たびハック特別企画として、「海外移住するならアジア人気ランキング」を発表しました。各国の解説を載せていきます。
生活費★★★★☆
チェンマイはバンコクなどに比べて、まだ住宅費が安いのが魅力。2万円ほどでバスタブ付きの少しリッチな部屋を借りることができます。
外食も安価で食べることができます。しかし、日本食を食べるとなると日本と同じか、それ以上かかります。
それでも、1人暮らしで節約すれば3万円程度。夫婦2人で、6万円ほどでしょう。
電気代が高くつくので、要注意です。
ビザ★★★☆☆
リタイアメントビザ制度があります。マルチプルで1年ごとに更新ができます。ビザ取得に、50歳以上であること。タイ国内に約210万円預金があるか、毎月の年金収入が約17万円以上あるか、あるいは国内の預金と年間の年金収入を合わせて約210万円ほどあるか、この3つの条件のうちどれかを満たしている必要があります。夫婦両方がリタイアメントビザを取得しようとする場合、2人ともが上記の条件を満たしていなければなりません。つまり、約420万円の国内預金が必要です。一方で、片方がリタイアメントビザを取得しているなら、配偶者はノンイミグラントビザを取得することもできます。こちらは、90日ごとに更新が必要ですが、収入証明などは必要ありません。
また年金ビザというものもあります。こちらは60歳以上で毎月の年金収入が約15万円以上ある人が対象。90日間という短期ですが、延長申請も行えます。
30日まではノービザで滞在できます。
30日以上滞在したい場合は、観光ビザを取得できます。シングルエントリーの観光ビザの場合、有効期限の3ヶ月以内に60日間の滞在が認められます。2015年11月13日から発給開始となったマルチプル観光ビザの場合、6ヶ月の有効期限内に最長60日の滞在が認められます。どちらも、タイ国内のイミグレーションオフィスで30日間の延長申請が行えます。
注意すべき点として、ノービザで入国した場合、タイ国内でビザ発給の手続きを行うことはできません。また、マルチプルエントリーの観光ビザは日本でしか申請・発給ができないことになっています。移住前に在日本タイ大使館で取得しなければなりません。
日常生活★★★☆☆
インフラ設備は概ね整っています。インターネットも十分に使うことができ、動画視聴・ファイルのアップロードなどにも速さの問題はないようです。ただ急速に発展したことで、電線の整備が追いついていなく、稀に停電があります。
年間を通じて暑く、6月~10月までは雨季となります。また盆地ゆえ熱された空気が滞留しやすく、夏場は45度まで達することもあります。雨の降らない乾季には、乾燥した空気と埃っぽい空気滞留し、街全体が霞んで見られます。
食は日本人にも馴染み深く、カオマンガイ(ハイナンチキンライス)やトムヤムクン、グリーンカレーなどが有名です。日本食レストランも多く、選び放題で美味しい食事が食べられます。また、チェンマイはカフェの多い街としても近年有名。カフェ巡りも楽しむことができます。
交通網はあまり発達しておらず、レンタサイクルかピックアップトラックのみです。
治安★★☆☆☆
治安はさほど悪くありません。が、日本人と分かれば値段を高く言われることは多くあります。
チェンマイはバンコクに比べ、夜、あまり人が出歩きませんので、夜遅くの一人歩きには注意が必要です。
また、タイ全土としては、2015年8月にバンコクでテロ事件が起き、緊張が高まっています。2010年にはチェンマイでも1年に6回の爆弾テロが発生しています。
日本人★★★★☆
日本人にもとても人気の街。多くの方が移住しています。また観光地ゆえに日本人旅行客も多く、日本食レストランも多くあります。
日本語通訳が常駐している病院もあります。
メリット
住居費が安く、バスタブ付きのものも見つけられること。ビザが比較的取りやすいこと。少なくとも、リタイアメントビザは、人気のマレーシアよりも取りやすい。
デメリット
暑さが苦手な人はキツい。2015年にバンコクが起きたテロも気になります。治安面でやや△か。
まとめ
生活費もそんなに高くなく、といってもインフラもある程度整っている、平均的に見て非常に安定している街だと思います。
治安には十分注意が必要ですが、リタイア世代にも若者世代にもオススメの都市です。