そこにしばらく住み着くと、そういう人たちを軽くあしらう術もすぐに身につくと思います。
その歴史ゆえに、外国人に対して非常に寛容です。日本人といっても、反日感情はあまり気にならないよう。といっても、そこは人と人との付き合いですので、自分と合う人・合わない人がいるのはもちろんのことですが。反日感情の高まる祝祭日や政治的な意味のある日には、少し気をつけた方がよいかもしれません。
日本人★★★★★
街角でもばったり会うほど、日本人は多く在住しています。
その分、上でも書いたように、日本食レストランや日本食スーパー、コンビニなどの数も多くあります。
日本語が通じる病院やレストラン、ホテルなどもたくさんあります。日本語の本や新聞を見える図書館も。
しかし、挨拶や質問など簡単な日常会話は片言でも話せるように準備しておく必要があるでしょう。
メリット
まず日本からの航空券の安さや飛行時間の短さがあげられます。また外国人に対して寛容な町であること。さらに、在住日本人の多さゆえに日本食が手に入ること。気候などもほとんど変わらないことがメリットとしてあげられます。
デメリット
空気の悪さ。またビザの取りにくさでしょう。さらに生活費がかかるので、日本でいるより節約したい人には、オススメできません。
まとめ
生活費は日本と同等程度必要になりますが、それだけインフラも整っており、住みやすい街です。それに、外国人に寛容であるのもとても嬉しいですね。
ある程度収入や資産のある方にはオススメですが、日本より安い生活費で暮らしたい、という方にはあまりオススメできません。