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こんにちは、torokuです。
THE WAVEの連載企画でバトン記事を書くことになりました。
バトンを葉月詠二さんから受け取り書くお題は「言語」。言語習得は海外生活をするにあたり避けては通れない道です。
僕がやっている言語はスペイン語です。スペイン語はスペイン本国とメキシコ、中米とブラジルを除く南米全てで話されています!中国語と英語に次ぐ母国語人口の多い言語です。
言語の階段登る〜♪君はまだ〜シンデレラさ〜♪
言語の習得は階段のようだと聞いたことがあります。言語を学び始めた時、目の前には大きな壁があるように感じます。しかしある程度学んでいくと、ある時ふっとみんなの言っていることがわかるようになったり言いたいことがすっと出てくる時があるんです。それは言語の階段を一つクリアした証拠です。
わぁ!やった!すごい喋れるようになった!と思っていると、また壁にぶち当たるんです。最初の自己紹介などの基本的な会話から普通の日常会話や少し込み入った話などの段階に入るからです。そこで自分の理解できたり喋れる単語数の少なさを実感します。
そこでくじけず会話を聞き続け、わからない言葉は聞いたり辞書を引いたりしてどんどん単語数を増やしていきます。するとある時、またすっと理解できるように感じる瞬間があります。また一つ言語の階段をクリアしたんです。
しかし、しばらくするとまた壁にぶち当たります。そうですね、次の壁は差し当り文法の壁とかでしょうか。今までなんとなく単語、単語で話していたのが、今度はしっかりした文法で話さなくてはいけなくなってきます。現在進行形、未来形、過去形、etc...
この文法の壁は果てしなく高く感じます。今僕はまさにこの文法の壁にぶち当たっているようです。。。壁にぶち当たると、今までわかっていたはずの言葉もわからなくなってしまうこともあります。なんかもう頭がモヤモヤしてる感じ。寝ても寝ても疲れが取れない感じ。スペイン語を聞くとイライラしちゃったりすることもあります。もういやだ!って(笑
この文法についてはこの記事の後半で書きます。まずは発音について。
スペイン語の発音
スペイン語は中国語と違いそれほど発音は難しくありません。発音にも規則があり、一度慣れてしまえば苦労しません。
スペイン語のアクセント位置の見分け方は3通りあります。
①最後から数えて2番目の音節、母音にアクセント
スペイン語の発音はアクセント記号などがない場合は、基本的にアクセントが後ろから2番目の母音にきます。
母音や"-n"や"-s"で終わる語はこの最後から数えて2番目の母音、もしくは音節にアクセントがあります。
Verano | ベラーノ | 夏 |
Mañana | マニャーナ | 明日 |
Jueves | フエーベス | 木曜日 |
カタカナ表記で伸びてるところがアクセントになります。
②最後の音節、母音にアクセント
"-n"や"-s"以外の子音で終わる語が最後の音節にアクセントがきます。
ciudad | シウダーッ | 都市 |
hospital | オスピタル | 病院 |
conversar | コンベルサール | 会話する |
ciudadの最後の"D"は発音するかしないかの"D"で発音します。それと"ci"の発音は「シ」と表記してますが、「シ」より「スィ」と発音するようにするとそれっぽく聞こえます。hospitalの最後の"L"は舌を前歯につけるように発音します。てか、"L"は全部そうかな?この"L"の発音が日本人にとって難しい発音です。あとは"R"の巻き舌とか。僕にとっては巻き舌の"R"よりも"L"の発音が難しいです。
conversarの最後の"R"は、巻き舌っていうほどの巻き舌ではないですが、軽めに巻くとそれっぽく聞こえます。
③上記の法則以外の位置にアクセント
アクセント記号( ´ )が付いているところにアクセントがきます。
sofá | ソファー | ソファー |
miércoles | ミエルコレス | 水曜日 |
carácter | カラクテル | 性格 |
これはとりあえず記号がついてるところを強く言えばおKです。
発音はもう覚えるより慣れろです。聴いて発音して聴いて発音して聴いて発音して、間違えて直してもらって、の繰り返しです。
この法則さえ慣れてしまえば発音は難しくありません。"R"と"L"の発音さえ気をつければぶっちゃけカタカナ発音でもこの法則さえ守っていれば通じます。
あ、そうだ。"H"は発音しないってのと、"J"はハ行の発音になるっていうのもありました。
文法の壁にぶち当たり八方塞がり♪そんな時は忍法引き篭もり♪
僕は壁にぶち当たった時は言語の引き出しがいっぱいになっている感じがします。そんな時は頭がぼーっとするのでただただひたすら寝ます。眠くて眠くて仕方がないんです。でも寝ても夢でスペイン語喋ってるんです。。。
寝れば少しすっきりして、溜まっていた引き出しを少し整理できた感じがします。
他のリフレッシュ方法はYouTubeでお笑いとか日本のバラエティを見ることです。母国語ってすばらしい、、、何も考えずにも理解出来る!
いつか、スペイン語のジョークも笑えるようになりたい!簡単なジョークはわかるのですが、言葉遊びみたいなジョークは全くわからないんです。。。悔しい!
動詞の変化がすごく憎い!!
さて、スペイン語を勉強したら必ずぶち当たる大きな壁。それは動詞の変化です。動詞が主語によって変化するんです。
例えば「話す」という単語"hablar"の直接法・現在。
hablar(アブラール) | 単数 | 複数 |
一人称 | hablo | hablamos |
二人称 | hablas | habláis |
三人称 | habla | hablan |
一人称単数というのは自分、二人称単数は君、三人称単数はあなた・彼・彼女のときに使います。
一人称複数は自分たち、二人称複数は君たち、三人称複数はあなたたち・彼ら・彼女らの時に使います。ちなみに南米では二人称複数は使いません。スペイン本国だけでしか使わないようです。南米人に言わせると二人称複数は
古風な言い方だと言っていました。スペインなら原型を合わせてまずこの7個の直接法・現在と言う基本形を覚えなくてはいけません。南米ならば二人称複数を省いた6個で大丈夫です。
これに加え、点過去、線過去、未来、過去未来、現在完了、過去完了、未来完了、過去未来完了、接続法・現在、接続法・現在完了、接続法・過去ra形、接続法・過去完了ra形、接続法・過去se形、接続法・過去完了se形、接続法・未来、接続法・未来完了。これだけの動詞の変化があるんです。18種類。いや、直接法現在も入れると17ですか。完璧に喋りたければ一つの動詞で102の単語を覚える必要があるということです。
例えば、先ほど書いた"hablar"の点過去
hablar点過去 | 単数 | 複数 |
一人称 | hablé | hablamos |
二人称 | hablaste | hablasteis |
三人称 | habló | hablaron |
点過去は過去のある時点で起こったことを言います。「話した」ということです。
"hablar"の線過去
hablar線過去 | 単数 | 複数 |
一人称 | hablaba | hablábamos |
二人称 | hablabas | hablabais |
三人称 | hablaba | hablaban |
線過去は過去のある時点で継続していたことを言います。「話していた」ってな感じです。
こんな風に変化します。
とか書いてるけど、実際はそんな覚えなくても十分しゃべれます。半分ぐらいで大丈夫です。完了形の変化はhaber動詞の変化と過去分詞の組み合わせなので、そう考えたら102より少なくなります。
また、動詞にも2種類あって、規則動詞と不規則動詞というのがあります。
上記のような規則動詞は法則があるので過去形とか未来形になっても、原型を覚えていればご覧のように単語の後半が入れ替わるだけで比較的変化がわかりやすいので覚えやすいんです。
厄介なのが、不規則動詞。
例えば「行く」と言う意味の"ir"(イル)
ir現在 | 単数 | 複数 |
一人称 | voy | vamos |
二人称 | vas | vais |
三人称 | va | van |
お気づきになったでしょうか!?原型と全く違うのです!!原型が原型を留めていないというわけの分からない事態が起きています。では、点過去も見てみましょう。
ir点過去 | 単数 | 複数 |
一人称 | fui | fuimos |
二人称 | fuiste | fuisteis |
三人称 | fue | fueron |
線過去も見てみましょう。
ir線過去 | 単数 | 複数 |
一人称 | iba | ibamos |
二人称 | ibas | ibais |
三人称 | iba | iban |
ちょっと原型に近い感じがしますが、前の二つとは全くもって違いますね。
こんなふうに不規則動詞は原型を覚えていれば大丈夫というわけにはいかないのです。一体何のための原型なの!?って叫びたくなります。不規則動詞はそれぞれの変化を覚えてないといけないのです。変化だけ覚えて原型を覚えてないなんてこともあります。
本当、動詞の変化難しい!!ムカつく!
これらの動詞の変化は初めのうちはずーっと悩みの種です。でも南米人は優しいので多少間違っていても、は?何言ってんの?わけわからん!なんて言わずに理解してくれようとするので大好きです。
勉強しなくちゃいけないね。。。
もうスペイン語を勉強して2年になります。いや、はっきり言って勉強らしい勉強ってあまりしてません(笑)わからなければ辞書を引くぐらい。
言語は会話するためのものなので会話して覚えるのが一番な気がします!(ただ机に座って勉強したくないだけ)
そんなこと言ってるから今ぶち当たってる壁をなかなか乗り越えられないのかもしれません。。。うううう勉強かぁ。するかぁ。。。しなきゃダメだよなぁ。
ちなみに、今の同居人がアイスランド人でアイスランド語と英語しか喋れないので、完全に忘れている英語を頭の奥の方からほじくり出して会話してるのでスペイン語が悪影響を受けてる気もします。でも英語の文法はスペイン語の並びに似てるので単語さえ覚え出せればなんとなく通じるというアハ!体験をしています。
僕も葉月詠二さんみたいに家庭教師頼もうかな。可愛い子に。というのは冗談です。いや、家庭教師は冗談じゃないけど。
でも、言語を覚える最短の道は恋をすることだって言ってたな。でもね、言語でいっぱいいっぱいだと恋する元気とかないの。。。それにね・・・ペルーってね・・・可愛い子がね・・・いないの。いや!いるよ!多分。どこかに。うん。でも、顔じゃないよね。性格のいい子がいいよね。いや、もうやめましょう。これ以上この話題を続けてもいいことはなさそうです。あ!でも、コロンビアとベネズエラとアルゼンチンは可愛い子が多いらしいです。うん。もうこの話はやめましょう。
さて、今度はバングラディッシュでベンガル語を勉強してるいっちぃの番です!ベンガル語ってどんなんだろ!?楽しみだなぁ!
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