たびハック特別企画として、「海外移住するならアジア人気ランキング」を発表しました。各国の解説を載せていきます。
生活費★☆☆☆☆
香港も、上海などと同様に家賃は高い水準で推移しています。日本の田舎よりはもちろん安く、東京並みの家賃が必要です。食費も日本並みでしょう。
それとは対照的に、光熱費は非常に安く、ガス・水道・電気合算しても5,000円ほどです。通信費も日本と比べると半額以下で使うことができます。
とはいっても、家賃・食費の高さゆえに夫婦二人でも平均20万円ほど生活費が必要です。
一方で、経済格差が大きいので、庶民の食堂やローカルマーケットで食費をまかない、部屋もルームシェアするなどすると、独り身の方は安く住むこともできます。
ビザ★★★☆☆
リタイアビザは現在のところありません。
日本国パスポートがあれば、ノービザで90日間の滞在が可能です。そのまま正当な理由があれば、90日間の滞在延長申請を行うこともできます。滞在可能日数が切れる前に中国・深センやマカオに出境してしまえば、またノービザで入境できます。しかし、ノービザでの複数出入境はそれなりのリスクが伴います。
一方、30歳以下であれば、ワーキングホリデー制度も利用することができます。
また学生ビザを取得すれば、最高1年単位でビザを取得できます。また、日系企業で働き、就労ビザを取得することもできます。
正規の長期滞在ビザを持っていると、香港IDカードが発給されます。このIDカードを持っていると、各種公共サービスを受けることができます。
日常生活★★★★☆
冬は温暖で過ごしやすいですが、夏は熱帯並みの暑さ、加えて高い湿度、と不快指数は極めて高いです。
食文化は日本人の口に合っていると思います。外食文化が発達しており、日本食レストランも多くあります。飲茶のお店もいたるところにあり、食事には困らないでしょう。
インフラも整備されており、インターネットWiFiも街中いたるところで整備されています。
公共交通機関も文句無しです。メトロや二階建てバス、ミニバスが隅々まで網羅しており、移動には全くストレスがないでしょう。
上記のIDカードを持っていると、医療費も無料になります。
治安★★★★★
スリなどの軽犯罪はもちろんありますが、治安は日本よりもよいと言えます。夜の繁華街や電車でも、酔っ払いはほとんどいませんし、女性一人であってもよほど危ない場所に行かなければ、危険はあまりありません。
日本人★★★★★
日本人は多く移住しており、またこれからも増えるでしょう。
日本語が通じる病院なども数多くあります。
メリット
日本からの距離が近く、行き来がしやすい。世界的に見てもとても発展していて、住みやすいこと。治安が良く、移住している日本人も多くいること。
デメリット
家賃と住環境の問題がネックでしょう。
まとめ
インフラ・治安ともに全く問題はありませんが、狭い土地に人口が密集しているため、住環境には問題があります。
それでも、香港で仕事を探そうとしている若者世代にはオススメです。日系企業も多いため仕事の機会は多くあります。中国語や英語などのスキルを伸ばせることもメリットとして、大きいのでは。