たびハックでも旅に持って行くのにおすすめしているキヤノンの軽量小型フルサイズカメラ、Canon6Dに後継機 Canon6DMark2 がようやく発表されました。※2017年6月29日にキャノンより正式発表。
新しい Canon6D MarkⅡ は、旧型の6Dと比較してどの辺が進化しているのでしょうか?スペックが気になるところです。
Canon6DMarkⅡ のスペックは?
・センサー(画素数)
予想2600万画素 → 実際2620万画素
まず、センサーは2620万画素ということで、大方の予想通りの結果となりました。旧型の6Dは2020万画素なので、600万画素ほど性能アップということになります。5DMark4 の、3040万画素には及ばないものの、5DMark3 の2230万画素を超えてくるということで、今までのフルサイズエントリーモデルという立ち位置から卒業しつつあるか?と期待してしまいます。
・フォーカス(45点AF)
予想通り45点AF デュアルピクセルCMOSセンサー
こちらも予想通りでした。デュアルピクセル CMOSセンサーが搭載され、フォーカスポイントは現行の11点から大幅に増え、45点になりました。旧型から4倍以上のフォーカスポイントになるというのはかなり嬉しいポイントです。そしてなんとオールクロスタイプ!
かなり高精度なフォーカスへと進化しましたね。旧型の6Dの弱点であるフォーカスの弱さがこれで改善されることになり、ますますデメリットの少ない機種になりそうです。
ただし!ちょっと残念な情報も。
引用:Canon公式サイト
こちらがCanonの公式サイトに載せられているファインダーのイメージ画像なんですが、なんだか中央によりすぎている気が・・。周りがスカスカですね。本音を言うと、もっとワイドに配列して欲しかったなと思います。
・メディアスロット(デュアルSDスロット)
予想は外れシングルスロット。
6D Mark2 は、デュアルSDスロットを搭載する予定という予想だったのですが、大方の予想が外れシングルスロットでした。
デュアルスロットなら、RAWとJPEGとカードを分けて保存することができるので、PCで選別する必要がなく楽だなと思っていたのですが・・。容量の大きなSDで対応することにしましょう。
・背面ディスプレイ(バリアングル&タッチ)
予想通りバリアングルの背面タッチディスプレイ搭載。
こちらは予想通り、背面ディスプレイが180°回転するバリアングルディスプレイが取り付けられました。そしてタッチセンサーも搭載されました。
最近のデジイチはエントリーモデルでもバリアングル&タッチセンサーなので、ようやく搭載されたかという感じですね。
個人的にはタッチスクリーンはあまり使わないのですが、バリアングルが搭載されるのは非常に助かりますね。マクロ撮影などのとき、地べたに寝転んでピント合わせをしていたのですが、バリアングルが搭載されると、無理な体勢にならずとも楽にピント合わせができそうです。
・ファインダー
視野率98%。
え?視野率100%じゃないの?
はい・・。旧型の97%→新型98%ということで、わずかながら進化していますが、これは実に残念です。
・映像エンジン(DIGIC 7)
映像エンジンは最新のDICIC7搭載。
デジタルカメラの頭脳とも言えるプロセッサーには、新映像エンジン DIGIC 7が搭載されます。 ただでさえ高感度な6Dですが、より低ノイズ・高画質を実現し、手振れ補正もより強力になります。暗所撮影などで威力を発揮しそうです。
・4K非搭載
予想通り4K非搭載。タイムラプス動画撮影時のみ4K。
4Kについては、予想通り今回のモデルチェンジでは搭載が見送られました。動画撮影に取り回しの効くコンパクトな6Dを使っている方も多いので、新モデルに4Kが搭載されるのではと期待していた方も多いことでしょう。
タイムラプス動画撮影時のみ4K。
このタイムラプス動画を見ると、ヤバいですね!もう今すぐにでもポチっと予約購入しそうになります。
やはり高感度を生かした、夜景〜星景撮影は6DMark2の本領発揮の場でしょう!
・価格(2000ドル程度)
価格は税込 243,000円。
価格は2,000ドル程度なのではという予想でしたので、大方間違っていませんね。このスペックでこの価格なら、かなりコストパフォーマンスに優れていると思います。
まとめ
フォーカスポイントの増加とAFがより高速&高精度になっているというだけでも買いですね。そして高感度撮影を活かした4Kタイムラプスでハートを撃ち抜かれた人も多いのでは?
夜景や星空の撮影メインで使う場合は、背面ディスプレイでピント合わせなどするので、ファインダーの視野率なども関係ありませんし、十分すぎるスペックを備えていると感じます。