旅に持っていくカメラを何にするかってすごく大きな悩みですよね。
以前、海外行くならこのカメラと題して、ミラーレス一眼オリンパスE-PLシリーズをご紹介しました。
今回は、メインカメラとして何を持っていくべきかをご紹介してみたいと思います。
※追記
先日、ついに Canon6D の後継機、6D MarkⅡ が発表されました。今までのモデルの欠点ポイントが改善されより旅に持っていきたいカメラに仕上がっています。詳しくはこちらをどうぞ。
参考記事:Canon6DMarkⅡ 発売!気になるスペックは? 6Dマーク2は買いか?
CANON6Dをおすすめする7つの理由
- 軽さ
- フルサイズ
- 高感度
- Wi-Fi
- 丈夫さ
- サービス
- 価格
① 軽さ フルサイズ史上世界最小・最軽量
やっぱり旅するにあたって、カメラは嵩張るし、重いし、肩凝るし、飛行機の荷物重量チェック気になるし。
カメラは軽いに限ります。
普段使いでも軽くないと、持ち歩かなくなってしまう可能性があります。
6Dの重量は約755g!めっちゃ軽いです。
本当に大丈夫か?ってくらいフルサイズの中では激軽です。
そしてボディも小さいので、ウエストバッグの中なんかにレンズ付けた状態でも入れちゃえるんで、さっと取り出してさっと撮れるという嬉しい愛すべきカメラです。
Canon6D + EF 40mmF2.8 stm の組み合わせが小さくて最強です!
僕は、キャップ代わりに40mm使ってます。オールマイティーレンズだから便利なんです。
EF 40mm F2.8 stm に関する詳しい記事はこちら↓↓
初心者・初めての単焦点におすすめ|僕が旅するレンズとして「EF40mm F2.8 STM」をおすすめする4つの理由
② フルサイズ
フルサイズの利点は3つにまとめることができます。
- 画質
- 広角
- ボケ
画質については、APS-Cサイズのカメラに比べて一般的に非常に良いと言えます。
また画角については広角レンズが非常に活きます。
ボケもAPS-Cに比べて格段に美しいので、旅するにあたってフルサイズカメラを持っていくのは、けっこうおすすめだったりするのです。
③ 高感度
6Dは、常用ISO12800と、このクラスのカメラでは非常に高感度です。
三脚を立てれない場所とか、暗い室内、夜景などの撮影の時に威力を発揮します!
今まで旅でいろんな夜景写真や室内写真を撮ってきましたがこの高感度は非常にありがたいです。
特に私の住むネパールは冬場は1日16時間以上停電する停電大国なので室内とかめっちゃ暗いんです。
そんな中でもなんとか写真を撮れるので重宝しています。
そしてこの高感度のおかげで星空や明け行く空も綺麗に撮ることができます!
④ Wi-Fi
旅するにあたって、このWi-Fi機能は素晴らしくありがたいです。
その場でネットが繋がってなくても、6DからダイレクトにiPadに飛ばすことができます。
みんなにiPadの大きな画面で撮った写真を見せることができ、さらにいろんな人にAirDropで写真を渡すことができるのです。これは本当に便利!
「カメラは最強のコミュニケーションツール」だと僕は思います。
そんなコミュニケーションをさらに手助けしてくれる、このWi-Fi機能は最高ですね。
旅先で出会って一緒に写真を撮ったときなど、みんなでワイワイ盛り上がれるし、すぐにその場で写真を渡せるので楽しいです。
さらにこのWi-Fi機能を使ったもう一つ嬉しい便利なポイントが!
上の写真、Wi-Fi機能を利用して撮っています。
なんと、Wi-Fiを使って手持ちのiPhoneのアプリと連動させることができ、シャッターをiPhoneで切ることができるのです。
わざわざリモコンを持っていくのは面倒だけど、いつも手元にあるiPhoneがリモコン代わりになるってのは本当に使い勝手が良いです!
そして撮れた写真はすぐにみんなにシェア出来る!
本当にすばらしいこと尽くめですね。
⑤ 丈夫さ
堅牢なボディ
6Dは5D3と比べるとかなり軽いのですが、マグネシウム合金(上面はポリカーボネート)のボディなので非常に丈夫です。かれこれ3年以上海外の過酷な条件下でボコボコぶつけながら雨に濡れながら使っていますが、壊れない・・
暑い場所でも、湿気むんむんの場所でも、さらには4000m近い山の中など一緒に歩いてきた相棒。
傷だらけになりながらも壊れない・・しぶとい本当にかわいいやつです。
防塵防滴
旅すると、ジープで川を渡ったり、船に乗ったり、バイクで移動中に突然のスコールに襲われたりと気候変動はつきものです。
そんなときに、完全防水ではないにしろ、防塵防滴機能が付いているのは本当にありがたいです。バックパックの中で少し水が浸みても十分持ちこたえてくれます。
⑥ Canonサービスセンター
いろんな国を旅する上で、カメラが壊れるということも想定しておく必要があります。
海外長期滞在や、バックパッカーとして幾つもの国を渡り歩くプランならなおさら。
そんなとき、PENTAXやオリンパス、FUJIFILM、SONYといったブランドは海外では知名度も低く、取り扱っているお店も限りなく少ないんです。
Canonなら取り扱っているお店も多く、サービスセンターがある国も多いです。
旅の途中でカメラを持ち込めるスポットがあるのは非常にありがたいですね。
また、途中でレンズなどを買い足す必要が生じたときもCanonなら比較的手に入りやすいです。Nikonもある程度手に入ります。
あと、旅する上で緊急に資金が必要になったときに、Canonのレンズは売れるんです!
けっこう、ネパールの街のカメラ屋さん、レンズ欲しがります。最悪の非常事態では、換金することができることができるというのは強み?です(笑)
⑦ 価格
6Dをオススメする一番の理由はやはり価格にあります。他のフルサイズカメラ機に比べかなり安く、コストパフォーマンスに優れています。
性能が違うので一概に比較できませんが、5DMarkⅢなどは新しいモデルが登場しているにも関わらず、25万を超えています。*2016年11月12日現在
6Dは、129,336円。フルサイズの中ではかなり安い価格帯になっています。
この価格と撮れる写真を天秤にかけると満足すること間違いなしです。
※追記 先日 6D の後継機である 6D MarkⅡ が発表されたので新品在庫・中古品の価格がかなり下がると思われます。手に入れるチャンスです!
デメリット
ここまで、6Dめっちゃ良い!もうこれ以上のカメラは考えられない!って感じで紹介してきましたが・・。
そんな6Dにもデメリットはちゃんと存在します。今回は特に気になるデメリットを3つほど紹介します。
- 11点フォーカス
- 連写速度が遅い
- 内蔵フラッシュが無い
❶ 11点フォーカス
フォーカスポイントが少ないのがこのカメラの不満点です。
正直、5DMarkⅢの61点フォーカスと比べると物足りません・・。
AFポイント11点が中央に寄り過ぎています。
そして11点フォーカスですが、中央1点のみが高性能。
暗い中とかだと、中央1点でフォーカスを合わせて、フォーカスロックを使って構図を決めて撮るといった手間が必要になります。
でも、価格的にも5DMarkⅢとは比較にならないほど安いのでコスパ的には十分です!
❷ 連写が遅い
連写は実測で4.3コマ/秒。
最近発売された5DMarkⅣなどは7コマ/秒。比較するとちょっと物足りなさを感じます。
ただ僕自身は海外で連写を使うのはみんなでジャンプして写真撮る時くらいなので、連写速度が足りないなと感じたことはありません。
実際海外で写真を撮るにあたって、連写が必要な場面ってあんまり無いような気がします。
激しいダンスとかスポーツとか、鳥や動物などの動き物を撮る人にとっては6Dは物足りなさを感じると思います。
❸ フラッシュがついてない
6Dには内蔵フラッシュが付いていません。僕自身外付けのストロボを持っていて、内蔵フラッシュで撮影する機会がないので特に問題ないんですが、夜景と人物を絡めて撮りたいなんて時にフラッシュあったらちょっと便利かな〜。
でも高感度のおかげで、普通フラッシュを使わないと撮れないような状況でもフラッシュなしで撮影できちゃう強みがこのカメラにはあります。
まとめ
総合的に見て、AFポイントの少なさは少々不満があるものの、コストや性能などトータルで見ると、デメリットを軽く覆してくれる魅力が6Dにはあります。
これまで3年以上使ってきましたが、間違いなく旅する相棒として一番オススメのカメラです。一度使ってみると、絶対に手放したくない愛機になりますよ。