日本を100年に一度の大寒波が襲っていますが、2015年冬ここ中国、広州でも雪が観測されました!
おいおい、まじかよ!南国の広州に雪がふるのは60年ぶりということで、広州市民は盛りに盛り上がっております。
現場からお届けしたいと思います。
広州に60年ぶりの雪
読者の皆様におかれましては、日本の大雪が大変な中、広州のパラっと降った雪のニュースを聞かされても、「だからどーした」と思われるかもしれませんが、まずは広州が南国であることを強調させていただきたいと思います。
広州の位置はここ。
緯度は台湾よりも南に位置します。もうすぐそこはベトナムという南国でございます。
沖縄に雪が降ったことがないのと同じように、広州市民は生まれてこの方「雪」というものを見たことがなかったのであります。
が、
しかし。
ここ数日の激しい寒波は広州にも影響を与え、日中の温度は5度ほど。最低気温はマイナス1度を記録するという、天変地異が起こってしまいました。
そして、ついに。
空から白いものが降ってきたのです。
その時の様子がこちら。
初めて見る雪に興奮を隠せない。
大人も喜ぶ。
おっさんも思わずパシャリ。
一躍アイドルとなった雪だるま。
という訳で、人生初めての雪に興奮しまくりの広州市民です。
地元の新聞はこの様子を「市民狂欢」と表現しました。「狂ったように喜ぶ」という意味です。
なんだか、微笑ましいですね。でも微笑んでばかりもいられないんです。
冬の広州はまじで寒いんだ。
南国広州の冬ですが、実はむちゃくちゃ寒いんです。
広州の家は夏の暑さに合わせて、風通しを重視した作りになっています。基本スカスカなんです。
例えば、うちのこの窓。
うっすーいガラスが入っているだけで、内ゴムとかサッシなんてものは無いんです。
この各隙間から冷たい風が悪魔のように吹き込んでくるんです。雰囲気づくりでハンモックとか置いてますけど、こんなとこで寝たら凍死します。
じゃあ、暖房つければいいじゃんと思うかもしれませんが、ここ南国には「暖房?なにそれ?」状態の人も多く、事実うちのエアコンはクーラーオンリー。
そんな中、私達夫婦は死ぬほど厚着し、小さなハロゲンヒーターで暖を取っています。妻は「さむい。」しか言わなくなりました。
広州は南国だからとか言ってた人に物申したい。寒すぎます!
というわけで、少し前に「広州は寒くないから移住するのにオススメ!」とか言ってましたが、お詫びして訂正させていただきます。やっぱ寒かったです。移住するにはオススメだけどね。
ちなみにこの教訓を踏まえると広州の真冬の服装は、こんな感じ。
- ユニクロの薄いダウン
- セーター
- 温かいインナー
- ヒートテック
- 暖パン
- 厚手の靴下
このくらい着ておけば大丈夫です。日本の真冬の服装と結構似てるかも。あと、こたつ欲しいです。
まとめ
これから広州に来られる方は、南国だと思って、夏物ばかり持ってこないほうがよろしいかと。短いですが、冬の用意もしてこられることをオススメしたいと思います。(Via)
基本的に広州には夏と冬しかありません。常夏の広州に体が慣れた後の、突然の冬は体に染み入ります。体調管理にはどうぞお気をつけください。